招魂社

2012年4月21日 日常
招魂社
夜が明けた頃に眠りに落ち、目が覚めると9時半。朝の外苑東通りには週末の空気が漂う。せっかく信濃町にいることなので、道場に寄って歯を磨き、40射ほど練習し、ヤウを食してから家路につく。帰宅後は夕方まで仮眠。今日は夜に代々木があったので再度外出。昨日からほぼ休みなく続く長い一日であった。

写真:護国神社
弘前公園の中に神社。とにかく暑い一日でした。

209文字

木陰のバス停

2012年4月20日 大学
木陰のバス停
自主学習
正午頃に登校。気を取り直して実験を再開。ラパチニブとピューロマイシンの希釈系列を作成し、培地交換も行いつつ、MTTの再実験を行う。ところが試薬を入れる前に培地を抜くのを忘れていたことが後で判明し、染色をやり直す。1時間ほどを無駄にしてしまった。いつものことだが、この手際の悪さ、鈍臭さには我ながら嫌気がさす。

勧誘練習にはやや遅刻。今日は二人目が出ました。

食事会の後、後輩諸君と飲みに行く。終電で帰るつもりが、2時頃まで店に居座ってしまった。その後は家へ移動し、朝まで飲み明かす。最近は、テーブルを囲んで話をするという機会が少なくなった。予科一の頃はそうでもなかったような気がするのだが。人間同士の関係が熟成するにはそれなりの時間がかかるものである。

写真:弘前城
木漏れ日。

416文字

外濠

2012年4月19日 大学
外濠
朝は道場へ行って百射会のやり直しを試みたが、12、4、3ときたので放棄。おかしいな。最初はあんなに気持ち良く弯けていたというのに、心が乱れている。技術と心の関係は難しい。もっとも、自分程度の水準では、心も技術のうちといった方が正しいのかもしれない。つまらないことは気にせず、もっとおおらかな気持ちでいきたい。

自主学習
培養が全く上手く進んでいなかった。蓋を開けてみたら細胞がほとんどなく、MTTをやっても仕方がないという状況。普通にやったら普通に結果が出るはずのものが何で出来ないんだ。まだまだ本題にさえ入っていないというのに、先が思いやられる。おそらく、細胞数のカウントとか細胞を撒く段階で失敗したのだろう。まるで劣等生同然である。

今日は大して作業も進まずに終了。明日からはもっと積極性をもって学んでいこうと思う。今までは受身そして無意識的怠惰の姿勢に甘んじすぎた。この緩慢で粘稠な空気を打破しようじゃないか。

夜は代々木へ。

写真:弘前城
鬱蒼たる緑。

503文字

萱葺き屋根

2012年4月18日 大学
萱葺き屋根
基礎診断学(皮膚科)
1限に出席したは良いが、ほとんど寝てしまった。各論めいた内容になると急激に睡魔が襲ってくる。いやしかし昨夜は6時間寝たはずなのに、もう精神がたるみきっているというか。2限の頭頸部はパス。

昼は東医体部屋でぐだぐだするw 頽廃した生活w

基礎診断学(運動器)
出席点が25%を占めるという驚異の運動器。さすがにほとんどみんな出るか。総論は眠いだけ。3限と4限の合間にはCBTの簡単な説明会があり、要は勉強しなければならないということを思い知る。まあ当たり前なんだけど、いかに今まで自分が試験前の詰め込みだけで乗り切ってきたかと思うと戦慄を覚える。成績の優れていることと己の血肉になっていることとは全く(というとさすがに語弊があるが)別なので、もっとコンスタントに積み上げるような学習をしたいところである。あと、「腰の診断」を勉強してくるようにと唐突に宿題を言い渡されたw 4限はひたすらレントゲン写真を見る講義。目を養い、体で覚える。

夕方は弓を弯き、七田の純米を買って帰る。

写真:旧伊東家
重厚感。

568文字

囲炉裏

2012年4月17日 大学
囲炉裏
基礎診断学(皮膚科)
シラバスに「出席を考慮する」と書いてあるので出席。いやしかし、この講義は出た甲斐があって実に良かった。かつてはロウ細工を使って診断を学んでいたというが、何と実物のムラージュが登場してその精巧さに驚嘆する。生々しい質感だとか表面の凹凸とかは写真では表現しきれないわけだから、「生の感覚」の再現に見事に成功している。

"You see what you know."とはよく言ったもので、みな確かに同じものを見ているはずなのに、知らないものは見えないから、人によって見えるものは異なってくる。だいたい、弓の射型にしたってそうである。認識という作業の奥深さをしばしば垣間見る日々。

2限は頭頸部。嗄声と嚥下について。ひたすら声門の動画を見るだけの講義w 午後はぐだぐだして、夕方は勧誘。ついに第一号。

写真:旧伊東家
古民家に住むのも良さそう。

452文字

屋根裏

2012年4月16日 大学
屋根裏
9時過ぎに登校したが、例によって講義はパス。午前中は統計の資料をひたすら執筆する。こういう作業をしていると、普段何気なく手にする一冊の教科書でも、それが完成するまでには凄まじい手間暇がかけられていることを実感する。写真の整理も完了し、放射線の過去デュプロを軽く読みつつ昼を過ごす。やはり家に居るよりもはるかに作業効率が高い。午後は道場へ行って80射。不思議と弓が軽くなった。

夕方は研究室へ。培地の交換を行ったが、どうも片方の株が上手いこといっていない。というか細胞がほとんど居なくなっているww

写真:旧伊東家
萱葺き屋根の裏側。

303文字

和室

2012年4月15日 日常
和室
起きたら14時。12時間睡眠とは廃人も良いところだw 夜にかけてだらだらと統計の教科書を書いていたらあっという間に一日が終了。家で仕事をするとどうしてこうも捗らないのか。年を追うごとにその傾向が顕著になっている。かといって外出するとなるとそれはそれで手間がかかり無駄である。家はもはや、精神も身体も何もかもが緩慢で怠惰になる場所に成り下がった。本来そうあるべきなのかもしれないが。

写真:旧伊東家
室内を見学。

241文字

牡丹

2012年4月14日 日常
牡丹
まずは道場へ。一人で弯いていたら、たまたま78回の先生がいらっしゃって指導して頂く。これまで受けたことのないような直観的かつ分かりやすい指導で、3本ほど良い矢が出た。その時の会の感覚は忘れられないが、自力でその感覚を得るのはかなり難しい。どういうふうに神経と筋肉を作用させればああなるのか、というのは体で覚えるしかないわけである。しばらくは押手を考えることにしよう。弓を開き切る押手。

夕方は代々木へ。

写真:旧伊東家
造花の牡丹。

253文字

箪笥

2012年4月13日 大学
箪笥
自主学習
昼前に登校してMTTをセットし、午後は健康診断へ。早めに並んでいたので30分もかからずに終了。身長が1cm伸びていたw しかし体重は全く変動なし。先のフランス旅行であれほど食べたというのに、摂食量に関係なく体重を52~53kg付近に維持する謎のホメオスタシスが成立している。太らないというのは良いことなのか悪いことなのか。

その後研究室に戻り、来週行うMTTの下準備と、今日のMTTの測定を行う。何だかんだで時間がかかりあっという間に夕方になってしまった。そして勧誘練習へ。夜は冷雨。家路でずぶ濡れになる。

写真:旧伊東家
室内と屋外を同時に撮るのは困難。人間の目の何と優れていることか。

370文字

猛暑

2012年4月12日 大学
猛暑
昼前に道場へ。木曜と金曜はゆとりである。

自主学習
今日は継代操作を行った後、細胞数をカウントして96穴プレートに撒き、MTTの準備を行う。そういえばこの間やった継代操作は一部間違っていたことが判明し、萎えた。

本来ならここまでを1時間程度で行うのが理想のようだが、すでに2時間半が経過ww 慣れの問題とはいえ、手際の悪さを実感。その後は薬剤の希釈系列を作成。中学入試レベルの算数とはいえ、濃度の計算にはどうも毎回気を使う。

夕方は代々木へ直行。ずいぶんと綺麗で快適な場所に変貌していました。自分が「楽しさ」を提供できていないことは重々承知しているので、その代わり、と言ってはさすがに語弊があるけれども、いかに「納得」してもらえるかを常に考えているつもりではある。

家路
渋谷を22時27分に発車した通勤客満載の急行列車(61S)は、いつも通り梶が谷通過後にぐいぐいと速度を上げて、高架を駆け抜けて宮崎台の駅にさしかかったところであった。今まで体感したことのないような非常ブレーキがかかり、緩解もなく、強烈な衝撃をもって急停車。6号車の端に乗っていたのだが、ちょうど窓外でホームが終わっている。どうやら前の4両ははみ出しているらしい。人身事故である。

乗務員が現場に駆けつけてから15分ほど経って、サイレンの音が聞こえてくる。警察と消防が到着したらしい。しばらくすると最後尾車両のドアを開放したとのアナウンスがあり、乗客は順々に降りることができるようになった。一応再開を待つことにしたもののずいぶんと時間がかかりそうで、そうこうしているうちに先頭車両からぞろぞろと乗客がやって来て、みな押し合いながら後方へと進んでゆく。鷺沼から先は折返し運転をしているらしいので自分も後ろへ向かって降りることにした。

程なくしてパンタグラフを下ろすとの放送があり、車内照明が落ちた。ホームの灯りが窓から差し込んでくる。一つ後ろ、5号車の車内は騒然としていた。反対側のホームから大勢の救助隊員と警察官が線路に降り、床下の捜索を続けているようだ。「よし、そっちの脚の方からいこう」「大体でいいよ、大体で」「外を見ないでください」「視線を向けないでください」など数々の声が錯綜し、やがてブルーシートで厳重に目隠しされながら大勢の手で轢死体が床下から運び出され、反対側のホームへと引き上げられた。そして担架に載せられ、急ぎ足で搬送されてゆく。救助隊員の手袋は血と脂にまみれ、線路にも血痕が点々としていて生々しい。

宮崎台の駅を出て、鷺沼まで歩く。道が線路沿いに通っていないので20分以上かかった。鷺沼始発の中央林間行に乗り込んで発車を待っていると、隣のホームに事故編成が入ってきた。ここで全員乗客を降ろして接続を取り、当該編成は回送扱いとなるようだ。乗っていた列車が人身事故を起こしたことは初めてである。将来的には人の死に日常的に直面することになるわけだが、やはり、今まさに、この同じ時空間を共有しながら一人の人間が絶命したという状況は、にわかには受け入れがたいものがある。乗客・乗員全員が何の脈絡もなく突然、その絶命の瞬間に立ち会ったわけだ。非常ブレーキがかけられた最後の一瞬までどういう人生を送ってきたのかとか、なぜああいう悲惨な死に方をしなければならなかったのかとか、思いを巡らせればもう切りがない。

日記にこういうことを書くのもどうかと思ったが、とりあえず記録まで。

写真:仲町
うだるような暑さ。

1553文字

白昼

2012年4月11日 大学
白昼
起きたら10時。放射線と頭頸部は全てパス。真面目に講義に出席し勉強している人もわずかながらいるというのに、ずいぶんと堕ちたものだ。しかし講義に出席したからとて必ずしも身になるとは限らないのが難しいところで、問題はいかに上手な時間の使い方をできるかというところに尽きるだろう。結局今日は昼前に登校してOB回りを済ませつつ、夕方まで統計の教科書を書いていました。しばらく作業が滞っていたorz

夕方は道場で普通に練習。何だかんだで夜まで長居。帰宅後は直ぐに寝てしまった。そんなに毎日疲れているような気はしないのだが、心身ともに緩慢で怠惰な状態を維持している。

写真:仲町
この辺りは伝統的な建築が保存されています。

342文字

旧家

2012年4月10日 大学
旧家
基礎診断学(放射線診断・核医学)
1限はMRIの原理について。分かれば面白いのだろうけど、如何せん物理の素養がなさすぎるので理解が追いつかない。結局「こういうのは分かる人がやってくれれば良い」という安直な考えに至るw 2限はCTだったようだが、過去資料をCDに焼いたり色々作業があったのでパス。午後の頭頸部もパス。何とも怠惰な生活をしている。

夕方は勧誘練習。主将代理ということだったが、始めの会の景色の何と新鮮なことかw いやしかし宴席の挨拶などはひどいもので、もう少しまともなことを話せるようになりたいものだ。こういうのは場数なのかな。

写真:旧岩田家
この日は閉館でした。

360文字

野良猫

2012年4月9日 大学
野良猫
起きたら8時。ややアルコールの残った体で今学期最初の講義を受けるべく臨床講堂へと足を運ぶ。同級生に「酒臭い」と言われて萎えたので、生協で歯ブラシを買ってくるというひどい朝ww

基礎診断学(放射線診断・核医学)
1限と2限でほとんど同じような内容。何とかならないものか。

午後は頭頸部の講義だったが、大して出席する気も起きず道場で弓を弯く。一つ下の95回生も学1になったのかと思うとなかなか感慨深い。夕方は消化器外科へ。細胞の継代操作を行ったが、この間見学した一連の流れをすっかり忘れていて、要領の悪さと予習不足を反省。

帰宅後は気が付いたら布団に沈没していました。

写真:野良猫
駅の観光案内所で自転車を借りて、街を走り回る。日陰で休む猫。

393文字

弘前到着

2012年4月8日 日常
弘前到着
起きたらなんと14時になっていたww いい加減に生活リズムを取り戻したいところである。夕方は花見ということで、千鳥ヶ淵、北の丸公園、靖国神社へと出かける。実は50Dで桜を撮るのはほぼ初めてではないかと思う。人出は多いものの、それでも昼間に比べればかなりゆっくりと見て回れた気がする。桜の花は格調高く美しい。夕方、黄昏から夜にかけて刻々と表情が変化してゆく様も面白い。

焼きそばを食べながらビールを飲んだ後、信濃町へ戻って第二部。貴醸酒と白ワインを空ける。終電で帰る予定だったが、結局4時頃まで飲みながら雑談を重ねることとなったw これほど飲んだのは久々である。

写真:五能線普通列車@弘前
駅舎がホームにのしかかっているので、暗い構内。

355文字

乗務員交代

2012年4月7日 日常
乗務員交代
矯正器具が外れてしまったので、朝は急遽歯医者へ行き直してもらう。昼は道場へ。百射会をやってみたが、8+10+10+5+9=42というぱっとしない結果に終わる。前回の同時期の記録をみると53だったらしいので、暇なときにもう一回やり直そうorz 夕方は代々木へ。ようやくエンジンがかかり、1速にギアを入れようかというところである。

写真:五能線普通列車@川部
五能線からの直通に乗って、川部から弘前まで移動します。

241文字

休憩

2012年4月6日 大学
休憩
自主学習
今日は細胞培養の基本操作を学ぶ。培地の作成と交換の作業。そういえば分生実習で似たようなことをやった。手本を見ているだけならかなり簡単そうに思えるが、実際に自分で行ってみると要領良く進めるのはなかなか難しい。

夕方は勧誘練習。この雰囲気はいかにも4月。

写真:五能線普通列車@川部
今年も暑い夏がやってくる。

229文字

川部を去る

2012年4月5日 大学
川部を去る
過去資料の整理に意外と手間取っていて、普段からある程度片付けておけばよかったと後悔。過去問のスキャンという仕事も残っていた。

自主学習
改めて説明を受け、今後の日程を決める。これは面白くなりそうだ。最善の努力を尽くして良い成果を出したい。

解説を聞いている分にはいとも簡単に遺伝子が見つかるような印象を受けるけれども、実際のところは地道な作業の繰り返しで結構大変なのだろう。まあ、何事もそんなにたやすく大成できるわけがない。

夕方は代々木へ。信頼、という言葉は深く重い。

写真:五能線普通列車@川部
鰺ヶ沢行が発車。鰺ヶ沢といえば、東北旅行の土産、安東水軍の大吟醸を空けました。意外と舌触りはまろやかで飲みやすく、料理がなくとも日本酒だけで十分美味しい。

400文字

鋼鉄感

2012年4月4日 弓道
鋼鉄感
今日は拉致勧。色々あって三年連続名簿係をやることになったが、HP作成とかも含め、こういう裏方仕事はそんなに嫌いではない。この新鮮な息吹というのか、沸き立った空気感というのか、いよいよ勧誘シーズンそして新年度の到来を実感する。

写真:五能線普通列車@川部
停車中の一枚。

203文字

折返し待ち

2012年4月3日 日常
折返し待ち
春の嵐ということらしく、首都圏は夕方から暴風雨。予定されていた拉致勧は中止となり新年度早々ずっコケた感も否めないが、終日家でPCやピアノを触ったりしつつ漫然とした時間を過ごす。日本各地の桜に関心が行く季節ではあるものの、如何せん4月は忙しい。まあ将来的にはさらに忙しくなるわけだから、いつまでも甘えたことを言っていては何もできなくなる。時間は最初からあるのではなくて、自分で作る。

写真:五能線普通列車@川部
つやつやした新しい塗装。

253文字

鮮烈

2012年4月2日 日常
鮮烈
自主学習の初回打合わせということで11時に信濃町へ。やはり新しく提示されたテーマが面白そうだったので、ラパチニブ耐性についての研究を行うことにする。早く環境に慣れると嬉しい。午後は道場で弓を弯く。主将が百射会皆中という凄まじい成績を叩き出していて驚嘆したww 百射会いつやろうか・・・数字にこだわるのは良くないが、同じ頁にショボい的中を書くのもアレなのでとりあえず練習しようw

夕方は代々木へ行ってから帰る。そろそろ始動。

写真:五能線普通列車@川部
朱色のキハ40が鮮やか。

275文字

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