小湊鐵道探訪 Part 5
2013年12月1日 鉄道と旅行
夕刻の大久保集落を駆け巡る。
・月崎~上総大久保 築堤
秋の夕暮れは早い。山を下りてきた頃には、辺りは黄色い斜光線に包まれ始めていた。
いわゆる「エロ光線」という状態で、まあなぜそういう俗称がついているのかは不明だが、とにかくあらゆる景色が艶やかに染め上げられる。カーブの築堤の側面には光が当たっているが、陽の長い季節ではないので残念ながら列車の正面にまでは光が回らない。両数も読めないことなので、下り17Aは側面がちに写す順当な撮り方とした。やってきたのは4両編成。かなりの迫力である。写真でしか見たことはないが、往年の国鉄の気動車急行のようだ。
・月崎~上総大久保 駅前
次の列車はおそらく陽の当たる最後の列車である。どこで撮るべきか思案したが、やはり4両編成を生かしたいと考え、大久保の駅を発車した直後のストレートおよびアウトカーブにて仰角気味にとらえることとした。問題は光がどこまで当たってくれるかということで、こうして待っている間にも見る見るうちに太陽は山の稜線へと接近していく。秋の日はつるべ落とし、とは本当によく言ったものだ。景色は奥の方からどんどん陰になっていき、通過直前には辛うじて手前にエロ光線の領域を残すのみとなった。想定通りのド迫力、とまではいかなかったが、車両メインで4両編成を大きく切り取った甲斐はあっただろうか。
撮影後、大久保の集落を自転車で後にする。来た道を引き返し、また里見駅まで戻らねばならない。房総半島に雪が降るのはかなり珍しいのだろうか。この撮影地は雪景色もすばらしそうだから、タイミングが合えばまた訪れてみたい。
写真(@月崎~上総大久保)
1枚目:4両編成の迫力
2枚目:斜光線を浴びて邁進
896文字
12/1
撮影(月崎~上総大久保 築堤):
17A[1441] 4連
撮影(月崎~上総大久保 駅前):
24A[1510] 4連
・月崎~上総大久保 築堤
秋の夕暮れは早い。山を下りてきた頃には、辺りは黄色い斜光線に包まれ始めていた。
いわゆる「エロ光線」という状態で、まあなぜそういう俗称がついているのかは不明だが、とにかくあらゆる景色が艶やかに染め上げられる。カーブの築堤の側面には光が当たっているが、陽の長い季節ではないので残念ながら列車の正面にまでは光が回らない。両数も読めないことなので、下り17Aは側面がちに写す順当な撮り方とした。やってきたのは4両編成。かなりの迫力である。写真でしか見たことはないが、往年の国鉄の気動車急行のようだ。
・月崎~上総大久保 駅前
次の列車はおそらく陽の当たる最後の列車である。どこで撮るべきか思案したが、やはり4両編成を生かしたいと考え、大久保の駅を発車した直後のストレートおよびアウトカーブにて仰角気味にとらえることとした。問題は光がどこまで当たってくれるかということで、こうして待っている間にも見る見るうちに太陽は山の稜線へと接近していく。秋の日はつるべ落とし、とは本当によく言ったものだ。景色は奥の方からどんどん陰になっていき、通過直前には辛うじて手前にエロ光線の領域を残すのみとなった。想定通りのド迫力、とまではいかなかったが、車両メインで4両編成を大きく切り取った甲斐はあっただろうか。
撮影後、大久保の集落を自転車で後にする。来た道を引き返し、また里見駅まで戻らねばならない。房総半島に雪が降るのはかなり珍しいのだろうか。この撮影地は雪景色もすばらしそうだから、タイミングが合えばまた訪れてみたい。
写真(@月崎~上総大久保)
1枚目:4両編成の迫力
2枚目:斜光線を浴びて邁進
896文字
小湊鐵道探訪 Part 4
2013年12月1日 鉄道と旅行
鳥が見る景色を求めて。
・月崎~上総大久保 駅前
陽も西側へ回ってきたことなので、橋梁で撮影した11Aの返しである18Aは大久保駅発車後のストレートでとらえる。構成としては、広角気味に景色を切り取って列車を左下に配するのがバランスが良い。右側のイチョウが既に終わってしまったのが残念ではあるが、やはり枯れた秋の風情である。ここはホームの桜が咲き誇る季節にも再訪したい。
・月崎~上総大久保 林道俯瞰
大久保駅から西側の山へは一直線に道路が伸びており、先にはトンネルの入口が覗いている。いったん山を貫いて反対側へ出ると十字路が現れるので、ここを左折。九十九折りのものすごい急坂が続く。さすがに自転車はこげないから手で押しながら登るわけだが、普段の歩行と力の使い方が異なるせいか変に疲労する。俯瞰撮影といえば、数々の撮影地に足を運んできた。山陰本線の餘部、北陸本線の鳩原ループ、大糸線の小滝、羽越本線の吹浦、秩父鉄道の親鼻などなど。俯瞰には独特の魅力があって、普段我々があまり意識することのない地形という要素が画面に入ってくる。それは鳥が見ている景色でもあって、地図でしか見ることのなかった海岸線、道路の縞模様、鉄道の線形などが実際に目の前に浮かび上がってくるから面白いのだ。
撮影地は大久保駅のほぼ真西にあたる地点で、舗装された林道から少し右側にそれた獣道とも鉄ヲタ道ともつかない道を登ったところにある。足下は完全に崖になっており、覗き込むのが憚られる高さである。木々は崖面から横に生えていて、いかにも土砂崩れが起きそうな地形でなかなか怖い。ここでは15Aと、その返しである22Aの2本を撮影。残念ながら車両は先ほどのラッピング車だったが、俯瞰だとあまり目立たないから良しとしよう。枯れつつも最後の彩りを見せる秋の木々を取り込んで、一方では山深く、一方では開放的に切り取ってみた。
写真(@月崎~上総大久保)
1枚目:のんびりと発車
2枚目:山に包まれる
3枚目:白昼の陽光を浴びて
1039文字
12/1
撮影(月崎~上総大久保 駅前):
18A[1230] 2連
撮影(月崎~上総大久保 林道俯瞰):
15A[1343] 3連
22A[1415] 3連
・月崎~上総大久保 駅前
陽も西側へ回ってきたことなので、橋梁で撮影した11Aの返しである18Aは大久保駅発車後のストレートでとらえる。構成としては、広角気味に景色を切り取って列車を左下に配するのがバランスが良い。右側のイチョウが既に終わってしまったのが残念ではあるが、やはり枯れた秋の風情である。ここはホームの桜が咲き誇る季節にも再訪したい。
・月崎~上総大久保 林道俯瞰
大久保駅から西側の山へは一直線に道路が伸びており、先にはトンネルの入口が覗いている。いったん山を貫いて反対側へ出ると十字路が現れるので、ここを左折。九十九折りのものすごい急坂が続く。さすがに自転車はこげないから手で押しながら登るわけだが、普段の歩行と力の使い方が異なるせいか変に疲労する。俯瞰撮影といえば、数々の撮影地に足を運んできた。山陰本線の餘部、北陸本線の鳩原ループ、大糸線の小滝、羽越本線の吹浦、秩父鉄道の親鼻などなど。俯瞰には独特の魅力があって、普段我々があまり意識することのない地形という要素が画面に入ってくる。それは鳥が見ている景色でもあって、地図でしか見ることのなかった海岸線、道路の縞模様、鉄道の線形などが実際に目の前に浮かび上がってくるから面白いのだ。
撮影地は大久保駅のほぼ真西にあたる地点で、舗装された林道から少し右側にそれた獣道とも鉄ヲタ道ともつかない道を登ったところにある。足下は完全に崖になっており、覗き込むのが憚られる高さである。木々は崖面から横に生えていて、いかにも土砂崩れが起きそうな地形でなかなか怖い。ここでは15Aと、その返しである22Aの2本を撮影。残念ながら車両は先ほどのラッピング車だったが、俯瞰だとあまり目立たないから良しとしよう。枯れつつも最後の彩りを見せる秋の木々を取り込んで、一方では山深く、一方では開放的に切り取ってみた。
写真(@月崎~上総大久保)
1枚目:のんびりと発車
2枚目:山に包まれる
3枚目:白昼の陽光を浴びて
1039文字
小湊鐵道探訪 Part 3
2013年12月1日 鉄道と旅行
白昼の舞台に踊る。
・月崎~上総大久保 駅前
大久保駅の近辺は線形も良く、光線も良く、障害物もなく、色々な撮り方が可能である。駅に停車中の姿を撮るだけでも絵になるし、下りの停車直前も上りの発車直後も時間帯に応じて駅近くから順当に撮影できる。多彩にして自由な構図を楽しめる場所といえる。
まずは駅に進入する下り9Aを仰角気味にとらえる。手前のススキはあまり綺麗な出で立ちではなかったのだが、絶妙な高さから写せば、むしろ枯れて終わりゆく秋といった風情が出てきて意外と面白い。唯一残念だったのは車体側面にでかでかと白字のラッピングが施されていたことで、折角のツートンカラーが何となく安っぽくなってしまった。
・上総大久保~養老渓谷 駅前
大久保駅の養老渓谷側には踏切があり、ここもそれなりに良い撮影地である。光線としては逆光になってしまうが、紅葉や黄葉を透かしながら、狭いカーブを抜けてきた上り列車を写すことができる。それだけではなく、踏切を渡って駅に停車した列車も後追いでバシバシ激写でき、窓から顔を出す車掌、乗りこむ乗客など、駅撮りの醍醐味もある。とくに去り際、右にカーブして藪に吸い込まれていく様子などは絵になる。季節によってはさらなる美しさが期待できそうだ。のすり氏曰く「一度で二度美味しい」撮影地。
・上総大久保~養老渓谷 橋梁
この時間帯は列車がなかなか多く充実している。養老渓谷方面に自転車を走らせると、養老川を渡る小湊鐵道の橋梁を32号線のシェルター内から覗ける。シェルターを抜けた先に渓谷の方へ分岐する細道があり、そこを下りると第四種踏切に至る。ここから犬走りに沿って少し歩くと、橋梁の撮影地に到着。線路際の崖上から順光の橋梁を走る列車をとらえる。対岸の針葉樹の回廊も良いアクセントになる。橋の塗装が鮮やかすぎるのがやや欠点ではあるが、足回りはすっきりとしていて十分美しい。2両編成のツートンカラーが、白昼の日差しを浴びてトコトコと橋を渡っていく。
写真
1枚目:枯れた秋をゆく(@月崎~上総大久保)
2枚目:大久保を去る(@上総大久保~養老渓谷)
3枚目:白昼の橋梁を渡る(@上総大久保~養老渓谷)
1158文字
12/1
撮影(月崎~上総大久保 駅前):
9A[1112] 3連
撮影(上総大久保~養老渓谷 駅前):
16A[1132] 3連
撮影(上総大久保~養老渓谷 橋梁):
11A[1201] 2連
・月崎~上総大久保 駅前
大久保駅の近辺は線形も良く、光線も良く、障害物もなく、色々な撮り方が可能である。駅に停車中の姿を撮るだけでも絵になるし、下りの停車直前も上りの発車直後も時間帯に応じて駅近くから順当に撮影できる。多彩にして自由な構図を楽しめる場所といえる。
まずは駅に進入する下り9Aを仰角気味にとらえる。手前のススキはあまり綺麗な出で立ちではなかったのだが、絶妙な高さから写せば、むしろ枯れて終わりゆく秋といった風情が出てきて意外と面白い。唯一残念だったのは車体側面にでかでかと白字のラッピングが施されていたことで、折角のツートンカラーが何となく安っぽくなってしまった。
・上総大久保~養老渓谷 駅前
大久保駅の養老渓谷側には踏切があり、ここもそれなりに良い撮影地である。光線としては逆光になってしまうが、紅葉や黄葉を透かしながら、狭いカーブを抜けてきた上り列車を写すことができる。それだけではなく、踏切を渡って駅に停車した列車も後追いでバシバシ激写でき、窓から顔を出す車掌、乗りこむ乗客など、駅撮りの醍醐味もある。とくに去り際、右にカーブして藪に吸い込まれていく様子などは絵になる。季節によってはさらなる美しさが期待できそうだ。のすり氏曰く「一度で二度美味しい」撮影地。
・上総大久保~養老渓谷 橋梁
この時間帯は列車がなかなか多く充実している。養老渓谷方面に自転車を走らせると、養老川を渡る小湊鐵道の橋梁を32号線のシェルター内から覗ける。シェルターを抜けた先に渓谷の方へ分岐する細道があり、そこを下りると第四種踏切に至る。ここから犬走りに沿って少し歩くと、橋梁の撮影地に到着。線路際の崖上から順光の橋梁を走る列車をとらえる。対岸の針葉樹の回廊も良いアクセントになる。橋の塗装が鮮やかすぎるのがやや欠点ではあるが、足回りはすっきりとしていて十分美しい。2両編成のツートンカラーが、白昼の日差しを浴びてトコトコと橋を渡っていく。
写真
1枚目:枯れた秋をゆく(@月崎~上総大久保)
2枚目:大久保を去る(@上総大久保~養老渓谷)
3枚目:白昼の橋梁を渡る(@上総大久保~養老渓谷)
1158文字
小湊鐵道探訪 Part 2
2013年12月1日 鉄道と旅行
晴天に恵まれる。
・飯給~月崎
今日は、市原市観光協会が管理している駅自転車を利用して撮影地を移動する。ちょうど2台だけ用意されていて良かった。素朴だがよく整備されていて、走りやすい自転車である。
白い息を吐きながら里見駅前で熱いコーヒーを飲んだ後、清澄養老ラインと名のついた県道81号線をひたすら南下していく。この道のりは蛇行する養老川を渡りながら上流へさかのぼる形になるので、全体を通して見れば標高は上がっていくのだが、意外と途中のアップダウンが激しく体力を削がれる。
最初の撮影地は、月崎駅手前の第四種踏切から犬走りを少し飯給側へ戻った場所。長いS字カーブが横たわる、奥行きの深い構図である。光線状態は申し分のない順光。しかし後追いというのはなかなか難しい撮り方で、一度画面が全て遮られるからタイミングも構図のバランスも、それまで計算してきた感覚をあっという間に喪失してしまう。広い撮影地とはいえ、列車はあれよあれよという間に遠ざかっていく。1本目は露出を失敗し、臨時増発列車である2本目はそもそも存在を把握していなかったので踏切付近で撃沈。その返しとなる3本目は勝負をかけ、スタンダードな後追いを決めた。
・月崎~上総大久保 トンネル
県道172号線で月崎駅を通り過ぎ、山奥の三叉路から線路西側の32号線に入ってしばらく走ると、小湊鐵道のごく短いトンネルが姿を現す。ここも強烈な順光である。ガードレールを越えた先の線路脇から、ポータルを飛び出してきた列車を狙う。制限50の標識がやや目立つが、仕方ない。やって来たのはなんと4両編成であった。今時、気動車が4両連なりガラガラ唸りながら走る様子を首都圏で目にできるとは。
・月崎~上総大久保 築堤
32号線をさらに南下していくと景色は山深くなるが、150mほどのトンネルを抜けた先は別世界で、大久保の集落が盆地状に広がる。南東に向かって緩やかな円弧を描く線路築堤の南側をなぞるように、稲刈りの終わった水田の真ん中を畦道で突っ切っていく。トンネルで撮った4両編成の返しは、カーブの築堤で後追いすることにした。秋らしい空の下、柔らかい太陽光線に染め上げられて、ツートンカラーで統一された堂々4両編成が軽快に駆けてゆく。
写真
1枚目:単行列車(@飯給~月崎)
2枚目:トンネルを飛び出す(@月崎~上総大久保)
3枚目:築堤を駆ける(@月崎~上総大久保)
1284文字
12/1
撮影(飯給~月崎):
10A[900] 2連
臨5A[916] 単行
臨12A[942] 単行
撮影(月崎~上総大久保 トンネル):
7A[1010] 4連
撮影(月崎~上総大久保 築堤):
14A[1046] 4連
・飯給~月崎
今日は、市原市観光協会が管理している駅自転車を利用して撮影地を移動する。ちょうど2台だけ用意されていて良かった。素朴だがよく整備されていて、走りやすい自転車である。
白い息を吐きながら里見駅前で熱いコーヒーを飲んだ後、清澄養老ラインと名のついた県道81号線をひたすら南下していく。この道のりは蛇行する養老川を渡りながら上流へさかのぼる形になるので、全体を通して見れば標高は上がっていくのだが、意外と途中のアップダウンが激しく体力を削がれる。
最初の撮影地は、月崎駅手前の第四種踏切から犬走りを少し飯給側へ戻った場所。長いS字カーブが横たわる、奥行きの深い構図である。光線状態は申し分のない順光。しかし後追いというのはなかなか難しい撮り方で、一度画面が全て遮られるからタイミングも構図のバランスも、それまで計算してきた感覚をあっという間に喪失してしまう。広い撮影地とはいえ、列車はあれよあれよという間に遠ざかっていく。1本目は露出を失敗し、臨時増発列車である2本目はそもそも存在を把握していなかったので踏切付近で撃沈。その返しとなる3本目は勝負をかけ、スタンダードな後追いを決めた。
・月崎~上総大久保 トンネル
県道172号線で月崎駅を通り過ぎ、山奥の三叉路から線路西側の32号線に入ってしばらく走ると、小湊鐵道のごく短いトンネルが姿を現す。ここも強烈な順光である。ガードレールを越えた先の線路脇から、ポータルを飛び出してきた列車を狙う。制限50の標識がやや目立つが、仕方ない。やって来たのはなんと4両編成であった。今時、気動車が4両連なりガラガラ唸りながら走る様子を首都圏で目にできるとは。
・月崎~上総大久保 築堤
32号線をさらに南下していくと景色は山深くなるが、150mほどのトンネルを抜けた先は別世界で、大久保の集落が盆地状に広がる。南東に向かって緩やかな円弧を描く線路築堤の南側をなぞるように、稲刈りの終わった水田の真ん中を畦道で突っ切っていく。トンネルで撮った4両編成の返しは、カーブの築堤で後追いすることにした。秋らしい空の下、柔らかい太陽光線に染め上げられて、ツートンカラーで統一された堂々4両編成が軽快に駆けてゆく。
写真
1枚目:単行列車(@飯給~月崎)
2枚目:トンネルを飛び出す(@月崎~上総大久保)
3枚目:築堤を駆ける(@月崎~上総大久保)
1284文字
小湊鐵道探訪 Part 1
2013年12月1日 鉄道と旅行
晩秋の房総半島へ。
・夜明け前
3時間の睡眠の後、夜明け前の総武本線をひたすら東進する。首都圏に残る気動車の聖地、房総半島である。キハ30、37、38は久留里線から姿を消したものの、半島の横断線を構成する小湊鐵道といすみ鉄道には、老兵がひっそりと息づいている。これまで首都圏の日帰り撮影といえば秩父鉄道に足しげく通ったものだが、ここには一度も足を運んだことがなかった。アクセスの手軽さに今まで気が付かなかったことが悔やまれる。自由に使える時間が徐々に制限されてきた今、日常の合間をかいくぐって良いフットワークで撮影に出かけたいところである。
・初冬の朝
五位の小湊鐵道ホームに降り立った頃、ようやく日が昇ってきた。傍らにある検修庫近くの留置線では、火入れされた気動車たちがもうもうと排煙を噴き上げ、眠りから覚めつつある。しばしの駅撮りの後、6時41分発の上総中野行に乗り込んだ。列車は市原の工業地帯に別れを告げて平野部をどんどん内陸へ進んでいく。東の空には黄色い太陽が顔を出し、途中駅では車両のツートンカラーがすがすがしく浮かび上がる。車内には厚く着込んだ乗客が沈黙してロングシートに並んでおり、さながら冬の朝の一風景である。
・里見
里見駅ではタブレット交換を撮影する。駅での撮影は、本当に難しい。列車が発着する駅では、さまざまな人間模様が交錯する。列車、鉄道員、乗客が織りなす何気ない日常の一コマを、確実に撮像素子に焼き付けることはそう簡単ではない。人は動くし、一瞬たりとて同じ表情は見せない。場所によって気まぐれに露出も変われば、どこに合焦させるかも臨機応変な対応が必要である。構図のレパートリーを増やし、望遠レンズと連写の力を借りながら研鑽を積んでいきたい。ここでは日々、カランカランと乾燥したエンジン音を上げる気動車が行き交い、タブレット交換が当たり前のように行われている。
写真
1枚目:朝の風景(@上総久保)
2枚目:閉塞を守る営み(@里見)
3枚目:タブレット交換(@里見)
1230文字
12/1
信濃町458 → 東京512
中央・総武線各駅停車454T
東京521 → 五井616
総武本線・内房線549F
五井641 → 里見726
小湊鐵道1A
撮影(里見):
1A[726] 2連
3A[812-815] 2連
8A[812-813] 2連
・夜明け前
3時間の睡眠の後、夜明け前の総武本線をひたすら東進する。首都圏に残る気動車の聖地、房総半島である。キハ30、37、38は久留里線から姿を消したものの、半島の横断線を構成する小湊鐵道といすみ鉄道には、老兵がひっそりと息づいている。これまで首都圏の日帰り撮影といえば秩父鉄道に足しげく通ったものだが、ここには一度も足を運んだことがなかった。アクセスの手軽さに今まで気が付かなかったことが悔やまれる。自由に使える時間が徐々に制限されてきた今、日常の合間をかいくぐって良いフットワークで撮影に出かけたいところである。
・初冬の朝
五位の小湊鐵道ホームに降り立った頃、ようやく日が昇ってきた。傍らにある検修庫近くの留置線では、火入れされた気動車たちがもうもうと排煙を噴き上げ、眠りから覚めつつある。しばしの駅撮りの後、6時41分発の上総中野行に乗り込んだ。列車は市原の工業地帯に別れを告げて平野部をどんどん内陸へ進んでいく。東の空には黄色い太陽が顔を出し、途中駅では車両のツートンカラーがすがすがしく浮かび上がる。車内には厚く着込んだ乗客が沈黙してロングシートに並んでおり、さながら冬の朝の一風景である。
・里見
里見駅ではタブレット交換を撮影する。駅での撮影は、本当に難しい。列車が発着する駅では、さまざまな人間模様が交錯する。列車、鉄道員、乗客が織りなす何気ない日常の一コマを、確実に撮像素子に焼き付けることはそう簡単ではない。人は動くし、一瞬たりとて同じ表情は見せない。場所によって気まぐれに露出も変われば、どこに合焦させるかも臨機応変な対応が必要である。構図のレパートリーを増やし、望遠レンズと連写の力を借りながら研鑽を積んでいきたい。ここでは日々、カランカランと乾燥したエンジン音を上げる気動車が行き交い、タブレット交換が当たり前のように行われている。
写真
1枚目:朝の風景(@上総久保)
2枚目:閉塞を守る営み(@里見)
3枚目:タブレット交換(@里見)
1230文字
今日は予定が詰まっている。午前中は矯正歯科の予定だが、その前に南武線矢向へ。大晦日と正月に向けて、〆張鶴の金ラベルと銀ラベルをそれぞれ4合瓶で購入。いやーこれは楽しみである。矯正を経て、その後「家」に帰っていつも通りの風通しを行う。空いた時間でピアノを触り、日記を更新。夕方は早めに出発して駅前でレンタカーの予約をした後、渋谷で腕時計のバンド交換を行う。そして四谷へと足を運ぶ。
・納会
総会、納会といえば八○代のまずい寿司のイメージがかなり強いが、わざわざ信濃町で会を開く理由がなくなった今、料理の質は格段に向上したと思うw 早いもので、もう秋シーズンが終わった。気が付けば明日から12月ではないか。
納会ではついつい部誌に目が行ってしまう。冷静に読み返してみると、自分の原稿はかなりキチガイじみているなw 一応、主将回想録を例のトイレットペーパーの微分方程式と結び付けて書いてはみたものの、たぶん最初の数行だけ読んで飛ばす人が大半だと思われる。まあ、それはそれでいいやw 二次会はパークハイアットのピーク バーに記録係が集結。楽しいひと時であった。
写真:井倉洞
やはり洞窟は面白い。
565文字
・納会
総会、納会といえば八○代のまずい寿司のイメージがかなり強いが、わざわざ信濃町で会を開く理由がなくなった今、料理の質は格段に向上したと思うw 早いもので、もう秋シーズンが終わった。気が付けば明日から12月ではないか。
納会ではついつい部誌に目が行ってしまう。冷静に読み返してみると、自分の原稿はかなりキチガイじみているなw 一応、主将回想録を例のトイレットペーパーの微分方程式と結び付けて書いてはみたものの、たぶん最初の数行だけ読んで飛ばす人が大半だと思われる。まあ、それはそれでいいやw 二次会はパークハイアットのピーク バーに記録係が集結。楽しいひと時であった。
写真:井倉洞
やはり洞窟は面白い。
565文字
淡々と日常は回ってくる。
・産科
婦人科に比べると圧倒的に楽で、レポートもなければエグい試問もない。しかし自分は出席番号的にハズレで、比較的忙しかったように思う。ノルマは分娩を3件見学することと、論文を見つけてきてその発表を行うこと。分娩は経膣、帝王切開ともに、まさに感動的であった。人間の内部で新しい人間が作られて、それが外に出てくるわけだから、改めて思えばすごい話である。そして理論を知っているのと、それを実際に目の当たりにするのでは全然違う。論文の発表準備は滞りなく進み、やっていてむしろ楽しいくらいであった。他科のポリクリでこういった機会が設けられることはない。
あとは、産科の知識が著しく欠如していることを外来で思い知ったw 婦人科については否応なく勉強させられたわけだが、そういった強制力がなくとも自発的に勉強する習慣をつけたいものである。「やらなければならない」という状況に自らを追い込むというのか、どれだけ自律して過ごしていけるかは大きな問題だと思う。
・婦人科
火曜朝にWコンがあり、簡単な質問しか飛んでこず晴れて合格w 糸結びもスーパードンマイな感じだったが、なぜか合格w しかし本レポートのやり取りはまだ続いている。もう少しで完成する気配もあるのだが、まあ気長に頑張ろう。そろそろ試問表も作らねば・・・
金曜は功労賞。4人がまとめて壇上に呼ばれたり、部屋が四分割されたり、色々と突っ込みどころ満載であった。何とかして欲しいところである。そして飲み会は相変わらずキチガイじみていた。これ、いつか問題が起こるような気がしてならないのだがw そして怒濤の週末へ。
写真:井倉洞
構造、質感、すべてが生体組織。
718文字
・産科
婦人科に比べると圧倒的に楽で、レポートもなければエグい試問もない。しかし自分は出席番号的にハズレで、比較的忙しかったように思う。ノルマは分娩を3件見学することと、論文を見つけてきてその発表を行うこと。分娩は経膣、帝王切開ともに、まさに感動的であった。人間の内部で新しい人間が作られて、それが外に出てくるわけだから、改めて思えばすごい話である。そして理論を知っているのと、それを実際に目の当たりにするのでは全然違う。論文の発表準備は滞りなく進み、やっていてむしろ楽しいくらいであった。他科のポリクリでこういった機会が設けられることはない。
あとは、産科の知識が著しく欠如していることを外来で思い知ったw 婦人科については否応なく勉強させられたわけだが、そういった強制力がなくとも自発的に勉強する習慣をつけたいものである。「やらなければならない」という状況に自らを追い込むというのか、どれだけ自律して過ごしていけるかは大きな問題だと思う。
・婦人科
火曜朝にWコンがあり、簡単な質問しか飛んでこず晴れて合格w 糸結びもスーパードンマイな感じだったが、なぜか合格w しかし本レポートのやり取りはまだ続いている。もう少しで完成する気配もあるのだが、まあ気長に頑張ろう。そろそろ試問表も作らねば・・・
金曜は功労賞。4人がまとめて壇上に呼ばれたり、部屋が四分割されたり、色々と突っ込みどころ満載であった。何とかして欲しいところである。そして飲み会は相変わらずキチガイじみていた。これ、いつか問題が起こるような気がしてならないのだがw そして怒濤の週末へ。
写真:井倉洞
構造、質感、すべてが生体組織。
718文字
晩秋の烏山線 Part 4
2013年11月24日 鉄道と旅行
斜光線に照らされて。
・小塙~滝 猿久保田んぼの公園
早いもので、あと4本を残すのみとなった。今日の日没は16時27分、既に辺りは黄色い斜光線に包まれ始めている。滝方面へ10分ほど歩くと、急に景色が山っぽくなる。この一帯は「猿久保田んぼの公園」として整備されており、周囲とはやや隔絶された風景が広がる。森田踏切から見る背景の林は赤褐色とも茶褐色ともつかない枯れた色をして燃え盛っており、浅い角度で入ってくる太陽光線も相まって妖艶な輝きを放っている。最初の上り列車は、獣道を少し登ったところから小俯瞰。紅葉の森を大々的に取り入れ、アウトカーブの線路は画面の右端に小さく配するのみとした。日陰からぬっと姿を現した烏山色のキハ40は、単調な色彩に鋭く刺し込んで存在感を見せた。通過前に強風が吹き、落葉がひらひらと舞ったのも幻想的であった。
・小塙~滝 森田踏切
次の下り列車は森田踏切から後追いにて撮影。ここまで見事な紅葉であれば、もはやどのような撮り方をしても絵になる。キハ40の前面ディテールがぴったりと合焦し、斜光線に浮かび上がった。烏山で折り返してくる列車はどこで撮ろうか、だいぶ思案した。駅まで戻って小塙踏切も試してみようかと思ったが、結局再び森田踏切で迎え撃つことにする。残念ながら景色の奥はすでに日陰で暗くなってしまったが、カーブを曲がってから踏切へ向かってくるストレート区間は黄色い光に染まっていた。ここだけ景色を切り取れば、まるで北海道の山線のようだ。
網膜に映った像をどう解釈したか。その解釈の結果こそが、撮像素子に結像する全てである。写真は塗り絵でもなければ、イラストでもない。写真は、視覚野へ投射された信号全体を「解釈」した結果だと考えている。解釈を反映する手段としてレンズがあり、撮像素子があり、処理エンジンがある。だからこそ構図は大切だし、色彩もそれに次いで重要な意味をもつ。
・小塙~滝 小塙踏切
最後の下り列車は、駅近くの小塙踏切から。タッチの差で太陽が稜線に沈み、いわゆるエロ光線は失われてしまったw 淡い黄昏の中、列車は寂しげに尾灯を光らせてカーブの築堤を駆けてゆく。
これにて撮影は終了。帰りは東北本線で唯一の茨城県内の駅、古河で下車。駅前のラーメン屋で夕食をとりながら、年末の計画を練った。
写真(@小塙~滝)
1枚目:落葉舞う中をゆく
2枚目:燃える山に向かって
3枚目:夕刻
1639文字
11/24
撮影(小塙~滝 猿久保田んぼの公園):
336D[1407] 普通列車 キハ40 1001+キハ40 1002
撮影(小塙~滝 森田踏切):
335D[1424] 普通列車 キハ40 1008+キハ40 100x
338D[1538] 普通列車 キハ40 1008+キハ40 100x
撮影(小塙~滝 小塙踏切):
337D[1553] 普通列車 キハ40 1001+キハ40 1002
小塙1647 → 宇都宮1736
烏山線・東北本線340D
宇都宮1739 → 古河1824
東北本線662M
古河 → 赤羽
東北本線
赤羽 → 新宿
埼京線
新宿 → 信濃町
中央・総武線各駅停車
・小塙~滝 猿久保田んぼの公園
早いもので、あと4本を残すのみとなった。今日の日没は16時27分、既に辺りは黄色い斜光線に包まれ始めている。滝方面へ10分ほど歩くと、急に景色が山っぽくなる。この一帯は「猿久保田んぼの公園」として整備されており、周囲とはやや隔絶された風景が広がる。森田踏切から見る背景の林は赤褐色とも茶褐色ともつかない枯れた色をして燃え盛っており、浅い角度で入ってくる太陽光線も相まって妖艶な輝きを放っている。最初の上り列車は、獣道を少し登ったところから小俯瞰。紅葉の森を大々的に取り入れ、アウトカーブの線路は画面の右端に小さく配するのみとした。日陰からぬっと姿を現した烏山色のキハ40は、単調な色彩に鋭く刺し込んで存在感を見せた。通過前に強風が吹き、落葉がひらひらと舞ったのも幻想的であった。
・小塙~滝 森田踏切
次の下り列車は森田踏切から後追いにて撮影。ここまで見事な紅葉であれば、もはやどのような撮り方をしても絵になる。キハ40の前面ディテールがぴったりと合焦し、斜光線に浮かび上がった。烏山で折り返してくる列車はどこで撮ろうか、だいぶ思案した。駅まで戻って小塙踏切も試してみようかと思ったが、結局再び森田踏切で迎え撃つことにする。残念ながら景色の奥はすでに日陰で暗くなってしまったが、カーブを曲がってから踏切へ向かってくるストレート区間は黄色い光に染まっていた。ここだけ景色を切り取れば、まるで北海道の山線のようだ。
網膜に映った像をどう解釈したか。その解釈の結果こそが、撮像素子に結像する全てである。写真は塗り絵でもなければ、イラストでもない。写真は、視覚野へ投射された信号全体を「解釈」した結果だと考えている。解釈を反映する手段としてレンズがあり、撮像素子があり、処理エンジンがある。だからこそ構図は大切だし、色彩もそれに次いで重要な意味をもつ。
・小塙~滝 小塙踏切
最後の下り列車は、駅近くの小塙踏切から。タッチの差で太陽が稜線に沈み、いわゆるエロ光線は失われてしまったw 淡い黄昏の中、列車は寂しげに尾灯を光らせてカーブの築堤を駆けてゆく。
これにて撮影は終了。帰りは東北本線で唯一の茨城県内の駅、古河で下車。駅前のラーメン屋で夕食をとりながら、年末の計画を練った。
写真(@小塙~滝)
1枚目:落葉舞う中をゆく
2枚目:燃える山に向かって
3枚目:夕刻
1639文字
晩秋の烏山線 Part 3
2013年11月24日 鉄道と旅行
晩秋の小渓谷をゆく。
・大金~小塙
鴻野山~大金の有名撮影地から大金駅までは徒歩30分弱。ここから小塙駅手前の橋梁まで歩くとなるとさらに小一時間かかり次の列車に間に合わないので、駅前でタクシーを拾って移動する。
やはり自動車は速い。今どき駅からてくてく歩く撮影者はかなり珍しくなったが、この速さと利便性に慣れると撮影地を車で回りたくなるのも分かる。そうは言っても、最後の最後は自らの足で撮影地を見つけなければならない。撮影地とは本来、足で探すものである。車輪と足、両者のバランスを上手に取りながら、効率の良い撮影を組みたいところである。
辺り一面に響き渡る清流の音、どこまでも高い秋の空、燃えるような赤褐色の紅葉。景色は白昼の日差しを浴びて燦然と輝いている。曇天と晴天とではこんなにも色が違うのか。太陽光線の力を改めて実感する一日。これだけでも十分絵になるが、その中に2両編成の列車がトコトコと橋を渡っていく。点景としての鉄道である。
写真(@大金~小塙)
1枚目:那珂川の支流、荒川を渡る
2枚目:せせらぎと共に
624文字
11/24
撮影(大金~小塙):
334D[1239] 普通列車 キハ40 1003+キハ40 1004
333D[1250] 普通列車 キハ40 1001+キハ40 1002
・大金~小塙
鴻野山~大金の有名撮影地から大金駅までは徒歩30分弱。ここから小塙駅手前の橋梁まで歩くとなるとさらに小一時間かかり次の列車に間に合わないので、駅前でタクシーを拾って移動する。
やはり自動車は速い。今どき駅からてくてく歩く撮影者はかなり珍しくなったが、この速さと利便性に慣れると撮影地を車で回りたくなるのも分かる。そうは言っても、最後の最後は自らの足で撮影地を見つけなければならない。撮影地とは本来、足で探すものである。車輪と足、両者のバランスを上手に取りながら、効率の良い撮影を組みたいところである。
辺り一面に響き渡る清流の音、どこまでも高い秋の空、燃えるような赤褐色の紅葉。景色は白昼の日差しを浴びて燦然と輝いている。曇天と晴天とではこんなにも色が違うのか。太陽光線の力を改めて実感する一日。これだけでも十分絵になるが、その中に2両編成の列車がトコトコと橋を渡っていく。点景としての鉄道である。
写真(@大金~小塙)
1枚目:那珂川の支流、荒川を渡る
2枚目:せせらぎと共に
624文字
晩秋の烏山線 Part 2
2013年11月24日 鉄道と旅行
定番撮影地を探訪。
・鴻野山~大金
築堤の撮影地から延々と歩く。小さなサミットを越した先にある鴻野山の駅を通り過ぎると、道はふたたび上り坂になる。10月に訪れたときは小塙からこの辺りまで歩いてきたのだった。倒産したゴルフ場を横目にさらに奥地へ入っていくと、鴻野山~大金の有名撮影地に到着する。すっきりとしたアウトカーブの構図。縦にも横にも切り取れるので欲張ってみたが、どちらも今一つな感じになってしまった。それにしても国鉄色+首都圏色のコンビは景色によく映えてくれて、順当に美しい。大金で交換してくる上り列車はサイドから大きく空を入れて撮ってみた。しかし意外にも車両が大きくシャッターを切る直前にズームを広角側へ移動させる始末で、かなり窮屈な絵になった。
非電化区間の撮影は、電化区間に比べて圧倒的に難しい。架線も架線柱もないので、車両の大きさに対する正確なイメージを持ちにくいからである。それに、架線柱がない分だけ構図の自由度が格段に増し、どの要素を入れてどれを外すかといった詳細な検討も必要になってくる。
写真(@鴻野山~大金)
1枚目:ひょっこりと姿を現す
2枚目:晩秋を走る
3枚目:抜ける青空と烏山色
672文字
11/24
撮影(鴻野山~大金):
331D[1112] 普通列車 キハ40 1003+キハ40 1004
332D[1122] 普通列車 キハ40 1001+キハ40 1002
・鴻野山~大金
築堤の撮影地から延々と歩く。小さなサミットを越した先にある鴻野山の駅を通り過ぎると、道はふたたび上り坂になる。10月に訪れたときは小塙からこの辺りまで歩いてきたのだった。倒産したゴルフ場を横目にさらに奥地へ入っていくと、鴻野山~大金の有名撮影地に到着する。すっきりとしたアウトカーブの構図。縦にも横にも切り取れるので欲張ってみたが、どちらも今一つな感じになってしまった。それにしても国鉄色+首都圏色のコンビは景色によく映えてくれて、順当に美しい。大金で交換してくる上り列車はサイドから大きく空を入れて撮ってみた。しかし意外にも車両が大きくシャッターを切る直前にズームを広角側へ移動させる始末で、かなり窮屈な絵になった。
非電化区間の撮影は、電化区間に比べて圧倒的に難しい。架線も架線柱もないので、車両の大きさに対する正確なイメージを持ちにくいからである。それに、架線柱がない分だけ構図の自由度が格段に増し、どの要素を入れてどれを外すかといった詳細な検討も必要になってくる。
写真(@鴻野山~大金)
1枚目:ひょっこりと姿を現す
2枚目:晩秋を走る
3枚目:抜ける青空と烏山色
672文字
晩秋の烏山線 Part 1
2013年11月24日 鉄道と旅行
日常の狭間、烏山線を再訪する。
・再訪
試問はWコン行になり、本レポもあと何回かやり取りしないと終わらなさそうな雰囲気だが、ひとまず昨夜即レポを片付けたところで婦人科は一段落した。のすり氏の下見によると、どうやら烏山線の紅葉はちょうど今週末が見頃になっているようだ。婦人科と産科の日常の狭間、晴れた秋空と燃える紅葉を求め、早起きして前回と同じ東北本線に乗り込んだ。
・仁井田~鴻野山 森抜け
仁井田の駅を出て鴻野山方面へ少し歩いたところに文挟という地区がある。名前を失念してしまったが、ここの第四種踏切からは森を抜けてきた上り列車を撮ることができる。背景の針葉樹を生かすために、ここは縦構図で。コンデジ時代は4:3の画面だったのが、一眼になってからは3:2にガラリと変わった。長辺と短辺の比が1.3と1.5ではずいぶんと事情が違い、縦構図では高さを強調できるようになった一方、横構図では障害物をうまくカットしたり配置を深く考えたりする必要性が一層増したといえよう。
・仁井田~鴻野山 築堤
赤褐色に燃える林をバックに、順光の築堤を2両編成の気動車が駆ける。この撮影のために用意されたかのようなすばらしい舞台だ。国鉄色と首都圏色のコンビは前回と異なり終日運用ではないが、この光線状態の中を走ってくれるだけで2本分くらいの価値がある。一方ここに来ると「烏山色=ハズレ」という印象を持ってしまいがちだが、それは違う。オリジナルカラーは実によく計算された塗装である。針葉樹林の地図記号を連想させる側面の緑帯と、下地の白色が良いコントラストをなしていて、沿線風景に美しく映えている。
写真(@仁井田~鴻野山)
1枚目:森を飛び出す
2枚目:晩秋の築堤をゆく
3枚目:枯れ始めた暖色の世界
1358文字
11/24
信濃町537 → 御茶ノ水547
中央・総武線各駅停車420T
御茶ノ水549 → 秋葉原551
中央・総武線各駅停車508B
秋葉原553 → 上野556
山手線500G
上野608 → 宇都宮751
東北本線527M
宇都宮805 → 仁井田830
東北本線・烏山線327D
撮影(仁井田~鴻野山 森抜け):
※車両表記は左が宇都宮方
328D[856] 普通列車 キハ40 1008+キハ40 100x
撮影(仁井田~鴻野山 築堤):
329D[946] 普通列車 キハ40 1001+キハ40 1002
330D[1005] 普通列車 キハ40 1003+キハ40 1004
・再訪
試問はWコン行になり、本レポもあと何回かやり取りしないと終わらなさそうな雰囲気だが、ひとまず昨夜即レポを片付けたところで婦人科は一段落した。のすり氏の下見によると、どうやら烏山線の紅葉はちょうど今週末が見頃になっているようだ。婦人科と産科の日常の狭間、晴れた秋空と燃える紅葉を求め、早起きして前回と同じ東北本線に乗り込んだ。
・仁井田~鴻野山 森抜け
仁井田の駅を出て鴻野山方面へ少し歩いたところに文挟という地区がある。名前を失念してしまったが、ここの第四種踏切からは森を抜けてきた上り列車を撮ることができる。背景の針葉樹を生かすために、ここは縦構図で。コンデジ時代は4:3の画面だったのが、一眼になってからは3:2にガラリと変わった。長辺と短辺の比が1.3と1.5ではずいぶんと事情が違い、縦構図では高さを強調できるようになった一方、横構図では障害物をうまくカットしたり配置を深く考えたりする必要性が一層増したといえよう。
・仁井田~鴻野山 築堤
赤褐色に燃える林をバックに、順光の築堤を2両編成の気動車が駆ける。この撮影のために用意されたかのようなすばらしい舞台だ。国鉄色と首都圏色のコンビは前回と異なり終日運用ではないが、この光線状態の中を走ってくれるだけで2本分くらいの価値がある。一方ここに来ると「烏山色=ハズレ」という印象を持ってしまいがちだが、それは違う。オリジナルカラーは実によく計算された塗装である。針葉樹林の地図記号を連想させる側面の緑帯と、下地の白色が良いコントラストをなしていて、沿線風景に美しく映えている。
写真(@仁井田~鴻野山)
1枚目:森を飛び出す
2枚目:晩秋の築堤をゆく
3枚目:枯れ始めた暖色の世界
1358文字
深酒した昨日を引きずり、午前中は活動停止。軽く部屋を掃除した後、昼過ぎに自習室へ足を運ぶ。明朝までの即レポを書こうとするも、そういえば今日は勤労感謝の日だったのでメディアは閉館。半ば気の抜けたような状態で全く作業に身が入らず、ずるずると夜までかかってしまった。この2週間は直結段で駆け抜けてきたが、とたんに燃料が切れたかのような感覚。こういう時間の使い方はあまり良くないとは思うが、まあ休むことも大切で、良い緩衝剤として機能したのではないか。
写真:井倉洞
階段に沈着する石灰華、そして無数の皿のような造形。まるで上皮の表面を顕微鏡か何かで観察しているかのような光景です。
322文字
写真:井倉洞
階段に沈着する石灰華、そして無数の皿のような造形。まるで上皮の表面を顕微鏡か何かで観察しているかのような光景です。
322文字
・婦人科
月曜、本レポートを早く出せとの催促があり朝の時間で最後のまとめを書き上げて急いで提出。今週は予診取りがかなり多い。空いた時間で症例報告をまとめる。火曜、即レポを課される。卵巣癌は色々な抗癌剤の臨床試験が行われているので、テーマとしては比較的書きやすい。水曜、再び即レポを課される。カンファの内容がそうだったので仕方ないが、またもや卵巣癌。さすがにそろそろネタが尽きてきた感もあるw まあだいぶ即レポの書き方は分かってきた。婦人科が始まる前に予備のレポートを用意しておくのが最近のトレンドのようだが、やはり実際に実習が始まってからでないとネタを思いつくのがかなり難しい。レポートの出来はテーマで8割方決まってしまう。良いテーマであれば、自然と面白い論文が引けてくるというものである。
木曜は市川へ出張。遅い昼食をとり、その足で代々木へ。信濃町に戻ったのはやはり23時前で、ここから徹夜で試問の勉強を始める。明らかに代々木の影響ではあるが、先週も今週も木曜がエグいw 金曜、予診の後に口頭試問。オペはチョコレート嚢腫摘出術を選ぶも、GもPも挙児希望すらも未知、薬物療法もツッコミどころ満載で、Wコン行にw 知識問題については試問表集成が相当に役立った。糸結びは引っ張りすぎてしまい、これもやはりWコン行。日曜朝までの即レポを課され、やや後味の悪い感じで2週間を終える。結局我々の班は6本の即レポが出たことになるのか。
試問後に次の産科のオリエンがあったが、起きて目は開いていてもまったく内容が頭に入ってこなくて何だか申し訳ない気分になった。その後、次の班へ婦人科の引継ぎを行い、終了後に四谷三丁目にて打ち上げw
本レポとWコンが残っているとはいえ、ついに婦人科が終了。これまでのポリクリをいかに適当にやってきたかを思い知る2週間だったというのが正直な感想である。もちろん適当とは言ってもサボっていたわけではないし、それなりに勉強をしながら与えられた課題はまともにこなしてきたが、結局のところ受動的な学習しかできていなかったのだ。持てる力の全てをぶつけて勉強してきたかと言われれば否だし、気が付けばどこか楽な方向へと転がって行ってしまう人間の性を再認識したことになる。まあ、そういう風にして生きていく方法もあるし、実際そんな人は大勢いるのだろうけれども、結局それでは一切の進歩というか創造性に欠けると思うのだ。
写真:井倉洞
はるか眼下へと走って落ちる滝。
1102文字
月曜、本レポートを早く出せとの催促があり朝の時間で最後のまとめを書き上げて急いで提出。今週は予診取りがかなり多い。空いた時間で症例報告をまとめる。火曜、即レポを課される。卵巣癌は色々な抗癌剤の臨床試験が行われているので、テーマとしては比較的書きやすい。水曜、再び即レポを課される。カンファの内容がそうだったので仕方ないが、またもや卵巣癌。さすがにそろそろネタが尽きてきた感もあるw まあだいぶ即レポの書き方は分かってきた。婦人科が始まる前に予備のレポートを用意しておくのが最近のトレンドのようだが、やはり実際に実習が始まってからでないとネタを思いつくのがかなり難しい。レポートの出来はテーマで8割方決まってしまう。良いテーマであれば、自然と面白い論文が引けてくるというものである。
木曜は市川へ出張。遅い昼食をとり、その足で代々木へ。信濃町に戻ったのはやはり23時前で、ここから徹夜で試問の勉強を始める。明らかに代々木の影響ではあるが、先週も今週も木曜がエグいw 金曜、予診の後に口頭試問。オペはチョコレート嚢腫摘出術を選ぶも、GもPも挙児希望すらも未知、薬物療法もツッコミどころ満載で、Wコン行にw 知識問題については試問表集成が相当に役立った。糸結びは引っ張りすぎてしまい、これもやはりWコン行。日曜朝までの即レポを課され、やや後味の悪い感じで2週間を終える。結局我々の班は6本の即レポが出たことになるのか。
試問後に次の産科のオリエンがあったが、起きて目は開いていてもまったく内容が頭に入ってこなくて何だか申し訳ない気分になった。その後、次の班へ婦人科の引継ぎを行い、終了後に四谷三丁目にて打ち上げw
本レポとWコンが残っているとはいえ、ついに婦人科が終了。これまでのポリクリをいかに適当にやってきたかを思い知る2週間だったというのが正直な感想である。もちろん適当とは言ってもサボっていたわけではないし、それなりに勉強をしながら与えられた課題はまともにこなしてきたが、結局のところ受動的な学習しかできていなかったのだ。持てる力の全てをぶつけて勉強してきたかと言われれば否だし、気が付けばどこか楽な方向へと転がって行ってしまう人間の性を再認識したことになる。まあ、そういう風にして生きていく方法もあるし、実際そんな人は大勢いるのだろうけれども、結局それでは一切の進歩というか創造性に欠けると思うのだ。
写真:井倉洞
はるか眼下へと走って落ちる滝。
1102文字
今日も自習室へ足を運び、ひたすら本レポートを書くだけ。文献が97本にまで膨れ上がった。ここのところ、試問表集成を作ったりレポートを書いたりなど、廃人のように週末を過ごすことが多いw そしてそういう時に限って、窓外に見える空はどこまでも青く、すばらしい晴天で、心が寒くなるw いかにも旅愁をそそる、旅へ出たくなるような季節になった。日本酒の美味い季節にもなった。
写真:井倉洞
とくに1枚目など、少し視界が開けていることを除けばまるで内視鏡の映像じゃないかw 独特の質感が実によく似ていて本当に面白い。まあ、そういう観点ばかりがどんどん強力になっていくのは、少し悲しいことでもある。
326文字
写真:井倉洞
とくに1枚目など、少し視界が開けていることを除けばまるで内視鏡の映像じゃないかw 独特の質感が実によく似ていて本当に面白い。まあ、そういう観点ばかりがどんどん強力になっていくのは、少し悲しいことでもある。
326文字
家にいては何も捗らないので、とりあえず自習室へ足を運ぶ。そして一日中PCに張り付いて本レポートの作業w 過去レポをたたき台にして内容を改善するというタスクを課されたが、まず内容を把握せねばならない。これが非常に面倒で、文章は読みにくいし、何を言っているのか意味が分からないところも散見される。全ての文献に目を通して裏を取り、大々的に書き換える。デュプロ編集長の仕事をやっていて思ったことでもあるが、人の書いたものを改善して新たな何かを作り上げる、というのは極めて難しいのだ。
写真: 井倉洞
こうした一滴一滴が鍾乳石を作り上げる。
301文字
写真: 井倉洞
こうした一滴一滴が鍾乳石を作り上げる。
301文字
ついに回ってきたw
・婦人科
月曜朝、予定通り「担当者」になるw 午前はオペを見て、午後はカルテをさらってその復習を行う。火曜、いわゆる「有難いお話」の後に外来を見る。この日は通常のカンファに加えて合同カンファまで開かれたので、即レポが2本課される。最初の即レポはそこそこ気合いを入れて書かねばならないという話だったが、1本目は我ながらよく書けたものの、0時頃に着手した2本目は微妙な感じになってしまった。4時前に就寝。水曜、即レポが返却されたが意外と予後良好。午前はオペを見る。木曜、駒沢へ出張。前情報では早く終わるとのことだったが、オペが予想外にエグく15時頃までかかってしまった。夕方は代々木へ。信濃町に戻ると23時で、ここから徹夜で外病院の即レポを1本片付ける。即レポは、要領を得てくればもっとスムーズに書き上げられるのだろう。各所から情報を過不足なく拾い上げてきて、ぱっとまとめる力が求められているように思う。金曜、午前は病棟、午後はオペ。まあ一晩くらい眠らなくても、意外とまともに日常は過ぎていくことを実感した。流れに乗ってしまえばあっという間だったが、これにて一週間が終了。
即レポと試問がなければ、普通のポリクリと何ら変わらない感じか。もっとも「担当者」に課せられる本レポートは、他と比べるとまるで比較にならないエグさではあるw あと思ったのは、普段からこうしてくはねlogを「書く」作業も意外と捨てたものではないということ。レポートのような実用文を作るときに、日本語の感覚が無意識のうちに生きてくる。
そういえば火曜は誕生日でしたw
写真:井倉洞
3枚目は大網のようにも見えます。
771文字
・婦人科
月曜朝、予定通り「担当者」になるw 午前はオペを見て、午後はカルテをさらってその復習を行う。火曜、いわゆる「有難いお話」の後に外来を見る。この日は通常のカンファに加えて合同カンファまで開かれたので、即レポが2本課される。最初の即レポはそこそこ気合いを入れて書かねばならないという話だったが、1本目は我ながらよく書けたものの、0時頃に着手した2本目は微妙な感じになってしまった。4時前に就寝。水曜、即レポが返却されたが意外と予後良好。午前はオペを見る。木曜、駒沢へ出張。前情報では早く終わるとのことだったが、オペが予想外にエグく15時頃までかかってしまった。夕方は代々木へ。信濃町に戻ると23時で、ここから徹夜で外病院の即レポを1本片付ける。即レポは、要領を得てくればもっとスムーズに書き上げられるのだろう。各所から情報を過不足なく拾い上げてきて、ぱっとまとめる力が求められているように思う。金曜、午前は病棟、午後はオペ。まあ一晩くらい眠らなくても、意外とまともに日常は過ぎていくことを実感した。流れに乗ってしまえばあっという間だったが、これにて一週間が終了。
即レポと試問がなければ、普通のポリクリと何ら変わらない感じか。もっとも「担当者」に課せられる本レポートは、他と比べるとまるで比較にならないエグさではあるw あと思ったのは、普段からこうしてくはねlogを「書く」作業も意外と捨てたものではないということ。レポートのような実用文を作るときに、日本語の感覚が無意識のうちに生きてくる。
そういえば火曜は誕生日でしたw
写真:井倉洞
3枚目は大網のようにも見えます。
771文字
朝の地震ではっと目が覚めたが、天井を見上げながらあー揺れてるなーと思って、二度寝。結局活動を開始したのは11時過ぎからで、部屋を掃除して、洗濯をして、書きかけだった部誌の原稿にけりをつける。個人的な趣味というか遊びと、真面目な内容を複合させてみたが、読み直してみたらかなり異常な内容になっていたw まあ今さら直すわけにもいかないし、代わりのネタも思いつかないのでこれで提出。あとは婦人科の資料を整理し、オペの予習をする。今週分の代々木の解答作成も完了。
しかし即レポを一つ片付けておきたいところだった。朝が遅すぎる。
写真:井倉洞
今日からしばらくは、鍾乳洞の写真オンパレードですw
328文字
しかし即レポを一つ片付けておきたいところだった。朝が遅すぎる。
写真:井倉洞
今日からしばらくは、鍾乳洞の写真オンパレードですw
328文字
昨夜行われた婦人科の引継ぎは予想外にヘビーな内容であった。入るオペを割り振ったり、外病院を決めたりしていたら、22時になっていた。ここのところ、週末はとことん堕落した生活を送っているので、起床は昼前。平日は朝早く起きられるというのに、週末になると何かが外れてリズムが緩慢になる。家にいても何も捗らないので、午後は信濃町へ赴いて資料集めと座学に勤しむw 先週に試問表集成を作ったおかげで少しは知識が蓄えられたと見えるが、まだ全然生きた知識になっていない。偉大なる先人のノートを読了する。
写真:井倉洞
洞窟の入り口は川の対岸、切り立った断崖の裂け目にあります。いかにも鍾乳洞がありそうな地形。岩肌には細い滝が走っています。
346文字
写真:井倉洞
洞窟の入り口は川の対岸、切り立った断崖の裂け目にあります。いかにも鍾乳洞がありそうな地形。岩肌には細い滝が走っています。
346文字
ああ、飛ぶように時間が流れてゆく。
・一般・消化器外科
今週も色々な手術に入った。どちらも開腹であった。腸班は面白い。火曜の夜は四谷三丁目にも連れて行って頂いたw さすがにそろそろレポートをやらないとまずいと思い、水曜の午前中を使って突貫で仕上げる。2週間を通して何かものすごく知識が増えたかというとそれは否で、3年前にやった腹部の解剖を一通り復習し、大腸の手術に少し詳しくなったというだけであるが、外科の雰囲気に浸れたことが最も有意義であった。腹腔鏡の楽しさも実感した。
外科は激務で大変そうではあるが、同時にやりがいも大きいように思える。診療科はどう決めるべきか。周囲を見渡せば、当然内科に決まってる、当然外科に決まってる、という人もそれなりにいる一方で、自分はといえばどちらともつかず全く決められない。まあ、選択肢の幅が広い、と言えば聞こえは良いがw しかし火曜にも出た話題だが、自分が興味を持って生涯継続できる分野でないといけない。興味のない仕事を一生続けることほど不幸な話はないだろう。
火曜、水曜、木曜、金曜と連日夜が遅い。余った時間で婦人科の準備を進める。
写真:姫新線普通列車、伯備線普通列車@刑部、新見
津山観光後は、井倉洞に向かうべく新見まで出ます。
607文字
・一般・消化器外科
今週も色々な手術に入った。どちらも開腹であった。腸班は面白い。火曜の夜は四谷三丁目にも連れて行って頂いたw さすがにそろそろレポートをやらないとまずいと思い、水曜の午前中を使って突貫で仕上げる。2週間を通して何かものすごく知識が増えたかというとそれは否で、3年前にやった腹部の解剖を一通り復習し、大腸の手術に少し詳しくなったというだけであるが、外科の雰囲気に浸れたことが最も有意義であった。腹腔鏡の楽しさも実感した。
外科は激務で大変そうではあるが、同時にやりがいも大きいように思える。診療科はどう決めるべきか。周囲を見渡せば、当然内科に決まってる、当然外科に決まってる、という人もそれなりにいる一方で、自分はといえばどちらともつかず全く決められない。まあ、選択肢の幅が広い、と言えば聞こえは良いがw しかし火曜にも出た話題だが、自分が興味を持って生涯継続できる分野でないといけない。興味のない仕事を一生続けることほど不幸な話はないだろう。
火曜、水曜、木曜、金曜と連日夜が遅い。余った時間で婦人科の準備を進める。
写真:姫新線普通列車、伯備線普通列車@刑部、新見
津山観光後は、井倉洞に向かうべく新見まで出ます。
607文字
昨日の試問表集成で力尽きた感があり、今日は大して何も進まずに終了。こういう日があるとダメなのだ。詰めが甘い。ぐだぐだとテレビを見た他は、たまった日記の更新くらいしかやっていないw 外科の症例レポート、部誌の原稿、東大数学の解答作成、このうちどれか2つは片づけたいところであった。どういうわけか、時間の流れ方が全然違う。
写真:津山市街
少し人工的な印象を受けます。
218文字
写真:津山市街
少し人工的な印象を受けます。
218文字