冬の烏山線 Part 2
冬の烏山線 Part 2
冬の烏山線 Part 2
雲が流れていく。
2/2
鴻野山1257 → 宝積寺1311
烏山線334D キハ40 1001

撮影(宝積寺~下野花岡 築堤南側 その1)
335D[1358]  キハ40 1001+キハ40 1002

撮影(宝積寺~下野花岡 築堤 俯瞰)
336D[1438]  キハ40 1009+キハ40 1004(首都圏色)

撮影(宝積寺~下野花岡 枯れ木 カーブ 後追い)
337D[1529]  キハ40 1009+キハ40 1004(首都圏色)

撮影(宝積寺~下野花岡 枯れ木 西側ストレート)
338D[1609]  キハ40 1001+キハ40 1002

撮影(宝積寺~下野花岡 枯れ木 西側ストレート 後追い)
339D[1636]  キハ40 1001+キハ40 1002

撮影(宝積寺~下野花岡 築堤 後追い その1)
340D[1716]  キハ40 1009+キハ40 1004(首都圏色)

宝積寺1751 → 宇都宮1802
東北本線1570M クハ205-604

晴れ間
落葉樹の木漏れ日が印象的な333Dの後追いを撮り終えた頃から、急に空が晴れ渡ってきた。雲がぐんぐん流れていき、淡い水色の空が見えてくる。当初は昨晩に宇都宮入りして今朝から撮影を開始する計画だったのだが、天気があまり思わしくないので予定を変更、宇都宮泊は今晩にずらして明日もまる一日撮影を行うことにした。しかし車両としてはハズレ。直前に運用が差し替わってしまい、国鉄色とはなかなか会えそうにない。今日は終日、烏山色と首都圏色のコンビが往復することになる。そうは言っても、キハ40が当たり前のように行き交っている烏山線の日常を焼き付けることも大切な目的である。いよいよ今春、燃料電池車が導入される。

平野部にて
後半戦は宝積寺~下野花岡を開拓する。事前調査によれば、烏山線が東北本線と別れて長いストレートにさしかかる辺りに勾配の築堤があり、線路は小さな段丘のような地形を切通しながら一段低い平野部へと入ってくる。この付近は築堤のサイドや段丘からの俯瞰など、比較的構図が豊富と思われる。また、少し下野花岡側へ移動したところの線路北側には枯れた屋敷森のような落葉樹の集塊があり、面白いモチーフになりそうである。

実際に訪れてみるとこの辺りは鉄塔が実に多く、空中に送電線が錯綜している。これを画面に入れるかどうかは難しいところだが、象徴的な景色として配置するのも悪くない。築堤のサイドは順当な構図。線路の南側からきれいに日が当たり、針葉樹の地図記号を描いたかのような烏山色の側面塗装が面白い。段丘からの俯瞰は思いのほか構図が限られてしまい、残念ながらあまり予想通りの絵にはならなかった。

夕方の列車は屋敷森の近くに移動して撮影した。この付近は足回りが非常にすっきりしているので、車両をきれいに写すにはもってこいである。しかし逆光がきつすぎて、下り列車を正面からとらえるのは極めて難しい。背に腹は代えられないとでも言うのか、順光に勝る逆光を得られる気がしなかったので、下り列車は後追いをメインにして無難に済ませた。

日没の時刻は、339Dと340Dの間であった。西の空はすっかり晴れていて、これはもしや壮大な夕陽をバックに築堤を駆け下りる339Dが撮れるかと思いきや、まだ光が強すぎて適わなかった。仕方なくこの列車も屋敷森の近くで仕留める。しかし撮影後に築堤まで戻って来ると、みるみるうちに落陽の輪郭が顕わになり、巨大に膨れ上がった太陽が切通しの隙間にゆっくりと沈んでいくではないか。それも相当なスピードである。日没10分前にならないと劇的な光景はやって来ない。今回の新たな学びである。最後の340Dは25‰の勾配標と一緒に黄昏の後追いを狙ったが、首都圏色だったので周りの暗さに同化してしまい、今ひとつな絵になってしまった。

宇都宮の夜
これまで下車することのなかった宇都宮。駅前の宇都宮餃子館という店に入り、餃子とビールでささやかな打ち上げを行う。撮影後のビールはまさに格別。そしてもはや定番となった東横インに入り、知らぬ間に眠りに落ちる。

写真(@宝積寺~下野花岡)
1枚目:昼下がりの築堤を下る
2枚目:淡い斜光線を浴びて
3枚目:黄昏

2012文字

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