下関色

2014年4月4日 大学
下関色
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第一週は、出席必須の座学が続く。

メディカル・プロフェッショナリズム
今年度から新設された講義。かつての医療科学を代替する形になるのか。非配偶者間生殖とか、着床前診断とかいったcontroversialなテーマについてグループディスカッションと発表を行うというもので、初日の消極的安楽死以外はそれなりに実りある内容だった。

とくに水曜の脳死臓器移植は、ファシリが素晴らしかったこともあって、非常に勉強になったと思う。神経内科医、脳外科医、移植外科医、小児科医、経済学者など色々な立場の人の講話が聴けたのが良かった。そして自己の意思を表明しない限り脳死が死になりうるという新法の成立は尊厳死法への足がかりなのではないかという猜疑的な観点は初めて聞いたが、これにはなかなか反論できないのだった。あながち陰謀論でもなさそうである。時代の徒花としての移植医療、その医療のために修飾される死生観、超高齢社会を見据えて医療資源の再分配をもくろむ向きなどなど、このテーマをめぐってはさまざまな観念や思惑が錯綜していて実に興味深い。

症例検討
水曜の午前だけ予防医療という名で症例検討の講義が入る。しかし公衆衛生的な話なのかと思いきや、人間ドックで興味深かった症例を提示しているに過ぎず、大して面白くなかった。

Preparation Course
木曜に最終回があり、初回と同様のOSCEを行うという内容。ようやく、英語で話すということに慣れてきたか。諸々の表現や会話などはまだまだ稚拙ではあるのだが。会話=即席英作文と考えていては駄目で、やはり運動神経的な何かを磨かねばならない。しかしネイティブの英語を注意深く聴いていると、文法的整合性は驚くほど保たれているというのが、当たり前のことながら凄い。まあ我々にしたって、日本語を話すときにいちいち文法的構造を考えているわけではないので、そういうものを無意識のレベルに落とし込めるようになるためには、ひたすら練習するしかない。

抜歯
木曜午前は空いていたので、再び御茶ノ水に足を運んで左上の親知らずを抜いてもらう。これにて4本すべての抜歯が完了。しかも矯正治療に伴って健常歯も4本抜いているので、合計8本の歯が抜かれたことになる。自分の歯はすでに24本というわけか。大切にしていこうw

勧誘
今年はずいぶんと盛況。学年ごとの性格というのは確かに存在している。勧誘方針を転換したことも相まって、大いに期待できそうである。そして、6年生になったことを実感してしまった。

金曜夜は「家」へ帰る。

写真:山陽本線普通列車
ヘッドライトの周りに変なプレートがついています。

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