丹波・越中撮影行 3日目 昼
2014年9月12日 鉄道と旅行
西方へ転戦。
・T編成と再会
T13編成の北越3号が通過する昼頃まで東滑川~魚津に留まるか否か迷っていたのだが、こういう時は転戦して気分を変えるのも大切である。富山以西ではEF81貨物の3097レも走っていることなので、東滑川を9時44分に出る上り列車で撮影地を移動することにした。判断のタイミングがギリギリだったので速足で駅まで戻ったのだが、駅に着いた途端に構内踏切が鳴り出してまさに間一髪であった。早月川を渡る道のりがかなり長く、朝は意外にも遠くまで歩いてきたことになる。
富山では無料のレンタサイクルを借りて呉羽山近辺の撮影地まで移動する。放置自転車を改修して貸し出していると思しきレンタサイクルで、どれも車種が不揃いであった。神通川を渡った後、まずは南側へ逸れてゆく高山本線の踏切を渡り、北陸新幹線の高架下を目指す。3097レはトンネルを抜けた後のストレートで狙う予定だったが、上下線の間に生い茂った藪が大きすぎて作例からはかけ離れた構図になっていた。仕方がないので、少し引いた場所から構えてみる。ここだとボックスが編成にもろ被ってしまうのだが、時間もないからやむを得まい。やって来たのはEF81 453、縦貫線の異端児である。
続く北越3号は、山を登ったところにある小俯瞰の撮影地にて仕留める。光線状態は理想的。今や風前の灯となった485系が「北越」のマークを誇らしげに掲げて、北陸本線の最後の秋を鮮やかに彩る。左手に目をやれば、はるか金沢まで続く真新しい新幹線の高架が連なっている。新しく生まれ来る者の胎動がますます大きくなる一方で、老いて死にゆく者の最期が刻一刻と近づいている様を象徴しているかのようだ。そういえば今年は東海道新幹線の開業から50年。自らが生きてきた時間も、まもなく24年になろうとしている。時の流れは恐ろしい。
写真(@呉羽~富山)
1枚目:縦貫線の異端児
2枚目:北越、最後の秋
1142文字
9/12
東滑川944 → 富山1005
北陸本線538M クモハ413-9
レンタサイクルによる移動
撮影(呉羽トンネル)
3097レ[1041] 貨物 EF81 453
撮影(呉羽山)
441M[1059] 普通 521系2連
4003M[1102] 特急サンダーバード3号 681系9連
1053M[1113] 特急北越3号 485系3連(T)
1M[1124] 特急しらさぎ1号 683系8連
・T編成と再会
T13編成の北越3号が通過する昼頃まで東滑川~魚津に留まるか否か迷っていたのだが、こういう時は転戦して気分を変えるのも大切である。富山以西ではEF81貨物の3097レも走っていることなので、東滑川を9時44分に出る上り列車で撮影地を移動することにした。判断のタイミングがギリギリだったので速足で駅まで戻ったのだが、駅に着いた途端に構内踏切が鳴り出してまさに間一髪であった。早月川を渡る道のりがかなり長く、朝は意外にも遠くまで歩いてきたことになる。
富山では無料のレンタサイクルを借りて呉羽山近辺の撮影地まで移動する。放置自転車を改修して貸し出していると思しきレンタサイクルで、どれも車種が不揃いであった。神通川を渡った後、まずは南側へ逸れてゆく高山本線の踏切を渡り、北陸新幹線の高架下を目指す。3097レはトンネルを抜けた後のストレートで狙う予定だったが、上下線の間に生い茂った藪が大きすぎて作例からはかけ離れた構図になっていた。仕方がないので、少し引いた場所から構えてみる。ここだとボックスが編成にもろ被ってしまうのだが、時間もないからやむを得まい。やって来たのはEF81 453、縦貫線の異端児である。
続く北越3号は、山を登ったところにある小俯瞰の撮影地にて仕留める。光線状態は理想的。今や風前の灯となった485系が「北越」のマークを誇らしげに掲げて、北陸本線の最後の秋を鮮やかに彩る。左手に目をやれば、はるか金沢まで続く真新しい新幹線の高架が連なっている。新しく生まれ来る者の胎動がますます大きくなる一方で、老いて死にゆく者の最期が刻一刻と近づいている様を象徴しているかのようだ。そういえば今年は東海道新幹線の開業から50年。自らが生きてきた時間も、まもなく24年になろうとしている。時の流れは恐ろしい。
写真(@呉羽~富山)
1枚目:縦貫線の異端児
2枚目:北越、最後の秋
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