曲面美

2013年8月2日 弓道
曲面美
曲面美
いよいよ大詰め。

東医体立練習 其之参
個人は2、1でまたも3/8であった。正常な精神状態で引けていない。団体は2、2、3、2、1で10/20。最初の2立は前の一手しか中らず。3立目は大前、貮的、落前が皆中、参的も四的も羽分けで、ここで自分が止めを中てて皆中すれば20の大台に乗るという局面だったが、止めは虚しくも5時方向へ抜けていった。4立目は初めて止めが中ったが羽分け、5立目は初矢の流れをつぶしてしまった上に、二本目一本。実に悔しいというか、情けない結果であった。それでも6人を足せば13、14、19、15、16で77/120。入部以来、見たことのない数字である。絶対に慢心することなく、また絶対に諦めることなく、立練習の成果を東医体の大舞台で淡々と披露しようじゃないか。

帰宅後はラピュタを見てから、夜明けまで檄文をしたためる。

写真:特急いなほ@酒田
意外とまるっとしています。

466文字

一番列車

2013年8月1日 大学
一番列車
一番列車
今日は任意参加の外科の実習へ。

動物実習
イヌを用いた手術の練習。開腹、脾摘、腸管切除と吻合、虫垂切除、閉腹、気管切開と挿管などなど。デモではいとも簡単に手術が行われていたが、実際に自分たちでやってみると相当に難しい。動脈の処理ひとつを取っても、結紮をしくじると噴水のように血が噴き出すし、鉗子や攝子の使い方も難しい。当然ながら3年前の解剖実習とは全然状況が違うわけで、これは生きた動物である。手にした臓器の温かさとか、生々しい質感とか、呼吸性変動でゆったりと変形する腹腔とか、すべてが異なっている。当たり前だが、血管を切れば出血し、筋肉を切れば攣縮が起こる。

自動縫合器も使うことができ、面白い実習であった。これだけでもかなり充実していたとは思うのだが、今日の内容は実際の外科手術の何千分の一くらいのレベルで、本当はさらに魅力的だという。

90分くらいのデモを見学しているときは退屈な時間もあり疲れたのだが、実際に自分が術野に入って術者なり助手なりをやってみると、時間の経つのは本当にあっという間で、90分などすぐに過ぎてしまう。時間の経ち方は本当に不思議で、当然ながら集中力に依存する部分が非常に大きい。最後に、命を差し出した4頭のビーグルに黙祷を捧げて、実習を終わる。

自由練習
どっと疲れが出たが、志木へ向かう。巻藁なしの的前では、まず押手肩を入れる。そしてゆったりと素弯をするように、鋭く矢の線方向に収めてくる。あと、矢所が散り始めたら手の内が崩れてきたと考え、1、3指の締めを意識する。末梢の要所がしっかり締められていると、体幹と上手く連携して会も持ちやすい。

写真:特急いなほ@酒田
新潟方面の一番列車です。

819文字

酒田到着

2013年7月31日 日常
酒田到着
酒田到着
午前中は部屋の掃除と片付け、洗濯を行う。昼過ぎにヤウを食し、循環器のQBを進めた後、志木へ足を運ぶ。練習に行くたびに色々な注意点が浮上してくるので、とくに最近は積極的にノートに書きとめるようにしているが、それは即席を即席で終わらせないための試みでもある。しかしながら、アルカリ金属の切断面がみるみるうちに酸化されていく光景を見るのに似た感覚は、どうしても払拭しえない。実体を覗くガラス窓が曇らないように、毎日練習するようにしている。

写真:特急あけぼの@酒田
5時4分、まだ夜の明けぬ酒田駅に降り立つ。

287文字

山男

2013年7月30日 弓道
山男
山男
淡々と夏休みは過ぎてゆく。

東医体立練習 其之貮
東京武道館にて。相変わらずこの道場もすばらしい。12的をフルで使えるので、全員が個人8射、団体20射をひくことができた。射込みの時間こそ取れなかったが、本番に極めて近い環境で引けたのは良かった。

個人は1、2で3/8と一昨日の半分になってしまった。団体は、前半の10本は落前とシンクロした的中を辛うじて維持できていたが、後半の10本は2本しか的中せず、3、3、2、1、1で10/20という無残な結果に終わった。それでも6人を足せば、16、16、16、12、15で75/120を達成した。慢心することなく、次の立練、そして試合に臨みたいところ。

ヤウを食し、散髪に行き、銀行振込を行い、諸々の雑務を処理し、QBを解いたら夜になっていた。最近は弓をひくことに最大限の力を注いでいるためか、それ以外の部分がどうも今ひとつになっている。

写真:特急あけぼの@上野
山男の異名をもつEF64。ブルトレの先頭に立つ姿も勇ましい。

506文字

ブルートレイン

2013年7月29日 弓道
ブルートレイン
ブルートレイン
明治神宮練習
去年も行った明治神宮の個人利用。貸切状態でもない限りは日弓連式一手坐射でしか引けないのが唯一の難点だが、そうは言ってもたった2本しか持たずに立に入り、それを引いて帰ってくるわけだから、試合と同等あるいはそれ以上の緊張感が得られて実に有意義。3時間半も延々と立を繰り返し、ようやく40本。こういう広い会場でひくのもずいぶん慣れたように思う。相変わらず、素晴らしく綺麗な道場であった。

遅い昼食をとり、道場に立ち寄ったら92回主将がたまたまいらっしゃって、長話w 夕方は循環器のQBに着手してみるが、ポリクリ中でないからかあまり捗らない。ただ、一学期に回った科の復習をするのは悪いことではないと思うので、なるべく意識を高くもって進めるようにしようw

写真:特急あけぼの
三大豪華列車、北斗星、カシオペア、トワイライトエクスプレスを除いた純粋なブルートレインとしては、あけぼのが最後の列車。運行区間が一社内で完結すること、山形秋田の日本海側という新幹線の恩恵から遠い区間を結ぶことなどが、生き残ってきた理由でしょう。

533文字

北へ向かう列車

2013年7月28日 弓道
北へ向かう列車
北へ向かう列車
北へ向かう列車
いよいよ佳境に入る。

東医体立練習 其之壱
駒沢オリンピック公園にて。建物自体は古いが、綺麗に整備された道場。個人は2、4で6/8。落に舞い戻った団体は3、3、3、2、0で11/20、全体では56/120。この立練はこれまでになく緊張した。しかし、射を「見られている」のではなく、練習の成果を「見せる」つもり、いや「見せてやる」くらいの心持ちで臨んだ方が、意外と上手くいく。そうはいっても結局、ただ楽に引けたというだけで、立練では早気を克服できなかった。会らしい形態と力学はごく一瞬だけ実現したが、じっくり狙い、じっくり伸びるという相はほとんど経験しなかった。1本あったかなかったか。

遅い昼食をとり、帰宅。異様な疲労感を覚え、日没まで昼寝してしまった。その後も何も大したことをせず、一日が終わってしまった。どう考えてもポリクリ生活の反動が来ているw

写真:特急あけぼの@上野
この青色はいつ見ても美しいが、とくに夜の青色は格別。

487文字

ふるさとの

2013年7月27日 日常
ふるさとの
ふるさとの
ゆうべは3時半に帰宅し、シャワーを浴びて寝床に入ったら4時になっていたが、無事に9時に起床。まずは矯正歯科を往復する。上顎に新しい装置が入り、若干の違和感。今夜あたりに痛くなってくるんだろう・・・

昼は外苑前にて父親と食事。諸々の書類を受け渡す。

夕方は志木へ足を運ぶ。途中でスコールの如き猛烈な雨が降ってきて矢道がプールのようになったw 前主将と共に100射して帰る。どうも羽分けすれすれをさまよう感じになってしまった。何がおかしいのか考えたところ、打起しが高すぎた。高い打起しは、均等な引分けを難しくする。やや低めのところから矢筋の方向へと、胸を開くように引分けていくのが理想であった。あとは、力が漏出しないような末梢の構造を作る。

そういえば、先週受けたTOEFLのスコアが判明。R30、L24、S19、W27で、100/120ww そんな出来た覚えは全然ないんだがww 実に強運ではあったが、受験英語勉強の産物も捨てたもんじゃないということか。まあ課題はどう考えてもListeningとSpeakingなわけだが、あのゴミのようなスピーチでも6割もらえるとはマジで驚いたw 次受けるとすれば、この辺りをもう少しまともに対策してから臨むとしよう。

写真:特急あけぼの@上野
今日からは、山形へ日本酒を飲みに行ったときの写真を載せていきます。

612文字

帰路

2013年7月26日 大学
帰路
帰路
帰路
ついに最終週となった。

血液内科
内科のポリクリはたいてい週の前半が忙しくなるもので、カルテを確認し、サマリーを書き始め、水曜日には草稿を上げる。しかもレポートも課されたので、AIDAとmodified AIDAについて論文を漁り、これも水曜日までに仕上げる。ここまではなかなか忙しかった。おかげでAPLについては結構詳しくなったが、他の血液疾患についてはあまり理解が深まらないまま終わってしまった。そうは言っても、クルズスとかを通して白血病、リンパ腫、貧血についてはだいぶ知識が整理されたし、去年の今頃、初めて血液内科に触れたときよりは格段に見通しが良くなった。この科はなかなか面白い。あとは、感染症の勉強の必要性を痛感した。とくに血液内科ではクリティカルな問題だが、別にどの科に行っても感染症の知識は必須になる。細菌も抗菌薬もほとんどがうろ覚え。

そういえば、先週のリウマチ内科に続き、またもや遅刻をやらかしてしまった。もはや屑のような班員であるorz 水が低いところ、低いところを流れていくように、恵まれた環境に甘んじていると、楽な方へ、楽な方へと堕落、そして頽廃していく。その恐ろしさを改めて肝に銘じたい。

自由練習
三重十文字、勝手で吊り上げるような打起し、下筋を意識した大三、均等な引分け、押手の1、3指と勝手の4、5指、両肘の張り、などなど。しかし、その日の練習において即席で通用する射型というのは確かに存在するが、即席を即席にしないためにはどういう工夫が必要なのか。もちろんこうして言葉という形にして書き留めることも一つの方法ではあるが、何より体性感覚を磨かなければ、いくら言葉にしたところで身体が忘れてしまう。

そして、会談をセッティングした。例によってゴミのようなプレゼンテーションをしてしまったが、何とか伝わったのではないかと思う。今後、こういう場を定期的に設けていきたい。プレゼンの敗因は、やはり「書く論理」が圧倒的に優位で、「話す論理」が死んでいることに尽きる。文章を書くときと同じ頭の使い方をしていては、決して話すことはできない。見かけ上は話していても、それは文章を声に出しているに過ぎないし、「書く論理」に特有の推敲の感覚が全く通用しないので、話す順番も内容もばらばらになっていく。まあ、自分が思っているほどひどくはないのかもしれないが、もっとスムーズな境地というものがあるはずだと思っている。症例報告は型が決まっているので措くにしても、始めの会、終わりの会、ミーティングなどなど、「話す論理」の貧弱さを思い知る機会はたくさんある。

定期練習
東医体立練に向けて、金曜は定期練習を組んだ。火曜までは淀みなく運行していた射が、どうもぎこちなくなってきた。原因は、勝手肩の著しい抜けであった。もっと自信を持って、人にまともに見せられるような射を目指そう。

練習後は志木にて飲み会。そして荒木町に移動し、副将と共に未明3時まで飲むw

写真:中央本線特急ワイドビューしなの 他
特急で長野まで一気に出て、あとは長野新幹線。往路は米原経由のきたぐにとぶつからないように関西本線を選び、高山本線を南下してきたときは岐阜を避けて太多線で中央西線に入り、さらに帰路は岡谷すれすれの塩尻を通って長野まで逃げてきました。我ながら、なかなか絶妙な一筆書き。経由線区が多すぎてマルスでは発券できなかったので、まさかの補充券で切符が出てきたのでしたw 経由は「別紙参照」。

1582文字

蝋燭の海

2013年7月21日 日常
蝋燭の海
蝋燭の海
起きたら10時半。「家」の風通しを行い、久々にピアノに触り、血液内科の予習を少しやりつつ、日中はのんびりと過ごす。夕刻には通風を終了し、再び「家」を閉鎖空間にしてから立ち去る。地区センターで国政に参画した後、都内に戻る。

夜はポリクリ班の飲み会。初めはみな真面目な話だったが、さすがは野郎班、途中からひどいことになったw 班員がみな男という班は結構多いのかと思いきや、調べてみると自分たちを含めて3班しかなかった。まあ班員に女子がいる方がみな真面目になるというのは解剖実習を通して得られた知見だが、我々はそんな一般論には従うことなく、極めて真摯に臨床実習に取り組んでいると自負するところであるww

ずいぶんとたくさんの美酒が出てきて、今夜は寝落ち。どうもお疲れさまでした。

写真:木曽福島の町並み
広場には燈籠が集結していました。

403文字

夜を彩る

2013年7月20日 日常
夜を彩る
夜を彩る
夜を彩る
TOEFL iBT
10日前に思い立って申し込んだTOEFLだが、正直ナメすぎてた感は否めない。ReadingとListeningに関してはこの1週間で参考書を猛烈な勢いで片付けたが、他の2つのセクションは準備せずに試験当日w

まず、ReadingとWritingは受験英語勉強の残滓だけで十分対応できる内容。しかし、Listeningは難しい。基本的に向こうの大学生活を想定した内容で、とくに講義に関してはノートが上手く取れていないと解答できない設問も多い。入試と違って1回しか聞けない形式も難易度を上げている。医学生理学、分子生物学あたりの内容ならば親近感があってかなり分かりやすい一方で、芸術史や文学みたいな内容になると結構苦しくなる。手応えあるパートもあったが、どうしようもないパートもあって、全体で見ればきっとかなりショボい点数になっているんだろう・・・

Speakingはさらにムリゲーで、言いたい考えは頭の中でまとまっても、どうしても作文してから話をしてしまうので、相当にしどろもどろになった。最低限の意見表明だけは行うも、あとは何を言っているのか良く分からない、という感じになっていると思われるw このセクションは文章構造とかを緻密に考えたら負けで、むしろスポーツ感覚で反射神経を磨いていかないと全く対応できない。

全体的な感想としては、実用的な英語がまるで身に付いていないという反省が大きい。読み書きができるのはまあ良いにしても、聞いて、話せなければ実際は使い物にならない。とくに話すことに関しては圧倒的に訓練が不足している。これは勉強というよりも実地練習か。あとは、日本語でも「話す」ということにもっと積極的にならないと、英語で出来るはずがなかろう。

自由練習
4時間半ぶっ続けでパソコンに向かい疲労困憊したが、一休みしてから夕方の三田へ足を運ぶ。先週の反省を踏まえ、縦横十文字の規矩を守った射を意識する。あとは、押手の1、3指と、勝手の4、5指を必ず締めて、体幹からの力が末梢で散逸しないようにすることを心がける。

夜は「家」へ帰る。抜け殻である。

写真:木曽福島の町並み
なかなか幻想的です。

1017文字

旧街道

2013年7月19日 大学
旧街道
旧街道
旧街道
淡々と週はめぐってくる。

リウマチ内科
初日に血液内科のところに行ったら「血液は来週だよ」と言われ、確かにローテ表を見たらそうなっていた。月曜が休みなので変則的なスケジュールになっているらしい。血液が先、という固定観念が強すぎて誰も確認していなかったわけだが、これはいわゆるスイスチーズモデルに通じるものがあるw 幸いにもリウマチの方が集合時刻が遅かったので、とくに問題は生じずインシデントに終わる。

前情報ではリウマチは楽と噂されていたが、全然楽ではなかった、というか課題の面に関しては今まで回ったどの科よりも忙しかった。月曜が休みで4日間に縮まったにもかかわらず、プレゼンの練習、レポートの作成、PBLのスライドなどが盛りだくさんであった。クルズスや外来見学もがっつりと時間割が組まれていて、あまり暇がなかったように思う。レポートは生物学的製剤の副作用、スライドはPM/DMに合併する間質性肺炎について。しかしこうして短期間で課題をこなすとなると、集中して勉強できるから有難いといえば有難い。

リウマチはひたすらつまらないイメージしかなかったが、意外とそうでもない。まあ、デュプロの文字を読むのと、実際の患者を見るのとでは、全身性疾患というイメージの明瞭さもずいぶんと変わってくる。あと、この科は研究に力を入れたい人には魅力的なのかもしれない。とくに免疫学との関連が深い。

自由練習
三重十文字が崩れ、胴体の長方形が偏倚して平行四辺形になっていた。押そうとして体ごと的へ向かうのでは、押していることにはならない。あくまで正中線を守り、そこから左右均等に伸びることは基本中の基本であった。忘れていたつもりはないが、実際は忘れていたに等しい。不思議なことに、そういう基本を全く意識せず体現できることもあれば、矢数をかけるうちに緩徐に崩壊してきて、改めて基本を意識しなければならないこともある。

なかなか忙しい一週間だった。そういえば電解質と輸液の復習もやらねば・・・

写真:木曽福島の町並み
蝋燭の灯りは独特の温かみがあって良い。

974文字

滑走路

2013年7月15日 日常
滑走路
滑走路
明るい寝床でむにゃむにゃするのは休日ならではの怠惰だが、やはり起床が遅くなると一日の作業効率は著しく低下する。掃除と洗濯と部屋の整理をやったらもう正午を過ぎていて、あとは机に向かう。思い立って20日にTOEFLを入れたので、リーディングとリスニングくらいについては対策しておこうということで、参考書を片付ける。

夕方は三田へ足を運ぶ。なんか少しバランスが崩れてきたような・・・

写真:木曽福島の町並み
道の両側に燈籠が並ぶ様子は、標識灯が煌めく夜の滑走路のようにも見えます。

274文字

氷の燈籠

2013年7月14日 日常
氷の燈籠
氷の燈籠
氷の燈籠
少しだけ英語を勉強してから、昼過ぎに国際展示場正門へ。

レジナビ
今日は2回目。前回、3月に参加したときはまるで訳が分からなかったが、ポリクリが始まってはや3ヶ月、どの科がどういう感じとか、ようやく雰囲気がつかめてきたので、今回のレジナビはそれなりに実りのある内容に思えた。6つほど病院を回り、資料を集める。しかし集めたは良いが、自分なりの合理的な観点というものがないと結局選べない。だったら研修先はどこでも良いかというと、当然そんなことはない。つまりは、まだ観点を形成するに足る見識が備わっていないのだ。

それにしても、このイベントは会場をただ歩いているだけで色々なところから客引きのように声がかかってくるw しかし興味がないからといって無下に断るわけにもいかないし、毎回毎回、互いに困惑した感じになって終わってしまう。

3時間ほどで会場を後にし、夕刻は代々木へ。長い一日だった。

写真:木曽福島の町並み
本当に偶然、「雪灯りの散歩道」というイベントが開催される日に木曽福島の町を訪れたのでした。当初は普通列車で松本まで出る予定でしたが、せっかくなので燈籠の点灯時刻まで粘り、イベントを少し楽しんでから町を後にしようということで、遅い時間帯の特急に乗ることに決めたわけです。

611文字

夕餉

2013年7月13日 日常 コメント (2)
夕餉
夕餉
夕餉
また一日の最初の予定に合わせて起きてしまった。

雄飛塾
今日は般外が主催する任意参加の実習。糸の紹介、電気メスの紹介、外科医人生の紹介、ブタのバラ肉を使った縫合実習、それと糸結び実習。時間割がきつきつだったが、なかなか楽しかった。糸結びはひたすら練習しないと出来なさそうだ。どうもこういう操作は、呑み込みが悪く要領を得ない。

やはり、外科は面白そうだ。外科はガチ体育会系、オラオラ系が多いというイメージがあって、確かにそれは当てはまる部分も大きいのかもしれないが、そういう表面的なイメージとか、あまりこういう言葉は使いたくないが「ノリ」や「キャラ」とかだけで診療科を決めるのもアホな話だと思う。

結局、自分の最も興味が持てることを選べば良いのか。今は、その判断材料を蓄積する時期なのかもしれない。興味関心のない仕事をすることほど不幸なことはないと、ふと思う。

自由練習
実習後は三田へ。今日はここ数週間で最も良い感じで引くことができたか。しかし、気を抜くといつの間にか、早気に戻っている。ここでは、極めて高度な自律が求められている。甘えは最大の敵である。

写真:夕食
ふと立ち寄った豆腐料理屋。これが実に美味かった。店内には『夜明け前』の原稿のレプリカ(?)が。

639文字

福島関所跡

2013年7月12日 大学
福島関所跡
福島関所跡
福島関所跡
今週は全て7時半集合であった。習慣は恐ろしく、5日間も続くと自然と体が慣れてくる。習慣が人間を作るとは、よく言ったものである。

心臓血管外科
月曜は、極寒の中ひたすら画面を眺めて4時間半立ったまま、1時間に1回程度「これが右心房だね」「人工腱索をつけたよ」などというスーパー簡単な解説が入るだけという、まさに苦行に等しい手術見学だった。しかし水曜は術野に入ることができ、全貌を間近から見て、あんなことやこんなこともあり、非常に勉強になった。術野は本当にド派手で、胸骨正中切開でガバッと開くさまや、動脈から噴き出した血液で血まみれになるさまなどは、さすがである。人工心肺も目新しく、心停止してモニターの表示が「0」になる瞬間や、息を吹き返したように拍動が再開する瞬間などは、感嘆するものがあった。

心外は脳外とも呼外とも全く異なる雰囲気で、とくにチームプレーが重要な科であるように思われた。まあ、あの部屋では何ということもないように手術が行われているわけだが、ふと冷静に考えてみれば、やはり「すごいこと」をやっているのだ。当然ながら、そういう手術は一人でできるわけがない。

循内と心外の2週間は、内科の方の勉強があまりはかどらなかったことを除けば、実に充実したポリクリであった。内代と脳外に並ぶ面白さ。呼吸器のQBは火曜に終了したので、ようやく循環器に移れるかと思いきや、色々な雑務やら思い立って申し込んだTOEFLやらが降ってきたので、未だ着手していない。効率的に時間を使うためには、自らある程度の予定を最初から組んでしまえば良いのだ。自らで自らを律し、自ら締切を設定すれば、自ずとやることは決まってくる。

自由練習
月、火、水、金の夕方は三田に通った。各日とも色々な収穫があった。手首が回外位に巻きつかないよう押手の手の内を締め、とくに意識を角見の一点に集中させること、勝手の環指と小指を最大屈曲し、とくに意識を弦道の一筋と肘の一点に集中させること、三重十文字の構成に気をつけること、そして何より、会に入って伸びること。

早気をなんとか克服するために色々な方法を考えたものの結局は「気持ちの問題」で、相当に強い意志がないと克服はできない。粘るしかない。粘ろうと思うしかない。ただし、押手の手の内と、勝手の第4、5指の屈曲はかなり重要な因子であるように思われる。末梢の関節が緩んでいるということは、その場所からいともたやすく力が散逸することに他ならない。いわば、有窓性の毛細血管から水がジャージャー漏れ出るような感じである。角見の一点に、そして弦道の一筋に力を集めるような意識がないと、そもそも会は持ちようがないのだ。これは、今週の重要な発見であった。

「中ること確認するために練習をする」のは本当に最悪な練習姿勢で、少し調子が良いとすぐ図に乗ってしまうのは自らの悪癖、醜態である。「こうやればまた中るだろう」と思うのではなくて、緻密な思考と分析の産物を「ただ淡々と繰り返すだけ、ひたすらに繰り返すだけ、そして試行錯誤するだけ」が練習の本質だと考えている。そうはいっても的中は練習成果の一定の目安になることは当たり前なので、このペースを維持できるよう努めたいものである。

体調管理
今週は、冷房も電気も点け放しでベッドに突っ伏したまま朝を迎える、という状況が実に4回もあった。さすがに体が耐えかねたのか、金曜は昼前から何となく傾眠となり、自由練では意識が朦朧としてきて、帰宅して検温したら38.5℃の発熱であった。家路の薬局で手に入れたロキソプロフェンを服用し、布団をかぶって就寝。深夜に目が覚めると、例によって異常なまでの大量発汗と高張尿。アクエリアスで経口補液して再度就眠。翌朝には全快となった。薬は偉大だw

写真:福島関所跡
だいぶ奥の方まで歩いてきました。黄昏です。

1732文字

黄昏の街道

2013年7月7日 日常
黄昏の街道
黄昏の街道
どうも一日の最初の活動予定に合わせて起床する癖がついてしまった。これでは駄目だ。せめて早起きして、最初の予定の前に何かしらの生産的活動をするとか、そういう時間の使い方をしないと、ぐだぐだになる。まあ、休日だから別にいいという話もあるが。

まずは正午に代々木へ。本来なら夕方は帰宅するところだったが、ここは敢えて信濃町へ自転車を走らせ、勉強することにした。ここのところ、どういうわけか、家に居てはまったく勉強できなくなった。「寝に帰る場所」という潜在的意識が強すぎるのかもしれない。つまり、家に帰ったからには、だらだらしてなんぼだろう、というどうしようもない観念が知らず知らずのうちに浸食してきた。まあそれはさすがに大げさな話ではあるが、何にせよ「甘えは禁物」ということだw

写真:木曽福島の町並み
昔からある感じの道路です。

399文字

探索

2013年7月6日 日常
探索
探索
むくりと起床し、まずは矯正歯科へ。その後は信濃町へ移動し、東医体個人戦立順を決めた後、呼吸器のQBを進める。循内と心外を回っているというのに、何故に呼吸器をやっているのか。本当は回っている科と並行して進める予定だったのだが、まあ終わった科の復習ということにしておこう。QBはまとまった時間で解くというよりは、空き時間を上手く活用して解くべきものなのだ。いよいよ、有効な時間の使い方が本当に重要になってきたように思う。

夕方は志木に足を運ぶ。最近なかなか弓が軽くて楽しい。五年ともなると地獄のような試験期間はないので、東医体立練までに十全に調整を重ねたい。もっとも試験がないぶん、普段からコンスタントに勉強を継続していないとポリクリを回っている意味が半減するように思う。

写真:木曽福島の町並み
こういう町は迷路のようなところも多く、面白いです。

409文字

宿場町の夕暮れ

2013年7月5日 大学
宿場町の夕暮れ
宿場町の夕暮れ
宿場町の夕暮れ
あっという間に時間が過ぎてゆく。

循環器内科
関東、総会を終えて、月曜からはまた日常に戻る。いやしかし、この科は勉強不足を著しく実感する。Ⅲ音って何だっけ、とかいうそういうレベルなのでw STEMIについては少しは詳しくなったが、不整脈とか心筋症とかは全然分かっていないし、心電図の読解も拙劣だし、エコーは謎。プレゼンの方法論や鑑別疾患の挙げ方という部分はこの科独特の面白さがあったが、A/Pを適切に考えて「チームの一員として説得力ある意見を述べる」にはまだまだ程遠い。

それにしてもポリクリは、やる気次第で学生のレベルの差は広がる一方である。「与えられたものを高い水準でクリアする」というのは、そこそこ当たり前のことであって、問題は、いかに自分から積極的に勉強できるかということである。与えられるのをいつまでも待っているのでは、はっきり言って何も進歩がない。病態生理も、薬理も、検査所見も、やろうと思えばいくらでも学ぶべきものは湧いてくる。しかし、それを本当に自分からやるかどうか。

別に勉強に限った話ではなく、自分は、何事に対しても「待っている」のだ。確かに、待っていればたまには良いものが降ってくるかもしれないが、そんなことだけに期待を寄せて生きていくわけにはいかない。何を今さら、という感じではあるが。しかしそこまで分かっているのなら、やってみろよと、自分に言いたいところではある。自らをとりまく世界は、自らの関心と知覚の範疇を超えることがない。

自由練習
火曜、木曜は志木へ足を運んだ。どういうわけか、すいすいと気楽に引ける。しかし「どういうわけか」では駄目だ。そういうことを言っているうちは、「どういうわけか」気楽に引けなくなった、ということも十分あり得る。結局は、心の持ちようでずいぶん射が左右されるということなのだが、練習の主眼は精神分析ではなくて、あくまで厳密な運動の分析であることに注意しなければならない。

循環器を回っているので循環器のQBを解こうとするも、呼吸器がまだ終わっていないのでそれを先に片付けるという試み。そういえば、我々の班は夏休みまでに消化器を除いて内科を全て回るスケジュールになっている。これはなかなか有難いのかもしれない。

写真:木曽福島の町並
訪れた時間帯がなかなか良かったかもしれません。

1076文字

路地

2013年6月30日 日常
路地
路地
土曜が試合だと、翌日が日曜だから気楽である。10時頃に起きて洗濯と掃除をした後、まずは白昼の代々木へ。最近思うのは、病棟での内科医の診療と、代々木での仕事がそれなりに似ているのではないかということ。カルテを書いて、A/Pを考えて、という作業は、毎週毎週のフィードバックを適切に行う仕事に通じるものがある。今日はどうだったかな、結果こうだったけどどうしようかな、などという姿勢は、生涯必要になってくるのかもしれない。長期的なスパンでは、退院という目標があるのと同じように、こっちにも突破という目標がある。

総会
スピーチの内容は予め紙に書き出しておいたのだが、いざマイクを持って立ってみると、内容も構成もばらばらになり、ひどい有様だった。

途端に頭の中の紙に文章を書き出し、それを読み上げようとするからおかしいことになるのだ。とりわけ人にものを説明するとなると、「書く論理」が優勢になる傾向がある。前々から痛感していることではあるが、「話す論理」があまりに貧弱だ。書き言葉と話し言葉の違いを言っているのではなくて、思考様式そして表現様式の違いである。

まあ、最低限の内容は伝わったと思うから、これで良しとする。そういえば「苦悩に満ちた顔をしている」と言われてしまったww とくにそういう表情をしていたつもりはないのだが、知らず知らずのうちに心中が表出されていたのかもしれない。共感して頂けるのは、嬉しい限りである。

二次会は、総勢7人で京王プラザホテル45階のバーへ。副都心の夜景を眺めながら、マッカラン18年と、タリスカー10年。野郎ばかりではあったが、楽しいひと時だったw

写真:木曽福島の町並
こういう路地が至るところにあります。

791文字

中山道

2013年6月29日 弓道
中山道
中山道
中山道
関東大会
あと2本及ばなかったのが実に悔しいところではあったが、72/120で準優勝という快挙。苦悩の末の采配だったものの、6人とも羽分けを達成する偉業を成し遂げた。とくに落は、全ての止めを的に叩き込むというすばらしい活躍で、後ろから見ていて凄まじい気迫を感じると同時に、惚れ惚れするような射であった。

拠点が志木に移行して迎えた初めてのシーズンを良い形で締めくくることができ、本当に良かった。各方面、各部員の尽力があって、何とか、練習環境が一通り整備され、来年以降も暫定的に継続していくべき活動の「型」が確立したのではないかと思う。しかし、その真価が問われるのは次なる東医体である。ただ、我々は自信を持って良いと思うのだ。確かな誇りのもとに、一致団結しよう。

帰りは久々に四谷三丁目の成都に行くw

写真:木曽福島の町並
下調べはしてあったとはいえ、宛てもなくぶらぶらする。

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