木曽福島着

2013年6月28日 大学
木曽福島着
木曽福島着
木曽福島着
日記を毎日分更新するのは面倒ではあったが、一日一日についてそこそこ丁寧な回想を行い、日常に対するフィードバックを行えるという利点もあった。平日の内容を金曜分にまとめるのは、意外と難しい。

呼吸器外科
先週外科を回った人曰く、オペは肺癌しかなく場所が変わるだけ、とのことだったが、今週は区域切除、葉切除、中皮腫、胸腺腫、胸膜炎、胸膜生検、胸郭形成などバリエーションが多く、見学としてはなかなか充実していたように思う。しかし、ただ見学するだけではあまり得るものはないし、まして胸膜癒着を延々剥がしている様子を胸腔鏡の映像で見るだけ、みたいな状況は苦行に等しい。とはいえ、X線写真やCTの読影にはかなり慣れてきたし、画像所見が分かって解剖の知識と結び付くとやはり楽しい。

外科といえば2クール目に脳外を回ったが、同じ外科でも雰囲気は全く異なる。こっちは朝早くカンファに出ても放置されるだけで何もしないし、レポートもないww 内科と同様、先生はみな非常に優しかったが、無駄な空き時間が多かった。勉強になったというよりは、雰囲気をつかんだだけ、という感じで実習が終了してしまった。やはり自分で苦労してレポートなり何なりを作らないことには、大した知識は身に付かないのか。

まあ、胸にボコッと穴が空いて、肺が見えて、肺が出てきて、というのは斬新にして生々しい光景であった。今思えば、脳外の術野は本当に綺麗だった。あれはあれで特殊な外科である。どうでも良いが、肺を押しやったり止血するのに使っていた「コットン」という道具が無性に欲しくなったww 机の隅の掃除とか、ホワイトボード上の指示棒とか、色々な用途がありそうだ。

定期練習
今週は関東の立練。東邦戦の前日に決めたことではあったが、団体の落からは退くことにした。落を後輩に託すというのは、是非とも代わりに頑張って欲しいと切に願う一方で、主将としては情けない話でもある。東邦戦はともかく、山梨戦と日医戦の成績を見るに、そして自己の射型を振り返るに、仕方ないとは思いつつも、一方ではもう一度のチャンスを、という思いもあった。しかしそういう葛藤に散々苛まれた末、今シーズンの締めくくりにふさわしいメンバーとして6人を選んだのである。自分は監督として選手を後ろから見守り、万一の際の弓持ちとしての役割に徹することにした。火曜は4/12、金曜は9/12で立練を終える。

自由練習
木曜は早い時間帯に志木へ向かった。初夏らしい夕刻の空の下、ひとりで黙々と弓をひいていると、信濃町の記憶が脳裡をよぎって懐かしい気分になる。こんなにゆったりと集中できたのは久しぶりではなかろうか。今までは、目先のトリビアルな物事に気を取られすぎていたのだ。

遠征
金曜の立練後、選手の6人と共に、池袋からあかぎ9号で前橋入り。21世紀も13年目だというのに、185系という車両が走っているとはw まあ、普通にも快速にも特急にも使える汎用性を買われているのだろう。新宿始発のこの列車はホームライナーのような性格で、池袋乗車時点では窓側の席が全部埋まるくらいの乗車率だったが、北本や鴻巣を過ぎた頃から急に空いてきた。前橋駅前の東横インに宿泊する。

そういえば、木曜日の飲み会では面白い話を聞くことができたw 久々に、ポリクリ班以外の同級生と話した気がする。荒木町の二次会は、どうもありがとうございました。

写真:特急ワイドビューしなの@木曽福島
中央西線の旅路。

1611文字

木曽路入り

2013年6月23日 弓道
木曽路入り
木曽路入り
木曽路入り
東邦戦
今年度から始まった対抗戦。いや、なかなか楽しい雰囲気で面白かったなw Aは64/120と上り調子で勝利を収める。とはいっても、大前と落前の圧倒的な的中に支えられている部分も多く、課題は残る。

今回はBの落を引いた。2、1、3、4、1で11/20。意外と中ったw というか前回、前々回の倍近く中っている。何だこれは。そして気が付けば10/16で個人5位入賞w 以前と決定的に違う点は、やはり心の持ちようである。「こんなの簡単だ、どうでもいい、中る」と思えば、本当にすいすい引ける。至極弓をなめた話で、失礼にも程があるが、いつもの練習で気楽に引いている感じを再現するためには、それくらいの心構えでないといけないのかもしれない。試合だから何か特別真剣にやろうとか、集中しようとか、ポイントを思い出して正確に再現しようとか、そういう方向へ無意識のうちに行ってしまうから、失敗する。とりわけ、自分の場合は。まあ、立を追うごとに強烈な早気になり、射型は本当に醜悪だったとは思うが、無駄な力はずいぶん抜けていたし、離れもすっと抜けた。ごく一瞬とはいえ、会らしい形態と力学を再現することもできた。何より、弓が軽くて、楽しかった。

「君の射は会に入れば9割中ると思うんだけどな」というコメントを頂いていて、それはさすがに、と思いつつも、少なくとも早気を何とかして、さらに深い会を目指したいところである。試合を通して初めて洗い出される課題は多い。それは、練習だけでは決して得られない高次の教訓ともいうべきものである。

写真:太多線普通列車、中央本線特急ワイドビューしなの@美濃太田、中津川
岐阜を通ると一筆書きにならないので、太多線経由で木曽路へ逃げます。

794文字

交換風景

2013年6月22日 日常
交換風景
交換風景
交換風景
今日は一日空けておいた。それなりに早起きして学校へ自転車を走らせ、副将と会談。その後家に戻り、掃除と洗濯をこなす。先週汗まみれになった寝床もずいぶんと清潔になったw 気が付けば昼過ぎになっている。今日は天気も良いし、こういう休日も良い。午後は呼吸器のQBを少し進める。

夕方は、最終的な引継ぎ作業。そんなに大した内容ではないが。夜は溜池山王へ移動し、鉄板焼を食べる。まあこれを機に、それなりに自立した生活を送らねばならないわけだ。自他の能力を正しく把握・評価すること、とりわけ自己の長短を熟知することは極めて大切である。あとは、頭を使って考えることか。自分をとりまく世界は、どこまでも自分の関心の範疇を超えることがない。感知(関知)し得ないものは、存在しないのと同じことである。そこは自分の欠点として、十分に注意していかねばならない。あとは、傲慢にそして偏屈になることなく、然るべき矜持を保ちたいところだ。

写真:高山本線普通列車@下麻生
キハ40どうしの交換。

468文字

下呂到着

2013年6月21日 大学
下呂到着
下呂到着
下呂到着
感冒
月曜、火曜と市販薬を服用していたが、膿性痰のしつこく絡んでいる感じは持続し、声帯も咽頭も腫脹しているのかして、ほとんど声が出ない。ひどい嗄声である。この声ではポリクリにも部活にも支障が大きいので、水曜に保健管理センターを受診し、ロキソニン、フロモックス、ムコダインを処方してもらう。おかげで金曜にはずいぶんと回復した。とくに去痰薬は偉大だw

呼吸器内科
今週と来週は呼吸器ユニットということで、前半組は内科から回る。担当の患者さんについて疾患を勉強し、診察してカルテを記載する。毎日のようにカルテチェックがあり、プレゼンの練習もさせられるので、そんなに暇というわけではない。しかし、初っ端の内代内科に比べればかなり楽である。週の前半は嗄声がひどく、自分から言葉を発するのが億劫になってしまった。日常生活への支障は大きい。勉強はあまり捗らず、気管支喘息を通して少し薬理学的な復習をするのみに終わった。本当は肺炎とか肺癌とか、もっと体系的に教科書を読みたいところではあったのだが、生活上の色々な因子が絡み合って、最近は学習意欲と学習効率が著しく低下している。これでは、ダメだ。

先生はみな非常に優しく、ゆるーりとした雰囲気があって良いw

定期練習
今週は感冒のせいで自由練習の時間が取れず、火曜と金曜の立練習のみ。迷いに迷う判断ではあったが、Aの落からは退くことにした。やはり、集計してみると数字は残酷なまでに現実を語るものだ。それで「吹っ切れた」と言うのは変な話だが、「もう中りなどどうでも良い」と思うと、意外と中る。弓はこんなに軽いものなのかと、こんなにすいすいひけるものなのかと、再認識したのだった。

どうも、真剣に考えれば考えるほど、自分は空回りするようだ。たとえば「弓なんか誰だって引いているじゃないか。的に中てるのがそんなに難しいか。こんな簡単なものはないだろ」と思えば、本当に簡単に引けるし、それなりに中るものである。むろん、実になめた考え方だし、弓に対しては失礼な話だし、立場上はここに書くことすら憚られるのだが、あくまで「心の持ちよう」としては案外その程度が自分には合っているのかもしれない。少なくとも、真面目に考えすぎて空転し、毎回失敗して自己嫌悪に陥る、という悪循環よりは数段ましだと思われる。技術的な部分も改善しつつ、心の持ちようについても探究していかねばならない。改めて思うに、弓は心の鏡である。

嗄声に侵された一週間であった。

写真:高山本線普通列車@下呂
下呂温泉です。

1194文字

東海色キハ40

2013年6月16日 弓道
東海色キハ40
東海色キハ40
東海色キハ40
起きたら喉の痛みと全身倦怠感。しかし、試合を休むわけにはいかない。気休めに梅干を熱湯に溶かしたものを飲んで、家を出る。

日医戦
試合自体は勝利を収めたが、AチームがBチームに大敗を喫するというまさかの展開。AとBというチームの特性は措くにしても、48/120と60/120の違いは大きい。これは采配を誤ったと言わざるを得ないのか。まあ、0、2、3、1、0で6/20しか中らないのがAの落を引いている時点で、采配ミスである。どうしてこうなる。情けなさと申し訳なさで心がつぶれ、地獄から這い上がれない。

結局、「中てよう」「中てなければならない」という気持ちばかりが先行しすぎて、全く会に入らないまま離しているのだ。それも、引分けの後半からすでに伸び始めてしまって、これ以上引こうと思っても引けなくなってしまう。それは分かっているが、あそこに立つと感情と思考が錯乱して、もうどうにもならない。無様にも程があるが、本当にどうにもならない。山梨戦の反省を生かしたいところではあったが、実に不甲斐ない結果に終わった。

レセプションで飲酒したら感冒症状が増悪し、帰りの電車は悪寒がひどく、まさに地獄であった。市販のNSAIDを飲んで毛布をかぶり、21時に就眠。翌3時に目が覚めると、寝床が水浸しになるくらいの大量の発汗と、高浸透圧尿。着替えてから再度眠りにつく。夜が明ければまたポリクリが始まるかと思うと、本当に厭になる。どうやら熱は下がったようだが、上気道の不快感は増悪している。

写真:高山本線普通列車@下呂
キハ40を切り取る。

734文字

久々野停車

2013年6月15日 日常
久々野停車
久々野停車
久々野停車
今日はずいぶんと暑かった。夏の暑苦しさである。

全関東学生弓道選手権大会
銀座線と半蔵門線を乗り継いで九段下へ。全関を観戦。広大な会場に24個もの星的がずらーっと並んでいる様は壮観で、正八角形の各辺に広がる巨大な観覧席も見もの。われらが全塾(ww)を含め色々な大学の行射を拝見したが、皆さん会がとにかく深く、惚れ惚れするようなすばらしい射をしている。それにしても都学一部の強豪校の射はまさに別格で、4、4、4、3、3、3で24射21中を平然と叩き出してくるあたり、我々とは全くの別世界。予選とはいえ、その的中を本番の一発勝負の立で確実に出してくるとは、すごい。あの異様な環境下、異様な緊張感の中、よくぞ淡々と当たり前のように中てられるものだ。

概して強豪校は黙々と引いていたが、全関は声援や雄叫びも見もので、もはや何でもアリといった感w こんな光景、日弓連のエライ人が見たら卒倒するんだろうなww 何にせよ、明日の試合に対するモチベーションが高揚した。見たからといって今日の選手のように引けるはずはないが、しかしイメージを持つことが極めて大切だということは、見取り稽古という言葉にも表れている。

自由練習
信濃町で精神科のQBを進めた後、夕方は志木へ。試行錯誤を繰り返して80射する。大三でしっかりと手の内を決めた後、矢筋の方向へ体に近い軌道で引分ける。当たり前のことではあるが、体に近いと引きやすい。明日はこれでいくとしよう。

夕方からは、どうも嚥下時に喉の違和感あり。

写真:高山本線普通列車、特急ひだ@久々野
キハ40でのんびりと高山本線を南下する。久々野で停車し、特急と交換。

800文字

高山駅

2013年6月14日 大学
高山駅
高山駅
高山駅
精神神経科(二週目)
最初はおそろしくつまらないイメージの精神科だったが、二週目に入ると意外にも面白いことに気がつく。疎通と疏通の違いとか、対人接近本能とか。人間というのは本来、他人と心を通わせようとする本能があるらしい。そのよう中、「感情が通じている感じがしない」というのは、なるほど、言われてみればいかにも異常な感覚である。それと、精神科というのは、これまで自分が当たり前だと思っていた思考とか観念の様式が、根底から震盪される感じがある。診療科としての面白さはともかく、哲学的な興味深さがあるのだ。

自分の配属はスパルタ班だったので、今週は2回も外来で予診をとることになってしまったw 「まあ病棟にいてもぐだぐだするだけだし、明日の朝は外来行こうか」「はい」

あとはレポートを書く。こういうのは一気に仕上げたいものだが、色々な方面を調べているとなかなか時間がかかってしまう。それと精神科のQBは今週中に終える予定だったが、どうにも意欲が湧かずに一般問題を半分ほど残したままポリクリが終了。次は呼吸器、その次は循環器という重い内科が控えているので、本当は一週目で片付けるくらいの勢いが望ましかったのだが。

自由練習
月曜夕方は三田へ、水曜夕方は志木へ、そして木曜午前は「真面目にやってるから休みでいいよ」という有難い言葉に甘えて三田へ足を運ぶ。月曜に内務の指導で勝手の形を変える試みを始めたが、上手くいくこともあれば元に戻ることもある。結局、肘を使って引けていなかったことになる。昨秋の射型はといえば、勝手を力任せに引いてただ引っ張るという形ではあったが、それでも肘が入っていれば収まることは収まる。今は肘の位置がおかしいのでどうにも伸びようがないのだ。それどころか、引分けの途中から伸び始めてしまうものだから、そもそも会に入っていない。

定期練習
火曜は7/20、金曜は2/4。今シーズンが始まってからというもの、立練と試合では一度も羽分けを超えていない。明らかにおかしい射をしていることは痛いほどよく分かっているのだが、あそこに立つと、どうにも制御できない。勝手ばかりを気にすると押手が全く押せないし、両方のバランスを考えると全然収まらないまま、苦痛からの解放を渇望するが如く、すぐに離してしまう。合宿のときはあれほどのびのび引けていたというのに、何だこの様は。

今週は飲む機会が多かった。

写真:高山駅
キハ85は貫通型の方が良いですね。

1166文字

活気

2013年6月9日 日常
活気
精神科のレポートを進めたり、諸々の下準備と手伝いを行ったり、ピアノを触ったりしていたら、あっという間に夕方になってしまった。夜は焼肉を食べに行った後、都内へ戻る。対話という点において、充実した週末であった。

写真:高山市街
日が高くなり、少し賑わいが出てきた宮川朝市。

170文字

朝の陽光

2013年6月8日 日常
朝の陽光
朝の陽光
いよいよ出発まで二週間あまりになったということで、準備やら手伝いのために昨晩は「家」へ戻る。酒を飲んだためか、今日は昼前まで寝てしまった。午後に矯正歯科に足を運び、その後は三田へ。

自由練習
完全に押手が効かなくなった。どこをどうすれば直る、というのは非常に難しい問題である。それは、形が力を作るのではなく、力が形を作るからだ。形はもちろん大事ではあるが、形ばかりを考えていては正しい力は生まれない。形を直すことが力を直すことへと比較的スムーズに連結するならば、それは非常に有効な矯正法といえるが、残念ながら毎回それで上手くいくわけではない。やはり正しい力を考えねばならないのであって、形は力の表現であるべきだ。

まあ、そういうことをいくら書いたところで、考えたところで、結局正しい力を使えなければいつまで経っても直らない。この課題は月曜の夕方に持ち越すとしよう。ちょうど、形而上と形而下の問題のようにも思える。

写真:高山市街
寺社巡りを終えて、駅へ向かいます。

504文字

善応寺

2013年6月7日 大学
善応寺
善応寺
善応寺
精神神経科(一週目)
今週からは精神科。先週の脳外との落差が激しく、どうもあまり身が入らない。しかしそうも言っていられないので、淡々とこなすしかない。予診をとるのはなかなかに緊張したが、これは比較的OSCEが役に立ったように思う。それにしても、精神科的な疾患の知識が著しく貧弱なことを日々思い知らされる。一夜漬けかそれに近い形で乗り切った試験というのは、何も頭に残らないものだ。

木曜と金曜は外の精神科病院で実習。実習といっても回診に同伴したり診療業務を見学したりするのみで、いずれの日も午前中だけで終わってしまい、かなり楽だった。しかしながら密度はなかなかに濃く、大変勉強になった。極めて率直な感想を言えば、医療の中にはこういう世界があるのか、という発見。普通の日常生活や学生生活ではおよそ接触することのなかった世界である。

月曜に実習が始まったときは陰鬱な気分であったが、木曜と金曜の外病院実習を経て、少しは興味が湧いた。週末は適当にレポートを進めるとしよう。

定期練習、自由練習
火曜はそこそこ調子が良かったが、金曜になると雲行きが怪しくなった。結局のところ押手が押せていないのだが、こういう場合は形而上のレベルで何かが間違っているので、実に難しく感じるのだ。得体の知れないものには何らかの形を与えないと気味が悪いが、それが果たして本当に合っているのかどうか。問題はそこなのだろう。

最近は思うことも多く、当たり前のことを当たり前にこなすのは、なかなかに難しい。当たり前を当たり前に行うことが、人間に対する基本的な評価と信頼の尺度となるのはまさに「当たり前」のことだと思うのだが、当たり前を当たり前にできないまま、その先を何とかやってみようとか、こうすれば良いんじゃないかとか、これだけできました、あるいはやりましたとかいったように、当たり前を飛躍した先にあるものばかりを重視するのは、滑稽としか言いようがない。むちゃくちゃなことをする前に、まずは確かな土台と型を固めねばならない。

写真:高山市街
善応寺というお寺です。

972文字

宿場

2013年6月2日 日常
宿場
宿場
昼まで寝たり、昼寝をしながらごろごろしていたら、あっという間に週末が終わってしまった。なんだこれww

最近は自らの五感で知覚した結果として、あるいは能動的な観察を行った結果として、色々なことが分かってくる。実に面白い内容ばかりだが、時には表出し、時には抑圧する。自他の能力を正しく評価することの難しさを、常々感じているわけである。いずれにせよ、「本分を果たす」ことを当面の目標にしよう。

写真:高山市街
静かな朝。

244文字

白銀の逍遥

2013年6月1日 日常
白銀の逍遥
白銀の逍遥
「何もしない」週末が到来。予定が詰まっていないとどうもだらけた生活になる。私生活が頽廃しているというわけではないが、公私を比較したとき、その比率が奇妙な具合に偏ってきたような気もする。まあ、何を公ととらえ、何を私ととらえるかは価値観の問題なので、一概にはいえないが。

夕方は久々のA2会。医学部率の高さにたまげたw

写真:高山市街
もはや詳細な寺社名は失念してしまいました。

224文字

朝の墓場

2013年5月31日 大学
朝の墓場
朝の墓場
朝の墓場
脳神経外科(二週目)
月曜のプレゼンでは予習していなかった頭部X線写真が出てきて、「腫瘍が確認できます」とかいうアホな発言をしてしまい、墓穴を掘ったw 解剖の知識にはそれなりの自信があったつもりだが、とくに画像と関連させるとなると、まだまだ臨床的には全く使い物にならないことを実感したのであった。それはそうと、

「お前、部活はどうやって決めた?」
「拉致勧です」
「診療科もそんなもんだ。お前は今日から脳外だ、ハハハww」

というやり取りw 大変ありがたいことに、色々と貴重な経験をさせて頂く。たしかに、脳外は面白い。神聖不可侵な領域に手を加える、ということを嫌がる意見もあるようだが、だからこその魅力というのもある。向いているか向いていないか、と言われれば向いているような気もする。入り組んだ血管も神経も、まるで鉄道路線図のようで面白い。とくに、蝶形骨洞からのアプローチと前頭側頭開頭でのアプローチが、深部で出会うというのにはたまげた。

あとは症例のレポートを作成したり、暇な時間は手術見学に足を運んだりして、二週目が終了。充実した二週間であった。

定期練習
今週から二週間は、定期練習が続く。よく狙う、といっても、会に収まらないまま狙っても仕方ないのだ。引分けの後半からすでに伸び始めているので、収まらなくなる、とのコメントを頂く。試合ではとくにそれが顕著で、この間の日曜は大三までは何とか普段通りにできても、「中てる」という意識が先行しすぎて、醜悪な的中てゲームのような射型になってしまった。引分けで使う力と会で使う力は基本的に連綿たるものであり、根本的な質を異にするわけではないと思うが、いつまで引分けるか、いつから伸び始めるか、という境界をある程度明確に意識することは、「収めてから、伸びる」という射の基本中の基本を徹底するためには必要である。意識が先行しすぎることは、射の運行上大きな障害となる。今やるべきことを丁寧に確認しながら、着実に一つずつ、しかしよどみなくこなしていく、ということが最も大切なのだ。

各方面と色々な議論を重ねた結果、金曜の練習前は部員で集まる機会を設けることにした。どうも今の状況では火曜と金曜の定期練習の時間しか全員が集まる場所がない。これまでは、信濃町のあの場所に依存しすぎていたのだ。それ自体は全く悪いことではないが、「場所に係留された関係性」であったことは否定できまい。その「場所」を喪失した今、新たな試みが求められているように思う。

自由練習
火曜の収穫を試そうとしたが、なかなか難しい。11中近辺をさまよう。

代々木
ポリクリを経て、説明するということに一層の気を使うようになった。しかし、一対一と、一対多では全く違うのだろう。金曜のミーティングにしても、いわゆるファシリとしてまともな司会をすることはかなり難しく感じる。書くことほど楽なものはない。何度でも推敲できる。考えも整理できる。主張が明確になる。しかし、言葉はひとたび口から出ると二度と回収できない。

写真:東山白山神社
散歩にやって来ました。

1455文字

宛てもなく

2013年5月26日 弓道
宛てもなく
宛てもなく
高崎線北本、小山弓具店の道場へ。

対山梨大学定期対抗戦
主管業務は、ほぼ滞りなく進んだかと思う。初めての試みではあったが、入念な下準備が結実したといえる。この点は、本当に良かった。

しかし、試合は120射54中という残念な結果であった。前の3人、とくに貮的の前主将は20射16中を叩き出す大活躍であったが、後ろ3人の的中が伸びず、自分に至っては最終立がどすりの20射5中という、落にあるまじき悲惨な成績であった。火曜の立練を行ったときはそれなりの目算があったのだが、そんなものは何にもならなかった。本番でこれでは、どうにもならない。本番で中らねば、意味がない。

一方で、Bチームや個人戦では大きな活躍をした部員が多く、それは本当に良かったと思う。こうなると、団体戦のメンバーを半分入れ替えるとか、何か抜本的な改善も視野に入れねばならないだろう。

自らの射の反省をすると、やはり試合で通用しない射をしていることが明らかになった。よく狙おうとすればするほど、会を持とうとすればするほど、全然違うところで引分けが停止してしまい、乱雑に離さざるを得なくなる。そもそも、会に入っていないのだ。収まっていないのだ。練習では多少なりとも出来ていたことが出来なくなるのは、緊張やプレッシャーのためというよりはむしろ、普段の練習でこの辺りの運動を精密に考察できていないゆえかもしれない。三立目あたりからはとにかく「中てよう、中てよう」という思いだけが前面に出て空回りし、ビデオを見る限りでは、本当にどうしようもない射になり果てていった。普段考えていなかったことを急に考え始め、さらには醜悪な中て気も強くなると、毎日毎日時間を見つけては積み重ねてきた練習が、あっという間に水泡に帰すことを今日の一日で痛感した。

ああ本当に情けない。

写真:高山市街
和菓子屋でおみやげを買いました。

856文字

冷気

2013年5月25日 日常
冷気
冷気
暇だったのでQBを解き進め、神経の臨床実地問題を片付ける。知らない疾患はさすがに知らないが、全体的にそんなに難しくはなかった。午後は部屋の掃除やら洗濯やらに追われる。夕方は三田へ。予想外に混んでいて、何となくいたたまれない気持ちになったw まあそうも言っていられないので、この程よい緊張感の中で40射。明日の試合では巻藁を引けないことを想定し、巻藁なしで徒手練とゴム弓と素弯を行ってから的前へ。ここのところ、練習では11か12しか出ていない。今日も例に漏れず。明日は、なるようになるだろう。これでいく。

写真:高山市街
寒い朝、閑散としている。

308文字

朝の散策

2013年5月24日 大学
朝の散策
朝の散策
朝の散策
脳神経外科(一週目)
狭いカンファレンスルームに入るや否や、内科とは全然違う雰囲気を感じ取るw この大雑把な感じ、要点を簡潔に押さえた感じが良い。「神経内科ってどんなことやってたの?まあ何か難しいこと話してるんでしょ?」「手術室はどうだ?やっぱり外科は医者をやってる感じがするだろ?」「急性期脳梗塞のt-PA静注なんて講習を受ければ誰でもできる。手術は外科しかできない」「脳に触るのは脳外科だけに許されている」など、色々な言葉が飛び出るw 確かに、きっと激務なんだろうけど、外科は面白そうである。手術見学も非常に興味深く、バッサリやるところはバッサリやり、繊細なところはとことん繊細にやる。静脈をよけ、深部を走る動脈を見つけ出し、動脈瘤にクリップをかける。顔面神経と内耳神経にへばりついた聴神経鞘腫をていねいにはがしていく。脳外の魅力を満喫する一週目であった。

自由練習
手術見学のノルマは4件で、うち1件がメインの担当症例。週末は山梨戦なので、今週はできる限り午前中の予定を空けて、毎日のように三田へ足を運んだ。矢数をかけないと維持できない射型であることは分かっているので、大局的なポイントに注意しながら練習を重ねる。以下は自分用のメモ。

・ Sternocleidomastoideus dexterの収縮は、射の均整に大きく影響するため注意
・ Latissimus dorsiとTriceps brachiiを意識した、大きな引分けを行う
・ 大三では押手の手の内を決める、勝手は十分につられる
・ 焦らず、しかし運行に滞りなく、最後まで引きおさめる

定期練習
火曜は立練習。前3人の高的中で全体としては120射68中だったが、落は20射8中で、どう見ても足を引っ張ってしまった。水曜と木曜の三田での練習で何とか課題を整理できたか。金曜は練習時間が短いためその大半を射込みに充て、最後の10分だけ団体Aの立練を一立行った。3、3、3、0、0、2で24射11中。まあ、そういうこともある。とにかく自信を持って試合に臨もう。

木曜夜は久々の談話。どうも乙でした!

しかし、金曜は寝坊して朝のカンファを欠席するというカス班員っぷりを露呈してしまったorz 昨秋から一人で暮らし始めて以来一度も寝坊はなかったのだが、こんなタイミングで訪れるとは思わなかった。午前中の三田通いでポリクリに対する注意が散漫になっていたと言わざるを得ない。大いに反省。

写真:高山市街
のんびりと歩く。

1183文字

静寂

2013年5月19日 日常
静寂
静寂
午前中はQBを解く。午後は代々木に入り浸り、帰宅後は久々に料理を作った。またもや濃い味付けで肉やら野菜やらを焼くだけだが、これなら自分にも簡単にできるw しかし酒を飲んでしまったので、その後はどうにも仕事が進まず、敢え無く就眠。

明日からは脳神経外科である。

写真:高山市街
これでこの日の写真は終了。翌日は朝の高山を散策した後、美濃太田まで出て太多線経由で中央西線に歩みを進めたのでした。

232文字

黒光り

2013年5月18日 日常
黒光り
黒光り
黒光り
まずは矯正歯科を往復。午後はメディアに足を運んで、QBを解く。どういうわけか、神経は結構易しい。しかし慢性的にうたた寝を繰り返してしまい、あまり捗らなかった。やはりスケジュールはタイトである方が、すなわち尻が決まっている方が、仕事も進む。

夕方は遠路はるばる、常磐線北柏へ。部員有志でお見舞いに伺う。下級生に比べれば少なからず疾患の知識もあるとはいえ、何とも言えない。改めて思うに、今は、色々なことが大きく移り変わろうとしている時なのだ。凪の狭間に荒れ狂う、不安定にゆがむ時空間を、何とか乗り切らねばならない。

写真:高山市街
ひたすら似たような写真ばかりを掲載しています。これでもだいぶ選別してはいるものの、なかなか難しい。ただ撮れば良いというわけではなくて、撮る段階である程度の選別を意識しなければいけない。

393文字

夜風

2013年5月17日 大学
夜風
夜風
夜風
神経内科(二週目)
月曜と金曜が何もないというスーパーゆとりスケジュールww まあそうは言っても、月曜は真面目に病棟に出て診察をして、残りの時間はサマリーとレポートの作成に充てる。論文も検索して、要旨をまとめる。やはりカルテ記載ができないとなると、「病棟実習感」が半減する。金曜はOB訪問の後、レポートを提出して終了。

クルズスはてんかん、神経変性疾患、認知症について。局在診断は神内ならではの醍醐味であったが、変性疾患あたりになると疾患の数が多すぎてだんだん訳が分からなくなってくるw それと臨床カンファレンスは、学生には難しすぎる。模範解答として挙がってきた鑑別疾患はどれも知らないもので、「何だそれwww」というレベル。まあ、そもそも有病率が低すぎたり、病態解明が研究途上だったりするものばかりであった。やはりこの科は「診断」が非常に重視されるようで、そのために色々と議論や研究を重ねているという印象が強い。確かにそれはそれで大変興味深い内容で、また探究心をそそるものではあるのだが、では正しい診断が下ったとしてどう「治療」するのかとなると、どうにもならない疾患も多いのだ。

そういえば、カンファ中に卒倒して居合わせた大勢の医者に運ばれていった司会の先生は無事だったのだろうか・・・

自習
QBは『腎・泌尿器疾患』がようやく終了したので、『神経・精神・運動器疾患』に着手。次のローテーションは脳外科なので、それが終わるまでに片付けることを目標に、暇な時間を見つけて地道に解く計画。ようやく勉強のペースも上手い具合に整ってきた。

自由練習
木曜と金曜の午前中は三田へ足を運ぶ。ここに来るとやはりそれなりの矢数をかけられるので良い練習になる。自分の射型は矢数ありきの射型であるような気がしてならない。色々と試行錯誤してみた結果、

・ 顎を引いた物見を最後まで動かさない(Sternocleidomastoideusの収縮を意識w)
・ 大三で手の内を絞り、勝手は適度につられ、引分けは体に近い軌道で割り込む
・ 懸る胴にならぬよう、正中線を意識する

あたりに注意してひくことにした。とくに物見はキモで、つくづく視覚から得られる情報量が多いことを実感する。あとは落ち着いて会を持てば良いのだが、変に意識しすぎると、かえって離れをしくじってしまう。

定期練習
今週の定期練習は火曜だけ。指導を進める。

新入生歓迎会
金曜に四谷にて開催。追いコンのときよりはマシなスピーチができたものと思う。しかし、どうも人前で話すのは駄目だ。あとは会長とも談話を重ね、今後の方針について調整を進めた。解散後は二次会、その後は3人で荒木町にて三次会。さすがにこの日は飲み過ぎてしまい、2時半頃に帰宅するなり脱衣して泥のように眠りこける。

写真:高山市街
入浴後、夜の町へ出る。

1392文字

横紋筋

2013年5月12日 日常
横紋筋
横紋筋
のんびりと過ごす週末。人間というのは楽な生活に慣れると、意識的であれ無意識的であれ、どうしてもその中だけでやりくりしようと思うようになる。それなりに効率的な時間を使うためには、ある程度の予定を詰め込んで、自らを拘束する必要が生じてくるわけだが、新年度に入ってからはどうもそういう努力から無縁な生活を送っていて、非常に残念。

来週からは身を入れるとしよう。

写真:旅館にて
飛騨牛のしゃぶしゃぶです。

236文字

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