・消化器内科
忙しいという専らの噂であったが、印象としては別にそこまででもない。ポリクリのボリュームとしては内分泌代謝内科がそのまま2週間続く感じで、毎日、早朝の診察とカルテチェックがあるのが特徴といえる。実に内科らしい内科。クルズスがほとんど組まれていない分、内代よりも時間的にはゆとりがあるかもしれない。
今学期は整形外科と麻酔科を適当に流してしまった感が強いものの、輸血・臨検を回って以来、消化器では知識が統合されていく感じがあって実に面白い。週末に『病みえ』で雑な予習をしておいたが、これも意外と役に立つ。わが班は内科を最初に一巡する班で、早いものでこれが最後の内科ポリクリとなる。当初の予定では対応する科のQBもすべて終えているはずだったが、そんなに上手くいくはずはなく、今週はなぜかリウマチを片付けている最中w
着々と日常が回っていき、爽快な日々。
写真:津山城
姫新線を津山で途中下車し、自転車で城へやって来ました。
486文字
忙しいという専らの噂であったが、印象としては別にそこまででもない。ポリクリのボリュームとしては内分泌代謝内科がそのまま2週間続く感じで、毎日、早朝の診察とカルテチェックがあるのが特徴といえる。実に内科らしい内科。クルズスがほとんど組まれていない分、内代よりも時間的にはゆとりがあるかもしれない。
今学期は整形外科と麻酔科を適当に流してしまった感が強いものの、輸血・臨検を回って以来、消化器では知識が統合されていく感じがあって実に面白い。週末に『病みえ』で雑な予習をしておいたが、これも意外と役に立つ。わが班は内科を最初に一巡する班で、早いものでこれが最後の内科ポリクリとなる。当初の予定では対応する科のQBもすべて終えているはずだったが、そんなに上手くいくはずはなく、今週はなぜかリウマチを片付けている最中w
着々と日常が回っていき、爽快な日々。
写真:津山城
姫新線を津山で途中下車し、自転車で城へやって来ました。
486文字
・臨床検査
この1週間は完全に「授業」で、毎日1限から4限までクルズスなり実習なり見学なりが組まれている。クルズスはいずれも面白く、結構勉強になった。これまでの内科的知識がだいぶ整理されたように思う。昨年はただややこしいだけで難しい科目だったが、一年経つとずいぶん検査値にも見慣れてきて、それに意外と面白い。実習は先週に引き続き、ふたたび班員どうしで採血。検体は中央臨床検査部(中検)に回して検査してくれる。データには目立った異常はなし。なぜか好塩基球が1.7%と少し高かったがw いやそれにしても、当たり前の話ではあるが、こうしてちゃんと結果が返ってくるものなのだなあと、自分の血液を使うとしみじみ感じる。それと、自分の末梢血塗抹標本も観察。ようやく白血球形態をまともに区別できるようになったw
見学は中検の部屋や採血室。とくに中検の部屋は工場そのもので、免疫化学分析や塗抹標本作成ラインのベルトコンベアなどは、まさに鉄道模型に通じる面白さを感じる。あれはずっと見ていても飽きないw
せっかくなので、血液検査と肺機能検査のデータをメモっておくとしようw:
今週もストイックに過ごし、血液のQBを片付けた。この勢いでリウマチ、消化器、内分泌と掃討していこう。
写真:播但線普通列車@姫路、姫新線普通列車@佐用
佐用まではキハ40でした。今から思えばなかなかレアだったのでは。
1498文字
この1週間は完全に「授業」で、毎日1限から4限までクルズスなり実習なり見学なりが組まれている。クルズスはいずれも面白く、結構勉強になった。これまでの内科的知識がだいぶ整理されたように思う。昨年はただややこしいだけで難しい科目だったが、一年経つとずいぶん検査値にも見慣れてきて、それに意外と面白い。実習は先週に引き続き、ふたたび班員どうしで採血。検体は中央臨床検査部(中検)に回して検査してくれる。データには目立った異常はなし。なぜか好塩基球が1.7%と少し高かったがw いやそれにしても、当たり前の話ではあるが、こうしてちゃんと結果が返ってくるものなのだなあと、自分の血液を使うとしみじみ感じる。それと、自分の末梢血塗抹標本も観察。ようやく白血球形態をまともに区別できるようになったw
見学は中検の部屋や採血室。とくに中検の部屋は工場そのもので、免疫化学分析や塗抹標本作成ラインのベルトコンベアなどは、まさに鉄道模型に通じる面白さを感じる。あれはずっと見ていても飽きないw
せっかくなので、血液検査と肺機能検査のデータをメモっておくとしようw:
22 y/o, M, 170.0cm, 52.0kg.
BIOCHEMICAL
TP 7.3g/dL, TB 0.6mg/dL, DB <0.1mg/dL, IB 0.6mg/dL, UN 10.4mg/dL,
CRTNN 0.69mg/dL, UA 6.2mg/dL, Na 142.1mEq/L, K 4.2 mEq/L, Cl 103mEq/L,
LD 145U/L, AST 16U/L, ALT 9U/L, ALP 287U/L, γ-GTP 27U/L, Ch-E 290U/L,
TC 151mg/dL, CRP 0.01mg/dL, GLU 88mg/dL.
CBC
WBC 4.7*10^3/μL, RBC 5.19*10^6/μL, HGB 15.5g/dL, HCT 43.8%, MCV 84fL,
MCH 29.9pg, MCHC 35.4g/dL, PLT 178*10^3/μL, RET# 44.1*10^3/μL, RET% 0.9%,
BAND+SEG 62.3%, LYMPH 29.9%, MONO 4.2%, EOSINO 1.9%, BASO 1.7%.
COAGULATORY
APTT 27.0s, PT-% >100%, PT-INR 0.98, PT-SEC 10.1s, FNG 211mg/dL.
SPIROMETRY
VC 4.88L, %VC 114.0%, IC 2.99L, TV 0.61L, ERV 1.89L, FVC 4.54L, FEV1.0 3.94L,
FEV1.0% 86.78%, PEF 10.03L/s, %PEF 107.5%.
今週もストイックに過ごし、血液のQBを片付けた。この勢いでリウマチ、消化器、内分泌と掃討していこう。
写真:播但線普通列車@姫路、姫新線普通列車@佐用
佐用まではキハ40でした。今から思えばなかなかレアだったのでは。
1498文字
・輸血・細胞療法センター
輸血についてまとまった時間をとって勉強することはなかったので、良い機会であった。今週は意識の高さ(笑)を発揮して、関わりの深い血液内科の復習も自主的に進めるw ついでに循環器のQBをようやく片付けた。家に帰ると何もしなくなるので、夕方以降にメディアで粘ることが効率化のキモと思われる。
カルテを調査して輸血の適正性を検討するレポートが課せられることと、なぜか昼休みが短いことを除けば、水曜全部と木曜午前が休みの上に、採血実習もためになったし、金曜に行った有楽町の献血ルームと辰巳の血液センターの見学も面白かったので、楽しい1週間であった。レポートに関しては少し手間をかけすぎたかもしれないが。
そういえば実習の結果、やはり自分の血液型はB, Rh(+)であった。まあ、実際に人に針を刺して、また人から針を刺されて、ということを体験すると、血液検査といえどもその負担を実感するわけだ。
・アメ留選考会
日本語と英語の面接。TOEFL speakingの二の舞になるのはさすがに勘弁ということで、英語に関してはだいぶ言うことを考えて書き出しておいたが、飛んできた質問が関係なさすぎてほとんど役に立たなかった感w 常々思うに、会話は反射神経、スポーツと同じである。いやそれにしても、凄まじく緊張した。
・立練習
週末の日大戦に参加することにしたので、火曜と金曜は立練に参加。5/12と3/8という、いずれの日も微妙な成績で終わった。もはやこの立場になったら邪心も吹き飛んでのびのびと引けるかと思いきや、現実はそんなに甘くはなくて、立に入ったときの心境や運動の稚拙さは何ら変わるところがない。
写真:特急サンライズ出雲・瀬戸@東京
夜行列車での旅立ち。
874文字
輸血についてまとまった時間をとって勉強することはなかったので、良い機会であった。今週は意識の高さ(笑)を発揮して、関わりの深い血液内科の復習も自主的に進めるw ついでに循環器のQBをようやく片付けた。家に帰ると何もしなくなるので、夕方以降にメディアで粘ることが効率化のキモと思われる。
カルテを調査して輸血の適正性を検討するレポートが課せられることと、なぜか昼休みが短いことを除けば、水曜全部と木曜午前が休みの上に、採血実習もためになったし、金曜に行った有楽町の献血ルームと辰巳の血液センターの見学も面白かったので、楽しい1週間であった。レポートに関しては少し手間をかけすぎたかもしれないが。
そういえば実習の結果、やはり自分の血液型はB, Rh(+)であった。まあ、実際に人に針を刺して、また人から針を刺されて、ということを体験すると、血液検査といえどもその負担を実感するわけだ。
・アメ留選考会
日本語と英語の面接。TOEFL speakingの二の舞になるのはさすがに勘弁ということで、英語に関してはだいぶ言うことを考えて書き出しておいたが、飛んできた質問が関係なさすぎてほとんど役に立たなかった感w 常々思うに、会話は反射神経、スポーツと同じである。いやそれにしても、凄まじく緊張した。
・立練習
週末の日大戦に参加することにしたので、火曜と金曜は立練に参加。5/12と3/8という、いずれの日も微妙な成績で終わった。もはやこの立場になったら邪心も吹き飛んでのびのびと引けるかと思いきや、現実はそんなに甘くはなくて、立に入ったときの心境や運動の稚拙さは何ら変わるところがない。
写真:特急サンライズ出雲・瀬戸@東京
夜行列車での旅立ち。
874文字
やはり月曜が休みだと楽である。
・麻酔科
今週は緩和医療のクルズスと、ペインクリニックの外来見学が比較的重かった。一週目に比べるとやや退屈だった感は否めない。ただGICUでの全身管理は比較的面白い内容で、麻酔科はこういうこともやっているのかという印象。この2週間は何か特別に勉強して知識を詰め込んだというよりはむしろ、診療科の実際を見学する意義が大きかったように思われる。ただ、薬理に関しては使い物にならないほど知識が抜けていたので、もう一度見直してみようという気になったw ここまで忘れていると悲しくなる。
・定期練習
火曜は練習に参加。部員がどのような射をしているのかは逐一観察するようにしているが、基本的にはただ自由に弓をひいているだけの引退部員である。もちろん自分の練習もやってはいるが、「見に来ている」という側面も大きい。
金曜は前後の班員を交えて焼肉と飲み会。ひどい有様だったw
写真:酒宴
シメのご飯物です。
516文字
・麻酔科
今週は緩和医療のクルズスと、ペインクリニックの外来見学が比較的重かった。一週目に比べるとやや退屈だった感は否めない。ただGICUでの全身管理は比較的面白い内容で、麻酔科はこういうこともやっているのかという印象。この2週間は何か特別に勉強して知識を詰め込んだというよりはむしろ、診療科の実際を見学する意義が大きかったように思われる。ただ、薬理に関しては使い物にならないほど知識が抜けていたので、もう一度見直してみようという気になったw ここまで忘れていると悲しくなる。
・定期練習
火曜は練習に参加。部員がどのような射をしているのかは逐一観察するようにしているが、基本的にはただ自由に弓をひいているだけの引退部員である。もちろん自分の練習もやってはいるが、「見に来ている」という側面も大きい。
金曜は前後の班員を交えて焼肉と飲み会。ひどい有様だったw
写真:酒宴
シメのご飯物です。
516文字
素晴らしいことに、今週と来週は月曜が休みである。普段なら10日分の実習を行うところが、8日分で済むというわけだ。ところで、科による差は大きいにしても、一般に10日というのは少し長くて間延びする。かといって、循内と心外、血内とリウマチのように5日ずつに分割されると、それはそれで少し忙しい。実際のところは、8日くらいがちょうど良いのではないか。
・麻酔科
与えられた実習シートにひたすら書き込みを行っていくという形式。ややこしいレポートこそないが、いかにも「実習」らしい実習で、とりあえずその場にいてしっかりと見学し、まともなメモを取らねばならない。しかし実習シートの形式がイマイチで、わりと書きにくい。
どうもこの科は退屈なイメージが先行していて、月曜の夜に鹿児島から帰る飛行機の中などはそれなりに憂鬱だったのだが、実際のところはそんなにつまらないわけでもなかった。気管挿管、手術麻酔、全身管理などは色々な知識の整理にもなったし、とくに手術麻酔は、今まで訳の分らなかった部分が明らかになっていくような面白さを感じた。分かれば面白いし、分からなければ全く面白くない。これは何ごとにも言える。したがって、面白くないのは分かっていないから、という場合もかなり多いだろう。
今週は代々木の仕事が大量に降って来て、とくに週の後半は主に動画撮影に時間を費やすこととなったw こういうのを撮ってみると改めて分かるが、自分はこういう声をして、こういう喋り方をしているのかと思うと、何か妙な気持ち悪さを感じる。つまりは自分に聞こえている声や、自分がそうあるだろうと思っているところの振舞いが、実はだいぶ異なる形で外界に表出されているということに、変な感覚を抱くわけだ。
写真:山寺
1枚目は、頂上付近の風景。2枚目は、山を下りて橋を渡るところ。
835文字
・麻酔科
与えられた実習シートにひたすら書き込みを行っていくという形式。ややこしいレポートこそないが、いかにも「実習」らしい実習で、とりあえずその場にいてしっかりと見学し、まともなメモを取らねばならない。しかし実習シートの形式がイマイチで、わりと書きにくい。
どうもこの科は退屈なイメージが先行していて、月曜の夜に鹿児島から帰る飛行機の中などはそれなりに憂鬱だったのだが、実際のところはそんなにつまらないわけでもなかった。気管挿管、手術麻酔、全身管理などは色々な知識の整理にもなったし、とくに手術麻酔は、今まで訳の分らなかった部分が明らかになっていくような面白さを感じた。分かれば面白いし、分からなければ全く面白くない。これは何ごとにも言える。したがって、面白くないのは分かっていないから、という場合もかなり多いだろう。
今週は代々木の仕事が大量に降って来て、とくに週の後半は主に動画撮影に時間を費やすこととなったw こういうのを撮ってみると改めて分かるが、自分はこういう声をして、こういう喋り方をしているのかと思うと、何か妙な気持ち悪さを感じる。つまりは自分に聞こえている声や、自分がそうあるだろうと思っているところの振舞いが、実はだいぶ異なる形で外界に表出されているということに、変な感覚を抱くわけだ。
写真:山寺
1枚目は、頂上付近の風景。2枚目は、山を下りて橋を渡るところ。
835文字
あっという間に2週目がやってくる。
・整形外科
1週目にそこそこ頑張ってレポートを書いたからだいぶ楽かと思いきや、自分は今週に外来のレポートを書かねばならない上、試問やらOSCEやらもあるのでその勉強もしなければならない。まあ勉強というよりは「対策」という言葉が正しい。しかし、この2週間で本当に整形外科の実用的な知識が身についたかと言われれば、まだまだ不十分な感がある。肩関節については異様に詳しくなったものの、たとえば脊椎とか股関節とかは最低限しか分かっていない。国試的な疾患のキモどころも押さえられていない。結局のところ、与えられたことしかやらず自主的な勉強をしていないからなのだが。
ここは他とはある程度独立した科である上、頸から下のすべての領域を扱うので、それぞれでかなり専門化しているといえる。言うなれば「上肢外科」とか「下肢骨盤外科」とか「脊椎外科」とかを全部まとめて「整形外科」と呼んでいる感があるw たぶん整形外科医にはならない気がするが、全体を通して見ればなかなか面白い2週間であった。
・学部練習
火曜日は久々に弓に触れた。8月8日、東医体の大止めが6時にズシャって以来、弓をひいていなかったので、実に一か月以上空いたことになる。全ての感覚が忘却され、筋力も少なからず減退し、一体どうなるのかと思ったが、最初の数本こそヤバい感じではあったものの、意外と普通にひけるw いやしかし、久しぶりに弓をひくとやはり楽しい。的前に立ち、的に正対して、色々な運動や力学を考えながら体を動かすという楽しみを再認識した。
木曜はアメ留の報告会に参加して情報を収集する。応募用紙の締切が再来週に迫っているので準備をしなければならないが、空き時間は8月分のためた日記の処理やら、三連休の旅程の詰めやらに消費することとなった。
写真:仙山線普通列車@山寺
俯瞰撮影ができます。しかし被写体が銀色なのでどうも景色に映えない。ゲレンデ蔵王の583系だったら面白かったかもしれません。
945文字
・整形外科
1週目にそこそこ頑張ってレポートを書いたからだいぶ楽かと思いきや、自分は今週に外来のレポートを書かねばならない上、試問やらOSCEやらもあるのでその勉強もしなければならない。まあ勉強というよりは「対策」という言葉が正しい。しかし、この2週間で本当に整形外科の実用的な知識が身についたかと言われれば、まだまだ不十分な感がある。肩関節については異様に詳しくなったものの、たとえば脊椎とか股関節とかは最低限しか分かっていない。国試的な疾患のキモどころも押さえられていない。結局のところ、与えられたことしかやらず自主的な勉強をしていないからなのだが。
ここは他とはある程度独立した科である上、頸から下のすべての領域を扱うので、それぞれでかなり専門化しているといえる。言うなれば「上肢外科」とか「下肢骨盤外科」とか「脊椎外科」とかを全部まとめて「整形外科」と呼んでいる感があるw たぶん整形外科医にはならない気がするが、全体を通して見ればなかなか面白い2週間であった。
・学部練習
火曜日は久々に弓に触れた。8月8日、東医体の大止めが6時にズシャって以来、弓をひいていなかったので、実に一か月以上空いたことになる。全ての感覚が忘却され、筋力も少なからず減退し、一体どうなるのかと思ったが、最初の数本こそヤバい感じではあったものの、意外と普通にひけるw いやしかし、久しぶりに弓をひくとやはり楽しい。的前に立ち、的に正対して、色々な運動や力学を考えながら体を動かすという楽しみを再認識した。
木曜はアメ留の報告会に参加して情報を収集する。応募用紙の締切が再来週に迫っているので準備をしなければならないが、空き時間は8月分のためた日記の処理やら、三連休の旅程の詰めやらに消費することとなった。
写真:仙山線普通列車@山寺
俯瞰撮影ができます。しかし被写体が銀色なのでどうも景色に映えない。ゲレンデ蔵王の583系だったら面白かったかもしれません。
945文字
一か月前のことを書くとなると、もはやあまり鮮明に覚えていない。記憶は褪色していく。面白いのは、時間が経つほどに熟成されていく記憶もあれば、陳旧性心筋梗塞のように線維化してしまう記憶もある。
・整形外科
整形外科の試験は前日からデュプロを読み始めて通したというひどい有様だったので、もはや何も知識が残っていないw 一応週末に診察手技のビデオは視聴して、ノートに適当にメモを取っておいたものの、やはり主体的に勉強しないことには何も頭に入ってこないことを痛感する。まあしかし、3年前にひたすら勉強させられた解剖学と最もリンクした内容でもあるから、興味は持てる。おまけに上肢班に配属されたので、とくに肩の解剖などは弓道との関連が感じられて面白い。
月曜はいきなり予診をとり、急激に「緊張感」の世界に引き戻される。東医体後、あまりにぐだぐだしていたせいか。しかし、これぞポリクリという感じがあって良い。水曜は関節鏡手術に入る。当たった指導医の先生が実に丁寧で良かった。整形のポリクリはクルズスというクルズスがないが、レポートにそれなりの労力を使う。せっかくなので、Campbellの手術書を原書で読むという試みもやってみる。
夏休みに1ページも進んでいなかったQBを再開することにした。循環器が厚過ぎて心が折れる。内科は、血液、リウマチ、内分泌、消化器がまだどっさりと残っているorz
写真:山寺
登山道の入口にある、芭蕉の句碑です。
684文字
・整形外科
整形外科の試験は前日からデュプロを読み始めて通したというひどい有様だったので、もはや何も知識が残っていないw 一応週末に診察手技のビデオは視聴して、ノートに適当にメモを取っておいたものの、やはり主体的に勉強しないことには何も頭に入ってこないことを痛感する。まあしかし、3年前にひたすら勉強させられた解剖学と最もリンクした内容でもあるから、興味は持てる。おまけに上肢班に配属されたので、とくに肩の解剖などは弓道との関連が感じられて面白い。
月曜はいきなり予診をとり、急激に「緊張感」の世界に引き戻される。東医体後、あまりにぐだぐだしていたせいか。しかし、これぞポリクリという感じがあって良い。水曜は関節鏡手術に入る。当たった指導医の先生が実に丁寧で良かった。整形のポリクリはクルズスというクルズスがないが、レポートにそれなりの労力を使う。せっかくなので、Campbellの手術書を原書で読むという試みもやってみる。
夏休みに1ページも進んでいなかったQBを再開することにした。循環器が厚過ぎて心が折れる。内科は、血液、リウマチ、内分泌、消化器がまだどっさりと残っているorz
写真:山寺
登山道の入口にある、芭蕉の句碑です。
684文字
ついに2学期が始動。
・医療政策・管理学
これは何というか、まあ大事な内容であるというのは分かるけれども、内容はつまらない。しかし社会に目が向いているかどうかという観点からしてみると、本当に関心の高い人にとってはこれほど面白い話はないのかもしれない。
ところでこの一週間の授業中はずっと内職して「主将資料」の作成に心血を注いでいた。これまで体系だった資料がなかったことと、昨年から今年にかけて部活の環境が劇変したことを踏まえ、改めてプリントを作ることにした。
しかしこと細かに色々と書いていったら、30ページを超える大著になってしまった。授業中に限らず、それ以外のほとんどの時間もこの資料の作成に捧げたと言っても良い。まあロンドンでごろごろしている時間があったら、その時から地道に書きためておけよという話ではあるが、物事はそう上手く運ぶわけではない。あとは来週月曜、酒を飲みながら新主将にこれを引き継げば、いよいよ仕事は終わりである。
・医療科学Ⅲ
法医、公衆衛生、医療政策の諸問題についてグループディスカッションを行い、それを発表するという面倒な内容。しかも学生同士で互いの評価をさせられるというシステムなので、どうもやりにくい。しかし、いきなり編成されたチームで実りのあるディスカッションを行い、当日のうちにまともな結論を出すというのは、なかなか難しい話である。
この週は月、火、水、金と飲み会が目白押しだった。肝臓が壊れるw
写真:快速ゲレンデ蔵王@山形
国鉄型車両ではこの構図をやらねば。
755文字
・医療政策・管理学
これは何というか、まあ大事な内容であるというのは分かるけれども、内容はつまらない。しかし社会に目が向いているかどうかという観点からしてみると、本当に関心の高い人にとってはこれほど面白い話はないのかもしれない。
ところでこの一週間の授業中はずっと内職して「主将資料」の作成に心血を注いでいた。これまで体系だった資料がなかったことと、昨年から今年にかけて部活の環境が劇変したことを踏まえ、改めてプリントを作ることにした。
しかしこと細かに色々と書いていったら、30ページを超える大著になってしまった。授業中に限らず、それ以外のほとんどの時間もこの資料の作成に捧げたと言っても良い。まあロンドンでごろごろしている時間があったら、その時から地道に書きためておけよという話ではあるが、物事はそう上手く運ぶわけではない。あとは来週月曜、酒を飲みながら新主将にこれを引き継げば、いよいよ仕事は終わりである。
・医療科学Ⅲ
法医、公衆衛生、医療政策の諸問題についてグループディスカッションを行い、それを発表するという面倒な内容。しかも学生同士で互いの評価をさせられるというシステムなので、どうもやりにくい。しかし、いきなり編成されたチームで実りのあるディスカッションを行い、当日のうちにまともな結論を出すというのは、なかなか難しい話である。
この週は月、火、水、金と飲み会が目白押しだった。肝臓が壊れるw
写真:快速ゲレンデ蔵王@山形
国鉄型車両ではこの構図をやらねば。
755文字
今日は任意参加の外科の実習へ。
・動物実習
イヌを用いた手術の練習。開腹、脾摘、腸管切除と吻合、虫垂切除、閉腹、気管切開と挿管などなど。デモではいとも簡単に手術が行われていたが、実際に自分たちでやってみると相当に難しい。動脈の処理ひとつを取っても、結紮をしくじると噴水のように血が噴き出すし、鉗子や攝子の使い方も難しい。当然ながら3年前の解剖実習とは全然状況が違うわけで、これは生きた動物である。手にした臓器の温かさとか、生々しい質感とか、呼吸性変動でゆったりと変形する腹腔とか、すべてが異なっている。当たり前だが、血管を切れば出血し、筋肉を切れば攣縮が起こる。
自動縫合器も使うことができ、面白い実習であった。これだけでもかなり充実していたとは思うのだが、今日の内容は実際の外科手術の何千分の一くらいのレベルで、本当はさらに魅力的だという。
90分くらいのデモを見学しているときは退屈な時間もあり疲れたのだが、実際に自分が術野に入って術者なり助手なりをやってみると、時間の経つのは本当にあっという間で、90分などすぐに過ぎてしまう。時間の経ち方は本当に不思議で、当然ながら集中力に依存する部分が非常に大きい。最後に、命を差し出した4頭のビーグルに黙祷を捧げて、実習を終わる。
・自由練習
どっと疲れが出たが、志木へ向かう。巻藁なしの的前では、まず押手肩を入れる。そしてゆったりと素弯をするように、鋭く矢の線方向に収めてくる。あと、矢所が散り始めたら手の内が崩れてきたと考え、1、3指の締めを意識する。末梢の要所がしっかり締められていると、体幹と上手く連携して会も持ちやすい。
写真:特急いなほ@酒田
新潟方面の一番列車です。
819文字
・動物実習
イヌを用いた手術の練習。開腹、脾摘、腸管切除と吻合、虫垂切除、閉腹、気管切開と挿管などなど。デモではいとも簡単に手術が行われていたが、実際に自分たちでやってみると相当に難しい。動脈の処理ひとつを取っても、結紮をしくじると噴水のように血が噴き出すし、鉗子や攝子の使い方も難しい。当然ながら3年前の解剖実習とは全然状況が違うわけで、これは生きた動物である。手にした臓器の温かさとか、生々しい質感とか、呼吸性変動でゆったりと変形する腹腔とか、すべてが異なっている。当たり前だが、血管を切れば出血し、筋肉を切れば攣縮が起こる。
自動縫合器も使うことができ、面白い実習であった。これだけでもかなり充実していたとは思うのだが、今日の内容は実際の外科手術の何千分の一くらいのレベルで、本当はさらに魅力的だという。
90分くらいのデモを見学しているときは退屈な時間もあり疲れたのだが、実際に自分が術野に入って術者なり助手なりをやってみると、時間の経つのは本当にあっという間で、90分などすぐに過ぎてしまう。時間の経ち方は本当に不思議で、当然ながら集中力に依存する部分が非常に大きい。最後に、命を差し出した4頭のビーグルに黙祷を捧げて、実習を終わる。
・自由練習
どっと疲れが出たが、志木へ向かう。巻藁なしの的前では、まず押手肩を入れる。そしてゆったりと素弯をするように、鋭く矢の線方向に収めてくる。あと、矢所が散り始めたら手の内が崩れてきたと考え、1、3指の締めを意識する。末梢の要所がしっかり締められていると、体幹と上手く連携して会も持ちやすい。
写真:特急いなほ@酒田
新潟方面の一番列車です。
819文字
ついに最終週となった。
・血液内科
内科のポリクリはたいてい週の前半が忙しくなるもので、カルテを確認し、サマリーを書き始め、水曜日には草稿を上げる。しかもレポートも課されたので、AIDAとmodified AIDAについて論文を漁り、これも水曜日までに仕上げる。ここまではなかなか忙しかった。おかげでAPLについては結構詳しくなったが、他の血液疾患についてはあまり理解が深まらないまま終わってしまった。そうは言っても、クルズスとかを通して白血病、リンパ腫、貧血についてはだいぶ知識が整理されたし、去年の今頃、初めて血液内科に触れたときよりは格段に見通しが良くなった。この科はなかなか面白い。あとは、感染症の勉強の必要性を痛感した。とくに血液内科ではクリティカルな問題だが、別にどの科に行っても感染症の知識は必須になる。細菌も抗菌薬もほとんどがうろ覚え。
そういえば、先週のリウマチ内科に続き、またもや遅刻をやらかしてしまった。もはや屑のような班員であるorz 水が低いところ、低いところを流れていくように、恵まれた環境に甘んじていると、楽な方へ、楽な方へと堕落、そして頽廃していく。その恐ろしさを改めて肝に銘じたい。
・自由練習
三重十文字、勝手で吊り上げるような打起し、下筋を意識した大三、均等な引分け、押手の1、3指と勝手の4、5指、両肘の張り、などなど。しかし、その日の練習において即席で通用する射型というのは確かに存在するが、即席を即席にしないためにはどういう工夫が必要なのか。もちろんこうして言葉という形にして書き留めることも一つの方法ではあるが、何より体性感覚を磨かなければ、いくら言葉にしたところで身体が忘れてしまう。
そして、会談をセッティングした。例によってゴミのようなプレゼンテーションをしてしまったが、何とか伝わったのではないかと思う。今後、こういう場を定期的に設けていきたい。プレゼンの敗因は、やはり「書く論理」が圧倒的に優位で、「話す論理」が死んでいることに尽きる。文章を書くときと同じ頭の使い方をしていては、決して話すことはできない。見かけ上は話していても、それは文章を声に出しているに過ぎないし、「書く論理」に特有の推敲の感覚が全く通用しないので、話す順番も内容もばらばらになっていく。まあ、自分が思っているほどひどくはないのかもしれないが、もっとスムーズな境地というものがあるはずだと思っている。症例報告は型が決まっているので措くにしても、始めの会、終わりの会、ミーティングなどなど、「話す論理」の貧弱さを思い知る機会はたくさんある。
・定期練習
東医体立練に向けて、金曜は定期練習を組んだ。火曜までは淀みなく運行していた射が、どうもぎこちなくなってきた。原因は、勝手肩の著しい抜けであった。もっと自信を持って、人にまともに見せられるような射を目指そう。
練習後は志木にて飲み会。そして荒木町に移動し、副将と共に未明3時まで飲むw
写真:中央本線特急ワイドビューしなの 他
特急で長野まで一気に出て、あとは長野新幹線。往路は米原経由のきたぐにとぶつからないように関西本線を選び、高山本線を南下してきたときは岐阜を避けて太多線で中央西線に入り、さらに帰路は岡谷すれすれの塩尻を通って長野まで逃げてきました。我ながら、なかなか絶妙な一筆書き。経由線区が多すぎてマルスでは発券できなかったので、まさかの補充券で切符が出てきたのでしたw 経由は「別紙参照」。
1582文字
・血液内科
内科のポリクリはたいてい週の前半が忙しくなるもので、カルテを確認し、サマリーを書き始め、水曜日には草稿を上げる。しかもレポートも課されたので、AIDAとmodified AIDAについて論文を漁り、これも水曜日までに仕上げる。ここまではなかなか忙しかった。おかげでAPLについては結構詳しくなったが、他の血液疾患についてはあまり理解が深まらないまま終わってしまった。そうは言っても、クルズスとかを通して白血病、リンパ腫、貧血についてはだいぶ知識が整理されたし、去年の今頃、初めて血液内科に触れたときよりは格段に見通しが良くなった。この科はなかなか面白い。あとは、感染症の勉強の必要性を痛感した。とくに血液内科ではクリティカルな問題だが、別にどの科に行っても感染症の知識は必須になる。細菌も抗菌薬もほとんどがうろ覚え。
そういえば、先週のリウマチ内科に続き、またもや遅刻をやらかしてしまった。もはや屑のような班員であるorz 水が低いところ、低いところを流れていくように、恵まれた環境に甘んじていると、楽な方へ、楽な方へと堕落、そして頽廃していく。その恐ろしさを改めて肝に銘じたい。
・自由練習
三重十文字、勝手で吊り上げるような打起し、下筋を意識した大三、均等な引分け、押手の1、3指と勝手の4、5指、両肘の張り、などなど。しかし、その日の練習において即席で通用する射型というのは確かに存在するが、即席を即席にしないためにはどういう工夫が必要なのか。もちろんこうして言葉という形にして書き留めることも一つの方法ではあるが、何より体性感覚を磨かなければ、いくら言葉にしたところで身体が忘れてしまう。
そして、会談をセッティングした。例によってゴミのようなプレゼンテーションをしてしまったが、何とか伝わったのではないかと思う。今後、こういう場を定期的に設けていきたい。プレゼンの敗因は、やはり「書く論理」が圧倒的に優位で、「話す論理」が死んでいることに尽きる。文章を書くときと同じ頭の使い方をしていては、決して話すことはできない。見かけ上は話していても、それは文章を声に出しているに過ぎないし、「書く論理」に特有の推敲の感覚が全く通用しないので、話す順番も内容もばらばらになっていく。まあ、自分が思っているほどひどくはないのかもしれないが、もっとスムーズな境地というものがあるはずだと思っている。症例報告は型が決まっているので措くにしても、始めの会、終わりの会、ミーティングなどなど、「話す論理」の貧弱さを思い知る機会はたくさんある。
・定期練習
東医体立練に向けて、金曜は定期練習を組んだ。火曜までは淀みなく運行していた射が、どうもぎこちなくなってきた。原因は、勝手肩の著しい抜けであった。もっと自信を持って、人にまともに見せられるような射を目指そう。
練習後は志木にて飲み会。そして荒木町に移動し、副将と共に未明3時まで飲むw
写真:中央本線特急ワイドビューしなの 他
特急で長野まで一気に出て、あとは長野新幹線。往路は米原経由のきたぐにとぶつからないように関西本線を選び、高山本線を南下してきたときは岐阜を避けて太多線で中央西線に入り、さらに帰路は岡谷すれすれの塩尻を通って長野まで逃げてきました。我ながら、なかなか絶妙な一筆書き。経由線区が多すぎてマルスでは発券できなかったので、まさかの補充券で切符が出てきたのでしたw 経由は「別紙参照」。
1582文字
淡々と週はめぐってくる。
・リウマチ内科
初日に血液内科のところに行ったら「血液は来週だよ」と言われ、確かにローテ表を見たらそうなっていた。月曜が休みなので変則的なスケジュールになっているらしい。血液が先、という固定観念が強すぎて誰も確認していなかったわけだが、これはいわゆるスイスチーズモデルに通じるものがあるw 幸いにもリウマチの方が集合時刻が遅かったので、とくに問題は生じずインシデントに終わる。
前情報ではリウマチは楽と噂されていたが、全然楽ではなかった、というか課題の面に関しては今まで回ったどの科よりも忙しかった。月曜が休みで4日間に縮まったにもかかわらず、プレゼンの練習、レポートの作成、PBLのスライドなどが盛りだくさんであった。クルズスや外来見学もがっつりと時間割が組まれていて、あまり暇がなかったように思う。レポートは生物学的製剤の副作用、スライドはPM/DMに合併する間質性肺炎について。しかしこうして短期間で課題をこなすとなると、集中して勉強できるから有難いといえば有難い。
リウマチはひたすらつまらないイメージしかなかったが、意外とそうでもない。まあ、デュプロの文字を読むのと、実際の患者を見るのとでは、全身性疾患というイメージの明瞭さもずいぶんと変わってくる。あと、この科は研究に力を入れたい人には魅力的なのかもしれない。とくに免疫学との関連が深い。
・自由練習
三重十文字が崩れ、胴体の長方形が偏倚して平行四辺形になっていた。押そうとして体ごと的へ向かうのでは、押していることにはならない。あくまで正中線を守り、そこから左右均等に伸びることは基本中の基本であった。忘れていたつもりはないが、実際は忘れていたに等しい。不思議なことに、そういう基本を全く意識せず体現できることもあれば、矢数をかけるうちに緩徐に崩壊してきて、改めて基本を意識しなければならないこともある。
なかなか忙しい一週間だった。そういえば電解質と輸液の復習もやらねば・・・
写真:木曽福島の町並み
蝋燭の灯りは独特の温かみがあって良い。
974文字
・リウマチ内科
初日に血液内科のところに行ったら「血液は来週だよ」と言われ、確かにローテ表を見たらそうなっていた。月曜が休みなので変則的なスケジュールになっているらしい。血液が先、という固定観念が強すぎて誰も確認していなかったわけだが、これはいわゆるスイスチーズモデルに通じるものがあるw 幸いにもリウマチの方が集合時刻が遅かったので、とくに問題は生じずインシデントに終わる。
前情報ではリウマチは楽と噂されていたが、全然楽ではなかった、というか課題の面に関しては今まで回ったどの科よりも忙しかった。月曜が休みで4日間に縮まったにもかかわらず、プレゼンの練習、レポートの作成、PBLのスライドなどが盛りだくさんであった。クルズスや外来見学もがっつりと時間割が組まれていて、あまり暇がなかったように思う。レポートは生物学的製剤の副作用、スライドはPM/DMに合併する間質性肺炎について。しかしこうして短期間で課題をこなすとなると、集中して勉強できるから有難いといえば有難い。
リウマチはひたすらつまらないイメージしかなかったが、意外とそうでもない。まあ、デュプロの文字を読むのと、実際の患者を見るのとでは、全身性疾患というイメージの明瞭さもずいぶんと変わってくる。あと、この科は研究に力を入れたい人には魅力的なのかもしれない。とくに免疫学との関連が深い。
・自由練習
三重十文字が崩れ、胴体の長方形が偏倚して平行四辺形になっていた。押そうとして体ごと的へ向かうのでは、押していることにはならない。あくまで正中線を守り、そこから左右均等に伸びることは基本中の基本であった。忘れていたつもりはないが、実際は忘れていたに等しい。不思議なことに、そういう基本を全く意識せず体現できることもあれば、矢数をかけるうちに緩徐に崩壊してきて、改めて基本を意識しなければならないこともある。
なかなか忙しい一週間だった。そういえば電解質と輸液の復習もやらねば・・・
写真:木曽福島の町並み
蝋燭の灯りは独特の温かみがあって良い。
974文字
今週は全て7時半集合であった。習慣は恐ろしく、5日間も続くと自然と体が慣れてくる。習慣が人間を作るとは、よく言ったものである。
・心臓血管外科
月曜は、極寒の中ひたすら画面を眺めて4時間半立ったまま、1時間に1回程度「これが右心房だね」「人工腱索をつけたよ」などというスーパー簡単な解説が入るだけという、まさに苦行に等しい手術見学だった。しかし水曜は術野に入ることができ、全貌を間近から見て、あんなことやこんなこともあり、非常に勉強になった。術野は本当にド派手で、胸骨正中切開でガバッと開くさまや、動脈から噴き出した血液で血まみれになるさまなどは、さすがである。人工心肺も目新しく、心停止してモニターの表示が「0」になる瞬間や、息を吹き返したように拍動が再開する瞬間などは、感嘆するものがあった。
心外は脳外とも呼外とも全く異なる雰囲気で、とくにチームプレーが重要な科であるように思われた。まあ、あの部屋では何ということもないように手術が行われているわけだが、ふと冷静に考えてみれば、やはり「すごいこと」をやっているのだ。当然ながら、そういう手術は一人でできるわけがない。
循内と心外の2週間は、内科の方の勉強があまりはかどらなかったことを除けば、実に充実したポリクリであった。内代と脳外に並ぶ面白さ。呼吸器のQBは火曜に終了したので、ようやく循環器に移れるかと思いきや、色々な雑務やら思い立って申し込んだTOEFLやらが降ってきたので、未だ着手していない。効率的に時間を使うためには、自らある程度の予定を最初から組んでしまえば良いのだ。自らで自らを律し、自ら締切を設定すれば、自ずとやることは決まってくる。
・自由練習
月、火、水、金の夕方は三田に通った。各日とも色々な収穫があった。手首が回外位に巻きつかないよう押手の手の内を締め、とくに意識を角見の一点に集中させること、勝手の環指と小指を最大屈曲し、とくに意識を弦道の一筋と肘の一点に集中させること、三重十文字の構成に気をつけること、そして何より、会に入って伸びること。
早気をなんとか克服するために色々な方法を考えたものの結局は「気持ちの問題」で、相当に強い意志がないと克服はできない。粘るしかない。粘ろうと思うしかない。ただし、押手の手の内と、勝手の第4、5指の屈曲はかなり重要な因子であるように思われる。末梢の関節が緩んでいるということは、その場所からいともたやすく力が散逸することに他ならない。いわば、有窓性の毛細血管から水がジャージャー漏れ出るような感じである。角見の一点に、そして弦道の一筋に力を集めるような意識がないと、そもそも会は持ちようがないのだ。これは、今週の重要な発見であった。
「中ること確認するために練習をする」のは本当に最悪な練習姿勢で、少し調子が良いとすぐ図に乗ってしまうのは自らの悪癖、醜態である。「こうやればまた中るだろう」と思うのではなくて、緻密な思考と分析の産物を「ただ淡々と繰り返すだけ、ひたすらに繰り返すだけ、そして試行錯誤するだけ」が練習の本質だと考えている。そうはいっても的中は練習成果の一定の目安になることは当たり前なので、このペースを維持できるよう努めたいものである。
・体調管理
今週は、冷房も電気も点け放しでベッドに突っ伏したまま朝を迎える、という状況が実に4回もあった。さすがに体が耐えかねたのか、金曜は昼前から何となく傾眠となり、自由練では意識が朦朧としてきて、帰宅して検温したら38.5℃の発熱であった。家路の薬局で手に入れたロキソプロフェンを服用し、布団をかぶって就寝。深夜に目が覚めると、例によって異常なまでの大量発汗と高張尿。アクエリアスで経口補液して再度就眠。翌朝には全快となった。薬は偉大だw
写真:福島関所跡
だいぶ奥の方まで歩いてきました。黄昏です。
1732文字
・心臓血管外科
月曜は、極寒の中ひたすら画面を眺めて4時間半立ったまま、1時間に1回程度「これが右心房だね」「人工腱索をつけたよ」などというスーパー簡単な解説が入るだけという、まさに苦行に等しい手術見学だった。しかし水曜は術野に入ることができ、全貌を間近から見て、あんなことやこんなこともあり、非常に勉強になった。術野は本当にド派手で、胸骨正中切開でガバッと開くさまや、動脈から噴き出した血液で血まみれになるさまなどは、さすがである。人工心肺も目新しく、心停止してモニターの表示が「0」になる瞬間や、息を吹き返したように拍動が再開する瞬間などは、感嘆するものがあった。
心外は脳外とも呼外とも全く異なる雰囲気で、とくにチームプレーが重要な科であるように思われた。まあ、あの部屋では何ということもないように手術が行われているわけだが、ふと冷静に考えてみれば、やはり「すごいこと」をやっているのだ。当然ながら、そういう手術は一人でできるわけがない。
循内と心外の2週間は、内科の方の勉強があまりはかどらなかったことを除けば、実に充実したポリクリであった。内代と脳外に並ぶ面白さ。呼吸器のQBは火曜に終了したので、ようやく循環器に移れるかと思いきや、色々な雑務やら思い立って申し込んだTOEFLやらが降ってきたので、未だ着手していない。効率的に時間を使うためには、自らある程度の予定を最初から組んでしまえば良いのだ。自らで自らを律し、自ら締切を設定すれば、自ずとやることは決まってくる。
・自由練習
月、火、水、金の夕方は三田に通った。各日とも色々な収穫があった。手首が回外位に巻きつかないよう押手の手の内を締め、とくに意識を角見の一点に集中させること、勝手の環指と小指を最大屈曲し、とくに意識を弦道の一筋と肘の一点に集中させること、三重十文字の構成に気をつけること、そして何より、会に入って伸びること。
早気をなんとか克服するために色々な方法を考えたものの結局は「気持ちの問題」で、相当に強い意志がないと克服はできない。粘るしかない。粘ろうと思うしかない。ただし、押手の手の内と、勝手の第4、5指の屈曲はかなり重要な因子であるように思われる。末梢の関節が緩んでいるということは、その場所からいともたやすく力が散逸することに他ならない。いわば、有窓性の毛細血管から水がジャージャー漏れ出るような感じである。角見の一点に、そして弦道の一筋に力を集めるような意識がないと、そもそも会は持ちようがないのだ。これは、今週の重要な発見であった。
「中ること確認するために練習をする」のは本当に最悪な練習姿勢で、少し調子が良いとすぐ図に乗ってしまうのは自らの悪癖、醜態である。「こうやればまた中るだろう」と思うのではなくて、緻密な思考と分析の産物を「ただ淡々と繰り返すだけ、ひたすらに繰り返すだけ、そして試行錯誤するだけ」が練習の本質だと考えている。そうはいっても的中は練習成果の一定の目安になることは当たり前なので、このペースを維持できるよう努めたいものである。
・体調管理
今週は、冷房も電気も点け放しでベッドに突っ伏したまま朝を迎える、という状況が実に4回もあった。さすがに体が耐えかねたのか、金曜は昼前から何となく傾眠となり、自由練では意識が朦朧としてきて、帰宅して検温したら38.5℃の発熱であった。家路の薬局で手に入れたロキソプロフェンを服用し、布団をかぶって就寝。深夜に目が覚めると、例によって異常なまでの大量発汗と高張尿。アクエリアスで経口補液して再度就眠。翌朝には全快となった。薬は偉大だw
写真:福島関所跡
だいぶ奥の方まで歩いてきました。黄昏です。
1732文字
あっという間に時間が過ぎてゆく。
・循環器内科
関東、総会を終えて、月曜からはまた日常に戻る。いやしかし、この科は勉強不足を著しく実感する。Ⅲ音って何だっけ、とかいうそういうレベルなのでw STEMIについては少しは詳しくなったが、不整脈とか心筋症とかは全然分かっていないし、心電図の読解も拙劣だし、エコーは謎。プレゼンの方法論や鑑別疾患の挙げ方という部分はこの科独特の面白さがあったが、A/Pを適切に考えて「チームの一員として説得力ある意見を述べる」にはまだまだ程遠い。
それにしてもポリクリは、やる気次第で学生のレベルの差は広がる一方である。「与えられたものを高い水準でクリアする」というのは、そこそこ当たり前のことであって、問題は、いかに自分から積極的に勉強できるかということである。与えられるのをいつまでも待っているのでは、はっきり言って何も進歩がない。病態生理も、薬理も、検査所見も、やろうと思えばいくらでも学ぶべきものは湧いてくる。しかし、それを本当に自分からやるかどうか。
別に勉強に限った話ではなく、自分は、何事に対しても「待っている」のだ。確かに、待っていればたまには良いものが降ってくるかもしれないが、そんなことだけに期待を寄せて生きていくわけにはいかない。何を今さら、という感じではあるが。しかしそこまで分かっているのなら、やってみろよと、自分に言いたいところではある。自らをとりまく世界は、自らの関心と知覚の範疇を超えることがない。
・自由練習
火曜、木曜は志木へ足を運んだ。どういうわけか、すいすいと気楽に引ける。しかし「どういうわけか」では駄目だ。そういうことを言っているうちは、「どういうわけか」気楽に引けなくなった、ということも十分あり得る。結局は、心の持ちようでずいぶん射が左右されるということなのだが、練習の主眼は精神分析ではなくて、あくまで厳密な運動の分析であることに注意しなければならない。
循環器を回っているので循環器のQBを解こうとするも、呼吸器がまだ終わっていないのでそれを先に片付けるという試み。そういえば、我々の班は夏休みまでに消化器を除いて内科を全て回るスケジュールになっている。これはなかなか有難いのかもしれない。
写真:木曽福島の町並
訪れた時間帯がなかなか良かったかもしれません。
1076文字
・循環器内科
関東、総会を終えて、月曜からはまた日常に戻る。いやしかし、この科は勉強不足を著しく実感する。Ⅲ音って何だっけ、とかいうそういうレベルなのでw STEMIについては少しは詳しくなったが、不整脈とか心筋症とかは全然分かっていないし、心電図の読解も拙劣だし、エコーは謎。プレゼンの方法論や鑑別疾患の挙げ方という部分はこの科独特の面白さがあったが、A/Pを適切に考えて「チームの一員として説得力ある意見を述べる」にはまだまだ程遠い。
それにしてもポリクリは、やる気次第で学生のレベルの差は広がる一方である。「与えられたものを高い水準でクリアする」というのは、そこそこ当たり前のことであって、問題は、いかに自分から積極的に勉強できるかということである。与えられるのをいつまでも待っているのでは、はっきり言って何も進歩がない。病態生理も、薬理も、検査所見も、やろうと思えばいくらでも学ぶべきものは湧いてくる。しかし、それを本当に自分からやるかどうか。
別に勉強に限った話ではなく、自分は、何事に対しても「待っている」のだ。確かに、待っていればたまには良いものが降ってくるかもしれないが、そんなことだけに期待を寄せて生きていくわけにはいかない。何を今さら、という感じではあるが。しかしそこまで分かっているのなら、やってみろよと、自分に言いたいところではある。自らをとりまく世界は、自らの関心と知覚の範疇を超えることがない。
・自由練習
火曜、木曜は志木へ足を運んだ。どういうわけか、すいすいと気楽に引ける。しかし「どういうわけか」では駄目だ。そういうことを言っているうちは、「どういうわけか」気楽に引けなくなった、ということも十分あり得る。結局は、心の持ちようでずいぶん射が左右されるということなのだが、練習の主眼は精神分析ではなくて、あくまで厳密な運動の分析であることに注意しなければならない。
循環器を回っているので循環器のQBを解こうとするも、呼吸器がまだ終わっていないのでそれを先に片付けるという試み。そういえば、我々の班は夏休みまでに消化器を除いて内科を全て回るスケジュールになっている。これはなかなか有難いのかもしれない。
写真:木曽福島の町並
訪れた時間帯がなかなか良かったかもしれません。
1076文字
日記を毎日分更新するのは面倒ではあったが、一日一日についてそこそこ丁寧な回想を行い、日常に対するフィードバックを行えるという利点もあった。平日の内容を金曜分にまとめるのは、意外と難しい。
・呼吸器外科
先週外科を回った人曰く、オペは肺癌しかなく場所が変わるだけ、とのことだったが、今週は区域切除、葉切除、中皮腫、胸腺腫、胸膜炎、胸膜生検、胸郭形成などバリエーションが多く、見学としてはなかなか充実していたように思う。しかし、ただ見学するだけではあまり得るものはないし、まして胸膜癒着を延々剥がしている様子を胸腔鏡の映像で見るだけ、みたいな状況は苦行に等しい。とはいえ、X線写真やCTの読影にはかなり慣れてきたし、画像所見が分かって解剖の知識と結び付くとやはり楽しい。
外科といえば2クール目に脳外を回ったが、同じ外科でも雰囲気は全く異なる。こっちは朝早くカンファに出ても放置されるだけで何もしないし、レポートもないww 内科と同様、先生はみな非常に優しかったが、無駄な空き時間が多かった。勉強になったというよりは、雰囲気をつかんだだけ、という感じで実習が終了してしまった。やはり自分で苦労してレポートなり何なりを作らないことには、大した知識は身に付かないのか。
まあ、胸にボコッと穴が空いて、肺が見えて、肺が出てきて、というのは斬新にして生々しい光景であった。今思えば、脳外の術野は本当に綺麗だった。あれはあれで特殊な外科である。どうでも良いが、肺を押しやったり止血するのに使っていた「コットン」という道具が無性に欲しくなったww 机の隅の掃除とか、ホワイトボード上の指示棒とか、色々な用途がありそうだ。
・定期練習
今週は関東の立練。東邦戦の前日に決めたことではあったが、団体の落からは退くことにした。落を後輩に託すというのは、是非とも代わりに頑張って欲しいと切に願う一方で、主将としては情けない話でもある。東邦戦はともかく、山梨戦と日医戦の成績を見るに、そして自己の射型を振り返るに、仕方ないとは思いつつも、一方ではもう一度のチャンスを、という思いもあった。しかしそういう葛藤に散々苛まれた末、今シーズンの締めくくりにふさわしいメンバーとして6人を選んだのである。自分は監督として選手を後ろから見守り、万一の際の弓持ちとしての役割に徹することにした。火曜は4/12、金曜は9/12で立練を終える。
・自由練習
木曜は早い時間帯に志木へ向かった。初夏らしい夕刻の空の下、ひとりで黙々と弓をひいていると、信濃町の記憶が脳裡をよぎって懐かしい気分になる。こんなにゆったりと集中できたのは久しぶりではなかろうか。今までは、目先のトリビアルな物事に気を取られすぎていたのだ。
・遠征
金曜の立練後、選手の6人と共に、池袋からあかぎ9号で前橋入り。21世紀も13年目だというのに、185系という車両が走っているとはw まあ、普通にも快速にも特急にも使える汎用性を買われているのだろう。新宿始発のこの列車はホームライナーのような性格で、池袋乗車時点では窓側の席が全部埋まるくらいの乗車率だったが、北本や鴻巣を過ぎた頃から急に空いてきた。前橋駅前の東横インに宿泊する。
そういえば、木曜日の飲み会では面白い話を聞くことができたw 久々に、ポリクリ班以外の同級生と話した気がする。荒木町の二次会は、どうもありがとうございました。
写真:特急ワイドビューしなの@木曽福島
中央西線の旅路。
1611文字
・呼吸器外科
先週外科を回った人曰く、オペは肺癌しかなく場所が変わるだけ、とのことだったが、今週は区域切除、葉切除、中皮腫、胸腺腫、胸膜炎、胸膜生検、胸郭形成などバリエーションが多く、見学としてはなかなか充実していたように思う。しかし、ただ見学するだけではあまり得るものはないし、まして胸膜癒着を延々剥がしている様子を胸腔鏡の映像で見るだけ、みたいな状況は苦行に等しい。とはいえ、X線写真やCTの読影にはかなり慣れてきたし、画像所見が分かって解剖の知識と結び付くとやはり楽しい。
外科といえば2クール目に脳外を回ったが、同じ外科でも雰囲気は全く異なる。こっちは朝早くカンファに出ても放置されるだけで何もしないし、レポートもないww 内科と同様、先生はみな非常に優しかったが、無駄な空き時間が多かった。勉強になったというよりは、雰囲気をつかんだだけ、という感じで実習が終了してしまった。やはり自分で苦労してレポートなり何なりを作らないことには、大した知識は身に付かないのか。
まあ、胸にボコッと穴が空いて、肺が見えて、肺が出てきて、というのは斬新にして生々しい光景であった。今思えば、脳外の術野は本当に綺麗だった。あれはあれで特殊な外科である。どうでも良いが、肺を押しやったり止血するのに使っていた「コットン」という道具が無性に欲しくなったww 机の隅の掃除とか、ホワイトボード上の指示棒とか、色々な用途がありそうだ。
・定期練習
今週は関東の立練。東邦戦の前日に決めたことではあったが、団体の落からは退くことにした。落を後輩に託すというのは、是非とも代わりに頑張って欲しいと切に願う一方で、主将としては情けない話でもある。東邦戦はともかく、山梨戦と日医戦の成績を見るに、そして自己の射型を振り返るに、仕方ないとは思いつつも、一方ではもう一度のチャンスを、という思いもあった。しかしそういう葛藤に散々苛まれた末、今シーズンの締めくくりにふさわしいメンバーとして6人を選んだのである。自分は監督として選手を後ろから見守り、万一の際の弓持ちとしての役割に徹することにした。火曜は4/12、金曜は9/12で立練を終える。
・自由練習
木曜は早い時間帯に志木へ向かった。初夏らしい夕刻の空の下、ひとりで黙々と弓をひいていると、信濃町の記憶が脳裡をよぎって懐かしい気分になる。こんなにゆったりと集中できたのは久しぶりではなかろうか。今までは、目先のトリビアルな物事に気を取られすぎていたのだ。
・遠征
金曜の立練後、選手の6人と共に、池袋からあかぎ9号で前橋入り。21世紀も13年目だというのに、185系という車両が走っているとはw まあ、普通にも快速にも特急にも使える汎用性を買われているのだろう。新宿始発のこの列車はホームライナーのような性格で、池袋乗車時点では窓側の席が全部埋まるくらいの乗車率だったが、北本や鴻巣を過ぎた頃から急に空いてきた。前橋駅前の東横インに宿泊する。
そういえば、木曜日の飲み会では面白い話を聞くことができたw 久々に、ポリクリ班以外の同級生と話した気がする。荒木町の二次会は、どうもありがとうございました。
写真:特急ワイドビューしなの@木曽福島
中央西線の旅路。
1611文字
・感冒
月曜、火曜と市販薬を服用していたが、膿性痰のしつこく絡んでいる感じは持続し、声帯も咽頭も腫脹しているのかして、ほとんど声が出ない。ひどい嗄声である。この声ではポリクリにも部活にも支障が大きいので、水曜に保健管理センターを受診し、ロキソニン、フロモックス、ムコダインを処方してもらう。おかげで金曜にはずいぶんと回復した。とくに去痰薬は偉大だw
・呼吸器内科
今週と来週は呼吸器ユニットということで、前半組は内科から回る。担当の患者さんについて疾患を勉強し、診察してカルテを記載する。毎日のようにカルテチェックがあり、プレゼンの練習もさせられるので、そんなに暇というわけではない。しかし、初っ端の内代内科に比べればかなり楽である。週の前半は嗄声がひどく、自分から言葉を発するのが億劫になってしまった。日常生活への支障は大きい。勉強はあまり捗らず、気管支喘息を通して少し薬理学的な復習をするのみに終わった。本当は肺炎とか肺癌とか、もっと体系的に教科書を読みたいところではあったのだが、生活上の色々な因子が絡み合って、最近は学習意欲と学習効率が著しく低下している。これでは、ダメだ。
先生はみな非常に優しく、ゆるーりとした雰囲気があって良いw
・定期練習
今週は感冒のせいで自由練習の時間が取れず、火曜と金曜の立練習のみ。迷いに迷う判断ではあったが、Aの落からは退くことにした。やはり、集計してみると数字は残酷なまでに現実を語るものだ。それで「吹っ切れた」と言うのは変な話だが、「もう中りなどどうでも良い」と思うと、意外と中る。弓はこんなに軽いものなのかと、こんなにすいすいひけるものなのかと、再認識したのだった。
どうも、真剣に考えれば考えるほど、自分は空回りするようだ。たとえば「弓なんか誰だって引いているじゃないか。的に中てるのがそんなに難しいか。こんな簡単なものはないだろ」と思えば、本当に簡単に引けるし、それなりに中るものである。むろん、実になめた考え方だし、弓に対しては失礼な話だし、立場上はここに書くことすら憚られるのだが、あくまで「心の持ちよう」としては案外その程度が自分には合っているのかもしれない。少なくとも、真面目に考えすぎて空転し、毎回失敗して自己嫌悪に陥る、という悪循環よりは数段ましだと思われる。技術的な部分も改善しつつ、心の持ちようについても探究していかねばならない。改めて思うに、弓は心の鏡である。
嗄声に侵された一週間であった。
写真:高山本線普通列車@下呂
下呂温泉です。
1194文字
月曜、火曜と市販薬を服用していたが、膿性痰のしつこく絡んでいる感じは持続し、声帯も咽頭も腫脹しているのかして、ほとんど声が出ない。ひどい嗄声である。この声ではポリクリにも部活にも支障が大きいので、水曜に保健管理センターを受診し、ロキソニン、フロモックス、ムコダインを処方してもらう。おかげで金曜にはずいぶんと回復した。とくに去痰薬は偉大だw
・呼吸器内科
今週と来週は呼吸器ユニットということで、前半組は内科から回る。担当の患者さんについて疾患を勉強し、診察してカルテを記載する。毎日のようにカルテチェックがあり、プレゼンの練習もさせられるので、そんなに暇というわけではない。しかし、初っ端の内代内科に比べればかなり楽である。週の前半は嗄声がひどく、自分から言葉を発するのが億劫になってしまった。日常生活への支障は大きい。勉強はあまり捗らず、気管支喘息を通して少し薬理学的な復習をするのみに終わった。本当は肺炎とか肺癌とか、もっと体系的に教科書を読みたいところではあったのだが、生活上の色々な因子が絡み合って、最近は学習意欲と学習効率が著しく低下している。これでは、ダメだ。
先生はみな非常に優しく、ゆるーりとした雰囲気があって良いw
・定期練習
今週は感冒のせいで自由練習の時間が取れず、火曜と金曜の立練習のみ。迷いに迷う判断ではあったが、Aの落からは退くことにした。やはり、集計してみると数字は残酷なまでに現実を語るものだ。それで「吹っ切れた」と言うのは変な話だが、「もう中りなどどうでも良い」と思うと、意外と中る。弓はこんなに軽いものなのかと、こんなにすいすいひけるものなのかと、再認識したのだった。
どうも、真剣に考えれば考えるほど、自分は空回りするようだ。たとえば「弓なんか誰だって引いているじゃないか。的に中てるのがそんなに難しいか。こんな簡単なものはないだろ」と思えば、本当に簡単に引けるし、それなりに中るものである。むろん、実になめた考え方だし、弓に対しては失礼な話だし、立場上はここに書くことすら憚られるのだが、あくまで「心の持ちよう」としては案外その程度が自分には合っているのかもしれない。少なくとも、真面目に考えすぎて空転し、毎回失敗して自己嫌悪に陥る、という悪循環よりは数段ましだと思われる。技術的な部分も改善しつつ、心の持ちようについても探究していかねばならない。改めて思うに、弓は心の鏡である。
嗄声に侵された一週間であった。
写真:高山本線普通列車@下呂
下呂温泉です。
1194文字
・精神神経科(二週目)
最初はおそろしくつまらないイメージの精神科だったが、二週目に入ると意外にも面白いことに気がつく。疎通と疏通の違いとか、対人接近本能とか。人間というのは本来、他人と心を通わせようとする本能があるらしい。そのよう中、「感情が通じている感じがしない」というのは、なるほど、言われてみればいかにも異常な感覚である。それと、精神科というのは、これまで自分が当たり前だと思っていた思考とか観念の様式が、根底から震盪される感じがある。診療科としての面白さはともかく、哲学的な興味深さがあるのだ。
自分の配属はスパルタ班だったので、今週は2回も外来で予診をとることになってしまったw 「まあ病棟にいてもぐだぐだするだけだし、明日の朝は外来行こうか」「はい」
あとはレポートを書く。こういうのは一気に仕上げたいものだが、色々な方面を調べているとなかなか時間がかかってしまう。それと精神科のQBは今週中に終える予定だったが、どうにも意欲が湧かずに一般問題を半分ほど残したままポリクリが終了。次は呼吸器、その次は循環器という重い内科が控えているので、本当は一週目で片付けるくらいの勢いが望ましかったのだが。
・自由練習
月曜夕方は三田へ、水曜夕方は志木へ、そして木曜午前は「真面目にやってるから休みでいいよ」という有難い言葉に甘えて三田へ足を運ぶ。月曜に内務の指導で勝手の形を変える試みを始めたが、上手くいくこともあれば元に戻ることもある。結局、肘を使って引けていなかったことになる。昨秋の射型はといえば、勝手を力任せに引いてただ引っ張るという形ではあったが、それでも肘が入っていれば収まることは収まる。今は肘の位置がおかしいのでどうにも伸びようがないのだ。それどころか、引分けの途中から伸び始めてしまうものだから、そもそも会に入っていない。
・定期練習
火曜は7/20、金曜は2/4。今シーズンが始まってからというもの、立練と試合では一度も羽分けを超えていない。明らかにおかしい射をしていることは痛いほどよく分かっているのだが、あそこに立つと、どうにも制御できない。勝手ばかりを気にすると押手が全く押せないし、両方のバランスを考えると全然収まらないまま、苦痛からの解放を渇望するが如く、すぐに離してしまう。合宿のときはあれほどのびのび引けていたというのに、何だこの様は。
今週は飲む機会が多かった。
写真:高山駅
キハ85は貫通型の方が良いですね。
1166文字
最初はおそろしくつまらないイメージの精神科だったが、二週目に入ると意外にも面白いことに気がつく。疎通と疏通の違いとか、対人接近本能とか。人間というのは本来、他人と心を通わせようとする本能があるらしい。そのよう中、「感情が通じている感じがしない」というのは、なるほど、言われてみればいかにも異常な感覚である。それと、精神科というのは、これまで自分が当たり前だと思っていた思考とか観念の様式が、根底から震盪される感じがある。診療科としての面白さはともかく、哲学的な興味深さがあるのだ。
自分の配属はスパルタ班だったので、今週は2回も外来で予診をとることになってしまったw 「まあ病棟にいてもぐだぐだするだけだし、明日の朝は外来行こうか」「はい」
あとはレポートを書く。こういうのは一気に仕上げたいものだが、色々な方面を調べているとなかなか時間がかかってしまう。それと精神科のQBは今週中に終える予定だったが、どうにも意欲が湧かずに一般問題を半分ほど残したままポリクリが終了。次は呼吸器、その次は循環器という重い内科が控えているので、本当は一週目で片付けるくらいの勢いが望ましかったのだが。
・自由練習
月曜夕方は三田へ、水曜夕方は志木へ、そして木曜午前は「真面目にやってるから休みでいいよ」という有難い言葉に甘えて三田へ足を運ぶ。月曜に内務の指導で勝手の形を変える試みを始めたが、上手くいくこともあれば元に戻ることもある。結局、肘を使って引けていなかったことになる。昨秋の射型はといえば、勝手を力任せに引いてただ引っ張るという形ではあったが、それでも肘が入っていれば収まることは収まる。今は肘の位置がおかしいのでどうにも伸びようがないのだ。それどころか、引分けの途中から伸び始めてしまうものだから、そもそも会に入っていない。
・定期練習
火曜は7/20、金曜は2/4。今シーズンが始まってからというもの、立練と試合では一度も羽分けを超えていない。明らかにおかしい射をしていることは痛いほどよく分かっているのだが、あそこに立つと、どうにも制御できない。勝手ばかりを気にすると押手が全く押せないし、両方のバランスを考えると全然収まらないまま、苦痛からの解放を渇望するが如く、すぐに離してしまう。合宿のときはあれほどのびのび引けていたというのに、何だこの様は。
今週は飲む機会が多かった。
写真:高山駅
キハ85は貫通型の方が良いですね。
1166文字
・精神神経科(一週目)
今週からは精神科。先週の脳外との落差が激しく、どうもあまり身が入らない。しかしそうも言っていられないので、淡々とこなすしかない。予診をとるのはなかなかに緊張したが、これは比較的OSCEが役に立ったように思う。それにしても、精神科的な疾患の知識が著しく貧弱なことを日々思い知らされる。一夜漬けかそれに近い形で乗り切った試験というのは、何も頭に残らないものだ。
木曜と金曜は外の精神科病院で実習。実習といっても回診に同伴したり診療業務を見学したりするのみで、いずれの日も午前中だけで終わってしまい、かなり楽だった。しかしながら密度はなかなかに濃く、大変勉強になった。極めて率直な感想を言えば、医療の中にはこういう世界があるのか、という発見。普通の日常生活や学生生活ではおよそ接触することのなかった世界である。
月曜に実習が始まったときは陰鬱な気分であったが、木曜と金曜の外病院実習を経て、少しは興味が湧いた。週末は適当にレポートを進めるとしよう。
・定期練習、自由練習
火曜はそこそこ調子が良かったが、金曜になると雲行きが怪しくなった。結局のところ押手が押せていないのだが、こういう場合は形而上のレベルで何かが間違っているので、実に難しく感じるのだ。得体の知れないものには何らかの形を与えないと気味が悪いが、それが果たして本当に合っているのかどうか。問題はそこなのだろう。
最近は思うことも多く、当たり前のことを当たり前にこなすのは、なかなかに難しい。当たり前を当たり前に行うことが、人間に対する基本的な評価と信頼の尺度となるのはまさに「当たり前」のことだと思うのだが、当たり前を当たり前にできないまま、その先を何とかやってみようとか、こうすれば良いんじゃないかとか、これだけできました、あるいはやりましたとかいったように、当たり前を飛躍した先にあるものばかりを重視するのは、滑稽としか言いようがない。むちゃくちゃなことをする前に、まずは確かな土台と型を固めねばならない。
写真:高山市街
善応寺というお寺です。
972文字
今週からは精神科。先週の脳外との落差が激しく、どうもあまり身が入らない。しかしそうも言っていられないので、淡々とこなすしかない。予診をとるのはなかなかに緊張したが、これは比較的OSCEが役に立ったように思う。それにしても、精神科的な疾患の知識が著しく貧弱なことを日々思い知らされる。一夜漬けかそれに近い形で乗り切った試験というのは、何も頭に残らないものだ。
木曜と金曜は外の精神科病院で実習。実習といっても回診に同伴したり診療業務を見学したりするのみで、いずれの日も午前中だけで終わってしまい、かなり楽だった。しかしながら密度はなかなかに濃く、大変勉強になった。極めて率直な感想を言えば、医療の中にはこういう世界があるのか、という発見。普通の日常生活や学生生活ではおよそ接触することのなかった世界である。
月曜に実習が始まったときは陰鬱な気分であったが、木曜と金曜の外病院実習を経て、少しは興味が湧いた。週末は適当にレポートを進めるとしよう。
・定期練習、自由練習
火曜はそこそこ調子が良かったが、金曜になると雲行きが怪しくなった。結局のところ押手が押せていないのだが、こういう場合は形而上のレベルで何かが間違っているので、実に難しく感じるのだ。得体の知れないものには何らかの形を与えないと気味が悪いが、それが果たして本当に合っているのかどうか。問題はそこなのだろう。
最近は思うことも多く、当たり前のことを当たり前にこなすのは、なかなかに難しい。当たり前を当たり前に行うことが、人間に対する基本的な評価と信頼の尺度となるのはまさに「当たり前」のことだと思うのだが、当たり前を当たり前にできないまま、その先を何とかやってみようとか、こうすれば良いんじゃないかとか、これだけできました、あるいはやりましたとかいったように、当たり前を飛躍した先にあるものばかりを重視するのは、滑稽としか言いようがない。むちゃくちゃなことをする前に、まずは確かな土台と型を固めねばならない。
写真:高山市街
善応寺というお寺です。
972文字
・脳神経外科(二週目)
月曜のプレゼンでは予習していなかった頭部X線写真が出てきて、「腫瘍が確認できます」とかいうアホな発言をしてしまい、墓穴を掘ったw 解剖の知識にはそれなりの自信があったつもりだが、とくに画像と関連させるとなると、まだまだ臨床的には全く使い物にならないことを実感したのであった。それはそうと、
「お前、部活はどうやって決めた?」
「拉致勧です」
「診療科もそんなもんだ。お前は今日から脳外だ、ハハハww」
というやり取りw 大変ありがたいことに、色々と貴重な経験をさせて頂く。たしかに、脳外は面白い。神聖不可侵な領域に手を加える、ということを嫌がる意見もあるようだが、だからこその魅力というのもある。向いているか向いていないか、と言われれば向いているような気もする。入り組んだ血管も神経も、まるで鉄道路線図のようで面白い。とくに、蝶形骨洞からのアプローチと前頭側頭開頭でのアプローチが、深部で出会うというのにはたまげた。
あとは症例のレポートを作成したり、暇な時間は手術見学に足を運んだりして、二週目が終了。充実した二週間であった。
・定期練習
今週から二週間は、定期練習が続く。よく狙う、といっても、会に収まらないまま狙っても仕方ないのだ。引分けの後半からすでに伸び始めているので、収まらなくなる、とのコメントを頂く。試合ではとくにそれが顕著で、この間の日曜は大三までは何とか普段通りにできても、「中てる」という意識が先行しすぎて、醜悪な的中てゲームのような射型になってしまった。引分けで使う力と会で使う力は基本的に連綿たるものであり、根本的な質を異にするわけではないと思うが、いつまで引分けるか、いつから伸び始めるか、という境界をある程度明確に意識することは、「収めてから、伸びる」という射の基本中の基本を徹底するためには必要である。意識が先行しすぎることは、射の運行上大きな障害となる。今やるべきことを丁寧に確認しながら、着実に一つずつ、しかしよどみなくこなしていく、ということが最も大切なのだ。
各方面と色々な議論を重ねた結果、金曜の練習前は部員で集まる機会を設けることにした。どうも今の状況では火曜と金曜の定期練習の時間しか全員が集まる場所がない。これまでは、信濃町のあの場所に依存しすぎていたのだ。それ自体は全く悪いことではないが、「場所に係留された関係性」であったことは否定できまい。その「場所」を喪失した今、新たな試みが求められているように思う。
・自由練習
火曜の収穫を試そうとしたが、なかなか難しい。11中近辺をさまよう。
・代々木
ポリクリを経て、説明するということに一層の気を使うようになった。しかし、一対一と、一対多では全く違うのだろう。金曜のミーティングにしても、いわゆるファシリとしてまともな司会をすることはかなり難しく感じる。書くことほど楽なものはない。何度でも推敲できる。考えも整理できる。主張が明確になる。しかし、言葉はひとたび口から出ると二度と回収できない。
写真:東山白山神社
散歩にやって来ました。
1455文字
月曜のプレゼンでは予習していなかった頭部X線写真が出てきて、「腫瘍が確認できます」とかいうアホな発言をしてしまい、墓穴を掘ったw 解剖の知識にはそれなりの自信があったつもりだが、とくに画像と関連させるとなると、まだまだ臨床的には全く使い物にならないことを実感したのであった。それはそうと、
「お前、部活はどうやって決めた?」
「拉致勧です」
「診療科もそんなもんだ。お前は今日から脳外だ、ハハハww」
というやり取りw 大変ありがたいことに、色々と貴重な経験をさせて頂く。たしかに、脳外は面白い。神聖不可侵な領域に手を加える、ということを嫌がる意見もあるようだが、だからこその魅力というのもある。向いているか向いていないか、と言われれば向いているような気もする。入り組んだ血管も神経も、まるで鉄道路線図のようで面白い。とくに、蝶形骨洞からのアプローチと前頭側頭開頭でのアプローチが、深部で出会うというのにはたまげた。
あとは症例のレポートを作成したり、暇な時間は手術見学に足を運んだりして、二週目が終了。充実した二週間であった。
・定期練習
今週から二週間は、定期練習が続く。よく狙う、といっても、会に収まらないまま狙っても仕方ないのだ。引分けの後半からすでに伸び始めているので、収まらなくなる、とのコメントを頂く。試合ではとくにそれが顕著で、この間の日曜は大三までは何とか普段通りにできても、「中てる」という意識が先行しすぎて、醜悪な的中てゲームのような射型になってしまった。引分けで使う力と会で使う力は基本的に連綿たるものであり、根本的な質を異にするわけではないと思うが、いつまで引分けるか、いつから伸び始めるか、という境界をある程度明確に意識することは、「収めてから、伸びる」という射の基本中の基本を徹底するためには必要である。意識が先行しすぎることは、射の運行上大きな障害となる。今やるべきことを丁寧に確認しながら、着実に一つずつ、しかしよどみなくこなしていく、ということが最も大切なのだ。
各方面と色々な議論を重ねた結果、金曜の練習前は部員で集まる機会を設けることにした。どうも今の状況では火曜と金曜の定期練習の時間しか全員が集まる場所がない。これまでは、信濃町のあの場所に依存しすぎていたのだ。それ自体は全く悪いことではないが、「場所に係留された関係性」であったことは否定できまい。その「場所」を喪失した今、新たな試みが求められているように思う。
・自由練習
火曜の収穫を試そうとしたが、なかなか難しい。11中近辺をさまよう。
・代々木
ポリクリを経て、説明するということに一層の気を使うようになった。しかし、一対一と、一対多では全く違うのだろう。金曜のミーティングにしても、いわゆるファシリとしてまともな司会をすることはかなり難しく感じる。書くことほど楽なものはない。何度でも推敲できる。考えも整理できる。主張が明確になる。しかし、言葉はひとたび口から出ると二度と回収できない。
写真:東山白山神社
散歩にやって来ました。
1455文字
・脳神経外科(一週目)
狭いカンファレンスルームに入るや否や、内科とは全然違う雰囲気を感じ取るw この大雑把な感じ、要点を簡潔に押さえた感じが良い。「神経内科ってどんなことやってたの?まあ何か難しいこと話してるんでしょ?」「手術室はどうだ?やっぱり外科は医者をやってる感じがするだろ?」「急性期脳梗塞のt-PA静注なんて講習を受ければ誰でもできる。手術は外科しかできない」「脳に触るのは脳外科だけに許されている」など、色々な言葉が飛び出るw 確かに、きっと激務なんだろうけど、外科は面白そうである。手術見学も非常に興味深く、バッサリやるところはバッサリやり、繊細なところはとことん繊細にやる。静脈をよけ、深部を走る動脈を見つけ出し、動脈瘤にクリップをかける。顔面神経と内耳神経にへばりついた聴神経鞘腫をていねいにはがしていく。脳外の魅力を満喫する一週目であった。
・自由練習
手術見学のノルマは4件で、うち1件がメインの担当症例。週末は山梨戦なので、今週はできる限り午前中の予定を空けて、毎日のように三田へ足を運んだ。矢数をかけないと維持できない射型であることは分かっているので、大局的なポイントに注意しながら練習を重ねる。以下は自分用のメモ。
・ Sternocleidomastoideus dexterの収縮は、射の均整に大きく影響するため注意
・ Latissimus dorsiとTriceps brachiiを意識した、大きな引分けを行う
・ 大三では押手の手の内を決める、勝手は十分につられる
・ 焦らず、しかし運行に滞りなく、最後まで引きおさめる
・定期練習
火曜は立練習。前3人の高的中で全体としては120射68中だったが、落は20射8中で、どう見ても足を引っ張ってしまった。水曜と木曜の三田での練習で何とか課題を整理できたか。金曜は練習時間が短いためその大半を射込みに充て、最後の10分だけ団体Aの立練を一立行った。3、3、3、0、0、2で24射11中。まあ、そういうこともある。とにかく自信を持って試合に臨もう。
木曜夜は久々の談話。どうも乙でした!
しかし、金曜は寝坊して朝のカンファを欠席するというカス班員っぷりを露呈してしまったorz 昨秋から一人で暮らし始めて以来一度も寝坊はなかったのだが、こんなタイミングで訪れるとは思わなかった。午前中の三田通いでポリクリに対する注意が散漫になっていたと言わざるを得ない。大いに反省。
写真:高山市街
のんびりと歩く。
1183文字
狭いカンファレンスルームに入るや否や、内科とは全然違う雰囲気を感じ取るw この大雑把な感じ、要点を簡潔に押さえた感じが良い。「神経内科ってどんなことやってたの?まあ何か難しいこと話してるんでしょ?」「手術室はどうだ?やっぱり外科は医者をやってる感じがするだろ?」「急性期脳梗塞のt-PA静注なんて講習を受ければ誰でもできる。手術は外科しかできない」「脳に触るのは脳外科だけに許されている」など、色々な言葉が飛び出るw 確かに、きっと激務なんだろうけど、外科は面白そうである。手術見学も非常に興味深く、バッサリやるところはバッサリやり、繊細なところはとことん繊細にやる。静脈をよけ、深部を走る動脈を見つけ出し、動脈瘤にクリップをかける。顔面神経と内耳神経にへばりついた聴神経鞘腫をていねいにはがしていく。脳外の魅力を満喫する一週目であった。
・自由練習
手術見学のノルマは4件で、うち1件がメインの担当症例。週末は山梨戦なので、今週はできる限り午前中の予定を空けて、毎日のように三田へ足を運んだ。矢数をかけないと維持できない射型であることは分かっているので、大局的なポイントに注意しながら練習を重ねる。以下は自分用のメモ。
・ Sternocleidomastoideus dexterの収縮は、射の均整に大きく影響するため注意
・ Latissimus dorsiとTriceps brachiiを意識した、大きな引分けを行う
・ 大三では押手の手の内を決める、勝手は十分につられる
・ 焦らず、しかし運行に滞りなく、最後まで引きおさめる
・定期練習
火曜は立練習。前3人の高的中で全体としては120射68中だったが、落は20射8中で、どう見ても足を引っ張ってしまった。水曜と木曜の三田での練習で何とか課題を整理できたか。金曜は練習時間が短いためその大半を射込みに充て、最後の10分だけ団体Aの立練を一立行った。3、3、3、0、0、2で24射11中。まあ、そういうこともある。とにかく自信を持って試合に臨もう。
木曜夜は久々の談話。どうも乙でした!
しかし、金曜は寝坊して朝のカンファを欠席するというカス班員っぷりを露呈してしまったorz 昨秋から一人で暮らし始めて以来一度も寝坊はなかったのだが、こんなタイミングで訪れるとは思わなかった。午前中の三田通いでポリクリに対する注意が散漫になっていたと言わざるを得ない。大いに反省。
写真:高山市街
のんびりと歩く。
1183文字
・神経内科(二週目)
月曜と金曜が何もないというスーパーゆとりスケジュールww まあそうは言っても、月曜は真面目に病棟に出て診察をして、残りの時間はサマリーとレポートの作成に充てる。論文も検索して、要旨をまとめる。やはりカルテ記載ができないとなると、「病棟実習感」が半減する。金曜はOB訪問の後、レポートを提出して終了。
クルズスはてんかん、神経変性疾患、認知症について。局在診断は神内ならではの醍醐味であったが、変性疾患あたりになると疾患の数が多すぎてだんだん訳が分からなくなってくるw それと臨床カンファレンスは、学生には難しすぎる。模範解答として挙がってきた鑑別疾患はどれも知らないもので、「何だそれwww」というレベル。まあ、そもそも有病率が低すぎたり、病態解明が研究途上だったりするものばかりであった。やはりこの科は「診断」が非常に重視されるようで、そのために色々と議論や研究を重ねているという印象が強い。確かにそれはそれで大変興味深い内容で、また探究心をそそるものではあるのだが、では正しい診断が下ったとしてどう「治療」するのかとなると、どうにもならない疾患も多いのだ。
そういえば、カンファ中に卒倒して居合わせた大勢の医者に運ばれていった司会の先生は無事だったのだろうか・・・
・自習
QBは『腎・泌尿器疾患』がようやく終了したので、『神経・精神・運動器疾患』に着手。次のローテーションは脳外科なので、それが終わるまでに片付けることを目標に、暇な時間を見つけて地道に解く計画。ようやく勉強のペースも上手い具合に整ってきた。
・自由練習
木曜と金曜の午前中は三田へ足を運ぶ。ここに来るとやはりそれなりの矢数をかけられるので良い練習になる。自分の射型は矢数ありきの射型であるような気がしてならない。色々と試行錯誤してみた結果、
・ 顎を引いた物見を最後まで動かさない(Sternocleidomastoideusの収縮を意識w)
・ 大三で手の内を絞り、勝手は適度につられ、引分けは体に近い軌道で割り込む
・ 懸る胴にならぬよう、正中線を意識する
あたりに注意してひくことにした。とくに物見はキモで、つくづく視覚から得られる情報量が多いことを実感する。あとは落ち着いて会を持てば良いのだが、変に意識しすぎると、かえって離れをしくじってしまう。
・定期練習
今週の定期練習は火曜だけ。指導を進める。
・新入生歓迎会
金曜に四谷にて開催。追いコンのときよりはマシなスピーチができたものと思う。しかし、どうも人前で話すのは駄目だ。あとは会長とも談話を重ね、今後の方針について調整を進めた。解散後は二次会、その後は3人で荒木町にて三次会。さすがにこの日は飲み過ぎてしまい、2時半頃に帰宅するなり脱衣して泥のように眠りこける。
写真:高山市街
入浴後、夜の町へ出る。
1392文字
月曜と金曜が何もないというスーパーゆとりスケジュールww まあそうは言っても、月曜は真面目に病棟に出て診察をして、残りの時間はサマリーとレポートの作成に充てる。論文も検索して、要旨をまとめる。やはりカルテ記載ができないとなると、「病棟実習感」が半減する。金曜はOB訪問の後、レポートを提出して終了。
クルズスはてんかん、神経変性疾患、認知症について。局在診断は神内ならではの醍醐味であったが、変性疾患あたりになると疾患の数が多すぎてだんだん訳が分からなくなってくるw それと臨床カンファレンスは、学生には難しすぎる。模範解答として挙がってきた鑑別疾患はどれも知らないもので、「何だそれwww」というレベル。まあ、そもそも有病率が低すぎたり、病態解明が研究途上だったりするものばかりであった。やはりこの科は「診断」が非常に重視されるようで、そのために色々と議論や研究を重ねているという印象が強い。確かにそれはそれで大変興味深い内容で、また探究心をそそるものではあるのだが、では正しい診断が下ったとしてどう「治療」するのかとなると、どうにもならない疾患も多いのだ。
そういえば、カンファ中に卒倒して居合わせた大勢の医者に運ばれていった司会の先生は無事だったのだろうか・・・
・自習
QBは『腎・泌尿器疾患』がようやく終了したので、『神経・精神・運動器疾患』に着手。次のローテーションは脳外科なので、それが終わるまでに片付けることを目標に、暇な時間を見つけて地道に解く計画。ようやく勉強のペースも上手い具合に整ってきた。
・自由練習
木曜と金曜の午前中は三田へ足を運ぶ。ここに来るとやはりそれなりの矢数をかけられるので良い練習になる。自分の射型は矢数ありきの射型であるような気がしてならない。色々と試行錯誤してみた結果、
・ 顎を引いた物見を最後まで動かさない(Sternocleidomastoideusの収縮を意識w)
・ 大三で手の内を絞り、勝手は適度につられ、引分けは体に近い軌道で割り込む
・ 懸る胴にならぬよう、正中線を意識する
あたりに注意してひくことにした。とくに物見はキモで、つくづく視覚から得られる情報量が多いことを実感する。あとは落ち着いて会を持てば良いのだが、変に意識しすぎると、かえって離れをしくじってしまう。
・定期練習
今週の定期練習は火曜だけ。指導を進める。
・新入生歓迎会
金曜に四谷にて開催。追いコンのときよりはマシなスピーチができたものと思う。しかし、どうも人前で話すのは駄目だ。あとは会長とも談話を重ね、今後の方針について調整を進めた。解散後は二次会、その後は3人で荒木町にて三次会。さすがにこの日は飲み過ぎてしまい、2時半頃に帰宅するなり脱衣して泥のように眠りこける。
写真:高山市街
入浴後、夜の町へ出る。
1392文字