TER

2015年1月12日 大学
TER
TER
TER
模試
2日目が到来。総論、総論、必修、各論という変則的なスケジュールで、とにかく問題量が多くて疲弊した。

採点してみたところ、必修83.5、一般82.5、臨床79という状態。データマニュアルの効果なのかは非常に疑問が残るが、一般はまあまあだった。しかし臨床が微妙である。何だろうこれは、迷ったものは悉く外してしまった。選択肢を取捨選択するセンスがない。最悪なのは必修で、模試を受ける度にどんどん得点率が下がっていく。正月に必修QBを掃討したのに成績が悪くなるとは、一体どういうことなんだw 以前に比べると変に知識がついてしまった上、これまたセンスのない思考を巡らせてしまうので、「空気が読」めずに臨床問題をどんどん外していく場合が多い。とにかく必修は恐ろしいから、回数別の過去問は必修をメインで解いてみるとか、何らかの対策を講じねば。

写真:TER
テー・ウー・エール。沿岸の町々を結ぶ快速列車に近いですが、客車というのがこれまた重厚。ホームに停まっているだけで様になる。

507文字

カンヌ着

2015年1月11日 大学
カンヌ着
カンヌ着
カンヌ着
模試
ついこの間の年末に受けたばかりだが、またやって来た。2週間と少ししか経っていない。その間に進んだことといえば必修のQBと総論のデータマニュアルなわけだが、果たしてどれほどの効果が出るのか。

今回は3日間の予定を2日に圧縮して信濃町で受けるため、合間の休憩時間がほとんどなくてくたびれる。セクションごとに国対部屋に引き返しては自己採点を行い、程なくして部屋に戻って次のセクションを始める、という無味乾燥な作業の繰り返しである。

感触としては、前回に比べるとかなり難しい。今日の段階では一般は辛うじて8割をキープしたものの、臨床は全然パッとしない成績。さらに必修は相変わらずスレスレをさまよっていて、あまり進歩が感じられない。何とかして明日挽回せねばならない。

写真:車窓、カンヌ駅
カンヌに到着、といってもただの乗り換えなので、わずかな時間で外へ出て駅前の雑然とした写真だけを撮ってホームに戻りました。

475文字

港の夜

2014年12月19日 大学
港の夜
港の夜
港の夜
全ては終わりへ向かって。

循環器内科
規則正しい生活を再開する。近ごろはかなり冷え込んできた。鼻腔を突くこの冬の朝の冷気は、なぜこうも旅情をそそるのか。残酷なことに、とても旅行へ行く時間のないときほど、その思いは一層に強まるものである。さて、2週目はアドバンストというよりもリグレッストと呼ぶにふさわしい実習になってしまったのだが、QBはかなり進んだのでもう満足である。どうもお世話になりました。

金曜の午後、足取りの何と軽いことか。

アメ留
内科の成績表が未だに届いていないという危機的な状況にあったが、鬼のようにメールを送り付けてようやく手続きが完了する段取りとなった。元の元はといえば自らが招いた禍なのかもしれないが、年内に完結する見通しが立って一安心である。

教授会
月曜はプレゼンに駆り出され、ちょろっと一言だけしゃべる。別にその内容がどうこうということは全くないのだが、それよりも、こういう場所で意思決定が行われていることを知り興味をそそられたのだった。

代々木
これで年内は終了。もう残りは数えるほどになった。全てが終わりに向かって着々と進んでいる。金曜夜の解放感はただならぬものがあったが、ここは酒をこらえて諸々の雑務をストイックに片付ける。

怒濤の12月も、これにて一段落。あとは勉強を残すのみ。

写真:ヴィルフランシュ・シュル・メール
レストランの窓から、港の夜。そして、食後の散策。

780文字

質感

2014年12月12日 大学
質感
質感
質感
さらに2週間上乗せでエキストラ・ポリクリw

循環器内科
最初の2日くらいは夕方まで色々と忙しかったのだが、途中から急速にユルくなってきたw 毎朝7時43分の電車に乗り、7時55分に下車、そこから徒歩15分で病院に着き、8時15分にカンファレンスルームのパイプ椅子に着席、という極めて規則的な生活パターンが定着。午前中はカテやエコーを適当(適切かつ妥当)に見学し、その後は医局に案内されてQBオンラインをバリバリ進めるという流れ。研修医やスタッフの先生に会うたび「えっ、6年生?」という反応をされる。この時期ともなると周りを見れば病院見学の5年生がちらほら来ているわけだが、その中で6年生がポリクリをやっているという異常な状況w

カテは、鉛の鎧が重すぎてつらい。術者になれば色々分かって面白いのだろうが、ひたすら画面を見ていると必ず眠くなってくる。一方でエコーはそれなりに勉強になった。循環器は内科の中でも苦手な意識があるので今回わざわざ選んだのだが、少しはその印象が払拭されたか。しかし、聴診は相変わらず難しい。

ポリクリ班打ち上げ
水曜の夜は富士見台の牛蔵で打ち上げ。実に満足。荒んだ日常を送っている中でこういう美味いものを食べると本当に心が洗われるw そして2次会は池袋、3次会は国対部屋w 例のごとく飲み過ぎて帰れなくなったのでソファーに臥したまま朝になる。何とか起床していつも通りポリクリへ向かったは良いが、午前中はほとんど死んでいた。しかもその夜は代々木で4時間半のぶっ通しという強烈な一日であった。

フォロー
着々と試問を進める。試問を行うとなると自分も否応なく勉強させられるので、これはこれで良いスタイルかもしれない。オンラインを活用し、内科と小児産婦の3周目を△と×だけ選んで解いていく。レビューブックもなかなかよく出来た本で、「最低限の知識」と謳われてはいるものの、これが完璧ならたいていの問題は解けるのではないか。

写真:ヴィルフランシュ・シュル・メール
面白い町です。

987文字

黄昏迫る

2014年12月5日 大学
黄昏迫る
黄昏迫る
黄昏迫る
ついに12月に入る。

耳鼻咽喉科
レポートを書き忘れていたので、月曜に急いで仕上げる。決して適当に書いているわけではないが、それなりの水準を保ちながら仕事を迅速に処理する能力というのは今後いっそう大切になってくるように思う。ぐずぐずした態度とは決別し、冷徹に割り切って効率を追い求める姿勢を目指したいものだ。今週は外来に1日と、あとは全てクルズスに出席するのみ。かなり暇な感じであっけなく終わってしまった。

フォロー
いよいよ国対部屋で同級生への試問が本格的に始まる。面接し、予定を組み、範囲を指定して試問。人に教えるというのは自分も学ぶということに等しいので、時間が取られる一方で良い復習になる。それに最近思うのは、言葉に発して知識をアウトプットすることの重要性で、一人で机に向かっていてはどうしても限界が見えてくる。この機会を上手く利用して自分の勉強も進めていかねばならない。

アメ留報告会
コロンビアは人数が多いので、自分はニヤニヤしながら座っているだけw さすがにこれだけではいる意味がないので、後輩へ拙いアドバイスを行う。そして夜は打ち上げが行われるも、別に留学の話題が出るでもなくただのゲス飲みだったw 飲み過ぎて帰れなくなり、例によって国対部屋のソファーで眠りこける。

写真:ヴィルフランシュ・シュル・メール
黄昏が近づいてきました。たくさんのヨットが停泊する桟橋にて。

733文字

迷路

2014年11月28日 大学
迷路
迷路
迷路
さて、正規の予定では先週の金曜でポリクリが終了したはずだが、ここからは長い延長戦に突入。2週間の耳鼻科と、さらに2週間の循環器。5月と6月はポリクリ休みとか地域医療の免除が連続していたものの、耳鼻科の2週間をねじ込める枠は確保できず、ハズレなスケジュールであった。まあかわりに北海道で寝台特急を撮ったりしていたわけだから、そのツケが今に回ってきていると考えることもできるw 循環器に関してはひとえに小児神経のせいで完全な想定外イベントだったが、宿命には甘んずる他なかろう。

耳鼻咽喉科
1週目にオペや外来のノルマを消費してしまえば、2週目はだいぶ楽になる模様。単なる解剖学的な関心によるものだが、いわゆる頭頸部外科もわりと面白そうな領域であるように感じる。耳下腺から顔面神経をちまちま剥がしていく作業など、ツボにはまるポイントがいくつかあった。内耳も側頭骨に秘められた迷宮のようであり、極めたらとんでもない深みにハマっていくのだろう。まあそういう学問的な関心と、実際の日常診療とがどれほど共鳴するのかは、常に難しい問題である。オペの他はクルズスと外来をこなして終了。忙しいかと思いきや、だいぶ空き時間があって嬉しい。

フォロー統括
土曜日に3分の1だけ進めた公衆衛生のQBを週の前半で一気に片付けようかと思ったものの、先日の模試の自己採点申告を集計してフォローと被フォローをリアレンジする仕事に追われてしまった。昨年の資料をもとに適応基準と除外基準を見定めたのだが、これは意外と上手い具合に働いてくれたようで良かった。週末になってようやくメール地獄から脱却。

勉強
公衆衛生のQBは結局金曜日に完遂。解いたその後はだいぶ知識が増えた気になっているが、どうせすぐに忘れてしまうのだろう。また年末の模試の直前に徹底的に詰め込むとする。ただ、この範囲が「取りどころ」と呼ばれるゆえんは理解できた。メジャーの些末な知識を詰めていくよりもはるかに効率が良い。

功労賞
金曜日は功労賞授与式。今年からは粛々と執り行われる。ついに自分の番になってしまった。しかし、功労賞とはこんなに量産されるほど安い賞だったか。もはや申請した者勝ちw まあ自分が言ったところで何の説得力もないのだが、「結果を残」せるか否かという真剣な舞台で活動を行ってきた身としては、いささか解せないものがある。

久々に鈴伝の角打ちに立ち寄った後、新宿で部員と飲む。皆さんありがとうございました。

写真:ヴィルフランシュ・シュル・メール
時おり建物の隙間から海がのぞきます。

1241文字

昼下がりの入り江

2014年11月23日 大学
昼下がりの入り江
昼下がりの入り江
昼下がりの入り江
模試
先週に続いて試験を受ける。今回は5セクションを消費するスケジュールでなかなか疲れる。自己採点してみたところ、一般が159/200、臨床が483/600、必修が183/200であった。まあ、診断も確信が持てず勘で選びながら正解したものがかなり多い。そういうのが全て外れているとどうなるか、考えると結構恐ろしいw しかし公衆衛生は直前に付け焼刃で詰め込んだ割には、意外と点が伸びたような感。何だかんだで、試験とは過去問演習と直前の詰め込みが大事なのではないか。最低限の病態生理を頭に入れた上で、あとはキーワードと一対一対応を極めるゲームのような気もしてきた。

復習をする気力はなく、帰宅w

写真:ヴィルフランシュ・シュル・メール
駅からのんびりと歩きながら宿へ向かいます。車が通れない、迷路のような石畳の路地を逍遥する昼下がり。

436文字

紺碧海岸

2014年11月21日 大学
紺碧海岸
紺碧海岸
紺碧海岸
救急科
月曜は外傷処置について。一応解説は受けたが、実際にやってみると全くできない。こういうのは言葉とか理屈で考えては駄目で、何回も反復して体に染みつかせないと自分のものにならない。ちょうど、試合の体配みたいなものである。週の中盤は外病院なので川崎へ出張。しかし全体的に放置気味で、とくに初日などは病院見学以下だった。しかもERは自分がいた時に限って凪のような状態だったので、信濃町の外来とあまり変わらなかったのが残念である。元主将と同じ当直室で談話できたのは楽しかった。まあ、ただ与えられるのを待つのではなく、自ら積極的に質問したり話しかけたりすることも重要なのだろうが、疑問自体があまり思い浮かばないのはひとえに自らの勉強不足によるところである。金曜は成果発表会なるものがあったので、やっつけ仕事で午前中にスライドを作成。けいれん発作について。レジデントマニュアルの丸写しにする予定が、結局色々調べてしまったw おそらく、ポリクリで行う最後のプレゼンになったと思われる。これにて正規のポリクリスケジュールは全て終了。しかし、まだ4週間も残っているw 年末に向けての長期戦である。

勉強
公衆衛生のQBをやろうと思っていたが、全く進まず。小児科の2周目で予想以上に時間がかかってしまい、今週はその処理に明け暮れていた。

写真:車窓
西へ行くにつれ晴れてきました。

687文字

国境駅

2014年11月16日 大学
国境駅
国境駅
国境駅
模試
今日と来週の日曜日で模試を受けることになっているので、登校。4セクションを消化したが、来週はさらに多い5セクションが待ち受けているので気が滅入る。前回よりは多少解けるようになったものの、絶対に間違えてはいけない問題を取りこぼしていたり、何か良く分からないがあやふやな知識のまま勘で回答した問題が意外と合っていたり、不安要素は尽きない。とりあえず8割に乗るくらいの良いペースで来ているから、引き続き知識を詰め込んで頑張るとしよう。

試験というのはやはり体力と気力を使うもので、大した復習をするでもなくざっと見直して自己採点をしただけで終わってしまった。

写真:ヴェンティミリア駅
イタリア国内最後の駅、ヴェンティミリアに終着しました。構内にはICに接続するSNCF(フランス国鉄)のカンヌ行TERが乗り入れています。まるで県境のような感覚で陸路で国境を越えるのは、大陸ならでは。

462文字

コンパートメント

2014年11月14日 大学
コンパートメント
コンパートメント
コンパートメント
救急科
わりと忙しいという噂の救急ポリクリ。しかし日勤と準夜勤でそれぞれ7時間ずつ外来にいても、暇な時間が相当あったように思う。診療科の性質上仕方がないのかもしれないが、拘束時間が長いだけであまり実りのない実習。ぽちぽちとオンラインで小児科の2周目を解き進める。木曜は渋谷署へ行って救急車同乗実習。後にも先にも今くらいしか乗ることがないだろうから、貴重な機会。4件連続の出動だったので署で休む暇など全くなかったが、ド派手な外傷などはなくいずれも軽症患者。救急救命士は本当に大変な職業であると身を以て実感する。それに引きかえ、態度の悪いぞんざいな医師のいかに多いことか。金曜は午前中だけでACLSの流れを詰め込み、午後は先生の前で実習という内容。そういえば4年の2月にKAPPAの講習会に参加したが、ほとんど全て忘れてしまっていたw

勉強
日曜には模試もあることだし、そろそろ公衆衛生に着手しようということで、会津から帰った翌日からストイックにビデオ講座を見始める。1日3コマのペースで2倍速で再生し、金曜までに何とか視聴完了。

24歳
またひとつ歳を取ってしまった。「24歳男性」と書くといかにも症例問題っぽい感じがするが、しかし何だろう、こういうデモグラフィックな観点から自分を見てみると、現在の異質な実態は、社会的ないし一般常識的に期待されている像からかけ離れているような気がしてならない。ある部分は突出して進行している一方で、別の部分は遅滞とも呼ぶべきレベルでさまよい続けている。

ここから年末へ向けて駆け抜けて行くとしよう。

写真:車内
リニューアルされたと思しきコンパートメントの1等車。大陸の特急列車は昔ながらのコンパートメントタイプの客車が徐々に減り、オープンサロンが主流となりつつあるようです。

896文字

特急乗継

2014年11月7日 大学
特急乗継
特急乗継
特急乗継
4日間の外病院。

脳神経外科
火曜は信濃町を4時41分に出て、錦糸町、北千住経由で東武伊勢崎線に乗り、はるばる終点まで向かう。普通は上越新幹線の本庄早稲田からタクシーか、あるいは両毛線経由にしても高崎まで新幹線ということになるようだが、週末には福島遠征が待っているのでここは交通費をケチって最安ルートを選んだw 小児科の2周目をオンラインで解きながら車窓に目をやると、開けた景色に燦然と昇る朝日が眩しい。

今週は詳細に書いていると本当に切りが無いのだが、結論から言えば素晴らしく充実した実習であった。ドレナージ、クリッピング、血腫除去、ガンマナイフ、そして内視鏡2件。夜は焼肉と飲み会。脳外はポリクリの最初に回った外科というだけの理由で自分の興味関心が傾いているのかと考えたこともあったが、改めてこうして合宿のようなスケジュールで脳外漬けになってみると、やはり自分にとって本質的に面白いのだということに気がつく。それは、脳そのものへの興味関心による部分が大きい。

まあ人間の思考は周囲の環境に少なからず影響されるものなので、来年以降の2年を経ても同じような考えかどうかは分からない。とくに、学生として実習をする立場と、医師として労働する立場は全然異なるものだと想像する。しかしながら、通いは面倒なので寮生活、そしてどうせなら専門病院、という実に単純な論理で選んだ今回の実習先での色々な経験や談話は、これまでのどのポリクリでも到底得られなかったような濃密な内容であった。ここでは先生にも症例にも恵まれ、幸運だったと思っている。今後も、思考の材料を十分に蓄えることを意識していく必要があろう。

金曜のオペ後は、急遽非日常へ飛び込む。

写真:ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンシペ駅
駅近くの中華料理屋で昼食をとった後、紺碧海岸を目指してフランスとの国境駅ヴェンティミリアへ向かうインテルシティに乗継ぎます。

873文字
エウロスターシティ
エウロスターシティ
エウロスターシティ
今週は最後の「ポリクリ休み」である。6年のカリキュラムは概して暇といえる。こなすべき勉強量自体は年々指数関数的に増えているのだが、最終学年になって自由に使える時間が格段に増えるのは嬉しい。もっとも、予め計画を立てておかないとせっかくの休みを無駄にしてしまう。

諸々
週の前半は各方面にメールを打ち、再来週に迫る磐越西線と只見線の下調べをして、長らく懸案だった地域医療のレポートを片付ける。一応自らの経験をもとに文章を作り、適当に文献も引いてはみたのだが、近ごろで一二を争うクソレポになってしまった感w 火曜夜は父と食事。

QB
気を抜いてはいけないので、水曜からは産科の2周目に着手。金曜の午前中には終了した。自前のメモとビデオ講座のテキストを参照しながら復習するのだが、恐ろしいくらいに色々忘れている。BishopスコアとかSpとか、細部は吹っ飛んでいたw どうもこの科目は、内科の病態生理を理解するのとはまた一味違う、独特の難しさがある。

その他
木曜は代々木。徐々に慣れてきた感。その晩はようやくこの間仕入れた「勝駒」と「千代鶴」を開栓。金曜は四谷祭の準備。6年目にしていつの間にか写真部に入っていたので、数枚を出展することになったw 他の人とは趣向が違い過ぎて何ともいえない感じではあったが。世間にすんなり受け入れられるものと、自らの目指すものとの間で折衷を試みるべきなのか、否か。夜は再び飲むw

写真:ピサ・チェントラーレ駅
ローマ行とジェノヴァ行のESC(エウロスターシティ)が同時発車。機関車は高速対応の新鋭機で、客車も最優等列車にふさわしくリニューアルされています。

832文字

明け方の駅

2014年10月24日 大学
明け方の駅
明け方の駅
明け方の駅
泌尿器科
2週目に入る。なぜか月曜に行われた試問は、精巣腫瘍の組織型を答えただけであっさりと終了w 火曜はやや忙しかったが、神業のようなLAP-Pを見られたので良かった。腹腔鏡手術は面白そうである。水曜に至っては一日休みで、木曜は夕方のレポートチェックまで何もなし。最後は金曜午前の外来に出て終了。総じて暇だったが、仮に1週間でこなすとしたら相当忙しくなりそうなので、ウロのポリクリは2週間のままが良いかもしれない。なかなか楽しかった。

心残りはレポートがほとんど教科書の丸写しという低質なものになったことと、あまりウロ自体の勉強が進まなかったことか。QBに関しては皮膚科のときに進めてはいたのだが、もうだいぶ知識が抜けてしまった。実はマイナー科は、年明けに本気を出して詰め込むのが正解だったのではないか。それはそうと、蓄尿と排尿のあたりの自律神経の話は相当基本的な内容でありながら地味に難しいので、改めて復習しなければならない。最近思うに、2年生の科目、とくに解剖と生理は勉強してもしすぎることはないくらいのキモ所であった。

QB
今週はわりと時間があったので、肝胆膵の2周目をオンラインでバリバリと進めていた。結構難しい。これでメジャーは感染症を残すのみとなった。ところで蓋を開けてみると、どの科も「自信を持って正解できた」率が70%近辺をさまよっている。覚えられない事項はいつまで経っても覚えられないし、間違える問題は何度やっても間違える。知識量のグラフはすでに変曲点を通過して2次導関数が負になっているのは明らかなのだが、漸近線はないと信じてひたすらやり込むしかないということかw

マッチング
木曜の14時にPCに張り付くこと40分、ようやくアクセスできた。いやー、面接での感触とは実にいい加減なもので、最後の最後まで読めないものだ。だいぶ攻め込んだ受験形態ではあったが、アンマッチは回避。御の字である。新天地での生活を何となく思い描きながら、残りの学生生活を過ごすとしよう。立地上、東海のお世話になる機会が増えるのかもしれないw

立練
土曜の三医大戦に向けて月曜と木曜は立練に参加。水曜と金曜もポリクリのない時間帯を狙って三田へ足を運ぶ。しかし射型は崩れる一方で、自分でも中る気がしない。先週の中盤が一番好調だったかもしれない。このままだと普通に一回戦で敗退しそうな勢いである。下手の横好きとはいえ、どうしてこう、いつまで経っても難しいのだろう。これでも主将をやっていた時に比べると格段にのびのびしているらしいのだがw

代々木
ポリクリとの兼ね合いで今週は予定がバラけてしまった。そして久々の形態で緊張したが、終わったときの達成感がどこか懐かしい。国試勉強の息抜き的な感じで、自らの素養を深めるためにも、もう少し頑張ってみるとしよう。

写真:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
フランス、コート・ダジュールへの長い旅路の始まり。まずは普通列車でピサまで向かいます。

1452文字

トリコローレ

2014年10月17日 大学
トリコローレ
トリコローレ
トリコローレ
火曜は台風接近でまたもやつぶれるのかと思いきや、わが学部は強気の判断で休校はなし。まあ結局は猛烈な勢いで早朝に首都圏を通過してしまい、家を出る頃には、どこか夏を彷彿させる哀しい青空が広がっていたのだった。こういう週明けも悪くない。

泌尿器科
忙しいのかと思いきや、予定の組み方次第では何もない日が2日間くらいできることになる。2回の外来はいずれも来週に回したので、今週は精巣と尿管ステントのオペを見学し、クルズスに出席したのみ。いやしかし、オペは衝撃的であった。ウロの先生はみな独特な感じがあって、なかなか面白い。皮膚科との雰囲気の差が際立っているw 確かに、移植含めオペもできるし、腫瘍も内分泌もあるし、何より自科ですべて完結するところが魅力的かもしれない。

空き時間では消化器の2周目をオンラインで進める。1周目よりは少し進歩しているのかもしれないが、結局イヤーノートに立ち戻って復習・暗記しないことにはいつまで経っても理解には至らない。

練習
水曜は朝練へ。肩を入れて、手の内を締めつけて、背部を使って上肢帯を開くようにすると、上手くいくことに気が付いた。いやしかし、医学用語ではない、いわゆる「運動神経」というのは確かに存在すると思う。残念ながら自分は大したものを持ち合わせていないようだが。

代々木
急に色々降ってきたw ずいぶん方向性が変わったものだw

水曜は日本酒に溺れ、金曜は「囲む会」でワインに溺れる。何だろう、夏が終わった途端、急激に飲酒量が増えたように思う。マッチングも一段落し、国試までも時間があるという、絶妙な時期だからなのか。

写真:フィレンツェ
路地には三色旗。

839文字

弾き語り

2014年10月10日 大学
弾き語り
弾き語り
弾き語り
月曜は台風でポリクリがつぶれるw

皮膚科
今週は病棟に配属される。毎朝1時間ほど処置の手伝いと見学を行うだけなので、外来で予診をとっていた先週に比べればはるかに楽である。代わりにレポートを作成しなければならないのだが、台風のせいで提出期限までの時間が短くなってしまった。前の病棟組はみなガチなものを書いていたと聞くと、自分も手を抜けなくなってしまう性分である。懐かしき婦人科の即レポの要領で文献を漁り、火曜の深夜に書き上げた。しかし今流行のメラノーマの分子標的薬、抗PD-1抗体、抗CTLA-4抗体とかに詳しくなってはみたものの、QB的な皮膚科の知識は早速頭から抜け始めているw 残すは最終日のプレゼンだったが、大したことを突っ込まれるでもなく無難に終えて、2週間があっという間に終了。

小児科以来久々のポリクリらしいポリクリで、なかなか充実していた。個人的にはマイナー科の中ではわりと興味が持てるし、他科と違ってクルズスの質が高いのも良かった感。

QB
空き時間でオンラインの循環器を進め、2周目を終える。その場では解けるが、長期的な記憶、生きた知識を獲得するにはどうすれば良いのか。やはり、ある程度勉強した人どうしで試問やら議論やらを重ねる、というのが高効率なのかもしれない。

金曜は来週から始まるウロのオリエンの後、後輩と四谷で飲む。

写真:フィレンツェ
ウフィツィ美術館の前です。

702文字

赤い屋根の街

2014年10月3日 大学
赤い屋根の街
赤い屋根の街
赤い屋根の街
皮膚科
半年前には一応デュプロの編集長をやっていた科目だが、もうすっかり忘れてしまった。とりあえずポリクリの開始と同時にQBを解き始め、2日目にしてあっさり終了。やはり早起きして朝の時間を有効活用するのが良い。全般的な内容を何となく思い出す。

今週は午前中が毎日外来で、なかなかの長丁場。初診患者に予診をとるというのもずいぶん久しぶりのことで、もしや昨年の婦人科以来ではないか。皮膚科はいくら勉強したところで実際の皮疹を見ないことには何もイメージが湧かないし、すぐに忘れてしまう。そういう意味では、外来というのは勉強になって有意義である。火曜午後の総合診断外来のカンファは難しすぎて途中から寝てしまったが、その他のクルズスはどれも教育的な内容で分かりやすかった。

そういえば皮膚科は臨床医としての腕の良し悪しが如実に現れる診療科だと言われたがまさにその通りだと思うわけで、蓄積された経験をもとに皮疹を記載する能力というのはそう簡単に養われるものではないように感じた。同時に、アカデミックな雰囲気も随所に漂っている。

あとは個人的な興味として、皮膚科の英語は後置修飾のものが多くて面白い。例えばimpetigo contagiosaとか、incontinentia pigmentiとか。それと、これはひとえに先人の努力の賜物なのだろうが、各単語にあてられた和訳がいかにも難しい感じがして、やはり面白い。psoriasisに「乾癬」という単語をあてたり(ちなみに先生はプソ、プソと呼んでいたw)、impetigoが「膿痂疹」であったり。

暴飲
木曜はヨーロッパ旅行のメンバー、金曜はポリクリ班で飲み会が開催されたのだが、いずれの日も泥酔してとても家まで歩けなくなり、2夜連続で国対部屋のソファーに崩れ落ちて朝まで眠りこけるという、どうしようもない生活を送ってしまった。金曜の午前は地獄としか言いようがなかったが、何とか正午まで耐え切ったのだった。ところが、既に来週の後半にも3件の飲み会が予定されている。どうしてこんなに増えてしまったのかw

写真:フィレンツェ
束の間ではありますが、うっすらと鈍い日差しが出ました。

1017文字

雨傘

2014年9月26日 大学
雨傘
雨傘
雨傘
いつの間にか9月も終盤。

眼科
散瞳薬を点眼して色々な検査をしてもらったり、散発的なクルズスに出席したり、例によって凄まじく暇な1週間だったw おそらく最も有意義だったのは金曜日の豚眼実習で、ブタの眼球を使って実際と同じような水晶体乳化吸引・眼内レンズ挿入術を行うというもの。オペの見学や手術書を見ても今ひとつ分からなかったことが、自ら手を動かすとこうも具体的に理解できるようになるから実に面白い。

立練
月曜と木曜は朝練。ポリクリにもかかわらず余裕で参加できるという、素晴らしいスケジュールw しかし羽分けを目指してBチームの四的に入ったは良いものの、結局残念を出していないというだけで、全然大した的中は挙げられていない。先週、今週とかなりのペースで自由練習には勤しんでいるとはいえ、悲しいかな、どうも迷走してきた感がある。引退部員になってずいぶん気が楽になったのは間違いないが、やはり「試合」というだけで力が入ってしまう悪癖からは当分脱せそうもない。

旅行準備
旅行は計画をあれこれ考えている段階が実は一番楽しいのかもしれない。気が付けばもう9月も終わりかけということで、ついに水曜日に航空券と宿を手配した。しかし決めるべきことは山積していて、これからも時間を見つけて色々調べていかねばなるまい。

同窓会
といっても、三年のときのWritingクラスの集いである。かねてから手伝いをさせて頂いていた文集が発刊の運びとなり、水曜日に当時のメンバーで集まる。ポリクリ班以外の同級生と会うこと自体が少ない日常なので、そういう意味でもなかなか楽しいひと時であった。

結局、今週はQBが1ページも進まないまま終わってしまった。本来なら皮膚科に取り掛かる予定だったのだが、ポリクリの暇な時間は弓の練習と旅の妄想で埋め尽くされてしまった感があり反省。

写真:フィレンツェ
雨にも負けず、たくさんの観光客がドゥオーモの前に並んでいます。

989文字

コンコース

2014年9月21日 大学
コンコース
コンコース
KAA 2日目
知らないうちに寝てしまい、朝になっていた。幸いにして二日酔いはなく、もしゃもしゃと朝食をとる。そういえば数人と話した感じだと、自分の名前は結構後輩の間で一人歩きしているようだw 自分が他人からどう見られているのかを正確に把握するのは困難を極めるわけだが、ふとしたときに立ち止まって自分が他人をどう見ているかを考えることは、その一助となろう。

午前中はドッジボールが企画されているので、昨日と同じ体育館へ。ただし男は利き手と逆側か、もしくは両手で投げろと言われたので結構難しい。ドッジボールとはいつ以来だろう。もともと投擲はまるで駄目な性質だったが、少しは戦力として機能した。しかしチームはまさかの全敗w

昼食はカレーライス。二日酔いで臥していた面々もこの時には復活していた。午後は諸々の表彰式があり、往路のクイズ大会で準優勝を頂くw そして写真撮影を行い、山荘を後にする。車内ではビンゴ大会。ここでは運が良いことに一等のマグカップが当選。いやそれにしてもこの2日間の企画は、これでもかというくらい色々なイベントが用意されていて、実行委員の皆さんには頭が上がらない。

高坂を過ぎた辺りで小さな渋滞があり、信濃町に帰還した頃には日が暮れていた。何とも充実した秋の週末であった。

写真:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
大勢の人が行き交う鉄道駅。

656文字
アルタ・ヴェロチタ
アルタ・ヴェロチタ
三学部合同企画に参加してみよう。

KAA 1日目
まずはバスで赤倉山荘へ。往時の信越本線と同じ碓氷峠越えのルートで妙高高原まで向かう。車内では、くじ引きで決めた座席の横1列がチームになってクイズ大会を行うというレクリエーション。これがなかなか楽しいw 行程に合うような問題構成が用意されているからすごい。

長旅の末、14時半頃に到着。そしてそのまま体育館へ向かってグループワークを行う。前半は移植について考えるというテーマで寸劇を行い、後半は10年後の自分のキャッチフレーズをひねり出して発表するという内容。

移植は、この三学部が議論するにふさわしいような流れでシナリオが練られていた感。ただ「ワークライフバランス」という言葉の意味は未だ正確に把握しかねる。まあ、どうやら性差を意識するときに必然的に生じる動きらしいことは理解できたが、それが果たして本来の意味なのかどうかは今ひとつ分からない。

食前に温泉に入浴。山荘の設備は至って快適で、食事も美味しく素晴らしい。最終学年になって初めてここを訪れたわけだが、実にもったいないことをした。その後もスケジュールが詰まっていて、夜は3人の先生方によるレクチャー。缶ビールを飲みながら教授の話を聞くというのも、最初で最後の経験だろうw 実は我々に特有のことなのかもしれないが、こういう場に来てみるとやはり「同胞感」を強く感じる。なるほど、いつかはこんな風になってみたいものである。

最後は飲み会。ひたすら飲み続け、雑談に明け暮れ、気が付いたら眠りに落ちていた。

写真:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
残念ながらKAAの写真は1枚も撮らなかったので、イタリアの写真を続けますw 高速専用線では300km/hの高速運転を行うアルタ・ヴェロチタ。いわば新幹線です。

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客車列車王国

2014年9月19日 大学
客車列車王国
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眼科
白内障のオペを1件見て、あとは1日に1~2個のクルズスがあるのみという暇なスケジュール。何だかんだ毎日登校しなければならないのだが、もしクルズスが集約されたら3日間くらいで全部の予定が終わってしまうのではないかw これで来週も実習期間が設定されているから驚く。眼科自体は視覚の感覚器を扱うということもあって面白そうな内容ではあったが、如何せんオペ見学以外は臨床の現場に触れることがほとんどなかったので、具体的な診療科のイメージをつかみかねるまま1週目が終了。

今週末は土日ともつぶれる予定なので、金曜までにレポートを片付けておいた。とくに踏み込んだ内容を調べるでもなく、ポリクリを始めて以来一番というくらい質の低いものを書いてしまった。残りの暇な時間は整形外科のQBに充てる。2日で終わらせる予定だったのだが、卒業旅行の妄想やら、ニューヨークの写真整理やらを行いながらずるずる解いていたら案外時間がかかってしまった。しかしこれも金曜までに終えられたので良しとする。これで残すは皮膚、泌尿器、放射線の3冊となった。今月中に終わるか。

練習
あまりに暇なので、時間のあるときは三田へ足を運んで試行錯誤を重ねた。今年の合宿のときのような射形を目指したいのだが、どちらかというと昨年の東医体に近い方向に進んでいるような気がしてならない。

写真:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
どのホームにも客車列車が佇むという、日本ではまず見られない壮観な光景。おそらく都市間特急のIC(インテルシティ)と思われます。機関車はEF210やEF510と同じ世代といった雰囲気。

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