市内観光 その10
市内観光 その10
市内観光 その10
大西洋を渡って両親が遊びに来たので、8月の3日間は観光に充てる。

自由の女神
先月はスタテンアイランドフェリーから眺めただけだったが、今日はバッテリーパーク(Battery Park)から出るクルーズ船に乗って島へ上陸する。天候はあいにくの曇りだが、海上には松明を手にした銅像が凛然と立っている。海を渡ってきた多くの移民たちも、同じ光景を目にしたことだろう。彼らは何を思ったか。大きな期待を胸に、自由と希望を追い求めていたに違いない。ハドソン川の対岸にはロウアー・マンハッタンの高層ビル群が見え、中でも生まれ変わった世界貿易センタービルは一際目立つ。13年前、乗っ取った航空機を操舵して二つの摩天楼に突撃したテロリストの目にも、自由の女神が映っていたはずだ。彼らは何を思ったか。アメリカの象徴をまさに破壊せんとする異常な高揚感だっただろうか。台座の置かれた島はごく小さな面積で、あっという間に歩いて回ることができた。日本語の音声ガイドもついているのだが、ところどころ吹き替えがおかしい箇所があって笑える。そういえば、銅像の設計者バルトルディはアルザス地方コルマールの出身であった。訪れたことのある場所が知識としてつながるのはなかなか面白い。

帰りの船は移民局があったエリス(Ellis)島にも寄港するのだが、小雨が降ってきたのでそのままマンハッタンへ戻ることにした。

ミュージカル
一日のスタートが遅かったので、気が付けば16時になっている。44丁目と9番街の交差点にあるDon Giovanniというイタリア料理屋でのんびりと早めの夕食をとった後、辺りをぶらぶらと散策してからアンバサダー劇場へ。再び『シカゴ』を観ることになった。個人的には別のものが良かったのだが、まあ仕方ない。ただ前回に比べるとだいぶ英語が聴解でき、ストーリーもある程度分かるようになったのには我ながら驚いた。ただ、急速なテンポで挟まれるちょっとしたジョークなどは未だに分からない。観客にはどっと笑いが起こるのだが、こちらは笑いどころで笑えない悲しさを噛みしめるw

写真
1・2枚目:自由の女神
3枚目:アンバサダー劇場

970文字

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