北の朝。
・迎撃
昨夜は電気を点けたまま布団もかぶらず寝てしまい、気がついたら朝になっていた。今日下ってくるあけぼのを迎え撃つかどうか、かねてから迷ってはいたのだが、青森市街は晴れており列車も定時運行。せっかく青森までやって来たのだから、やはり撮影を決行しよう。7時に朝食をとった後、前予科主とともに弘前行の奥羽本線に乗り込む。外務は、市街を散策してから新青森で合流するという。後から聞いたところによれば、国道7号と4号の分岐点などを訪れたらしい。これはこれで行ってみたかった。
津軽新城までは燦々と陽光が降り注いでいたものの、隣の鶴ヶ坂ではかなりの雪が降っていた。トンネルをくぐって山を越えたわけでもないのに、少し山間部に入るだけでこんなにも天候が変わるものなのか。有名撮影地に向かうべく鶴ヶ坂で下車したが、この雪の中30分も歩くのは無理だし、そもそも列車がまともに写りそうにないので転戦することに決めた。
次の青森行に乗って鶴ヶ坂を去る。雪のためか平気で10分以上遅れている。代替案としては津軽新城での駅撮りが手軽そうではあったが、帰りの新幹線に乗り遅れる可能性もあったので、ここは無難に新青森で駅撮りを行うことにした。どうしようもない場所かと思いきや、編成写真であればそこそこ撮れる。光線は順光。きれいに積もった白雪が眩しい。隣の新城から回送されてくる新青森始発のスーパー白鳥、五能線からやってきた快速深浦、そして本命のあけぼのを撮影する。EF81は豪快に雪を蹴散らしながら厳かに登場した。スノープラウの両脇から噴水のようにきれいな放物線を描いて雪が飛び散っていく。最後尾の客車は厚い雪に覆われて真っ白になっている。しばしの停車の後、列車は目前に迫った終着駅に向けてゆっくりと去って行った。
・帰路
豊盃の純米吟醸をみやげに買い、10時30分発のはやてに乗って帰京する。往路は「上野→青森」の特急券だったので、帰りは東京までではなく敢えて「新青森→上野」の区間で新幹線特急券を用意してみた。夜行列車の12時間半の旅に比べれば、新幹線の3時間半など本当にあっという間である。はやぶさであれば、東京~新青森が3時間を切る列車も存在する。車内ではほぼずっと寝ていた。
太平洋側のからっとした冬を感じながら、家路につく。
写真
1枚目:大雪の鶴ヶ坂
2枚目:特急列車の風格
3枚目:終着駅へ
1519文字
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青森756 → 鶴ヶ坂813
奥羽本線642M クハ700-10
鶴ヶ坂850(+13) → 新青森859(+13)
奥羽本線637M クハ700-10
撮影(駅撮り):
4095M[901] 特急スーパー白鳥95号
3825D[924] 快速深浦 キハ40 2連
2021レ[947] 特急あけぼの
新青森1030 → 上野1402
東北新幹線3030B はやて30号
上野1412 → 秋葉原1415
京浜東北線1349B 快速
秋葉原1415 → 信濃町1427
中央・総武線各駅停車1357B
・迎撃
昨夜は電気を点けたまま布団もかぶらず寝てしまい、気がついたら朝になっていた。今日下ってくるあけぼのを迎え撃つかどうか、かねてから迷ってはいたのだが、青森市街は晴れており列車も定時運行。せっかく青森までやって来たのだから、やはり撮影を決行しよう。7時に朝食をとった後、前予科主とともに弘前行の奥羽本線に乗り込む。外務は、市街を散策してから新青森で合流するという。後から聞いたところによれば、国道7号と4号の分岐点などを訪れたらしい。これはこれで行ってみたかった。
津軽新城までは燦々と陽光が降り注いでいたものの、隣の鶴ヶ坂ではかなりの雪が降っていた。トンネルをくぐって山を越えたわけでもないのに、少し山間部に入るだけでこんなにも天候が変わるものなのか。有名撮影地に向かうべく鶴ヶ坂で下車したが、この雪の中30分も歩くのは無理だし、そもそも列車がまともに写りそうにないので転戦することに決めた。
次の青森行に乗って鶴ヶ坂を去る。雪のためか平気で10分以上遅れている。代替案としては津軽新城での駅撮りが手軽そうではあったが、帰りの新幹線に乗り遅れる可能性もあったので、ここは無難に新青森で駅撮りを行うことにした。どうしようもない場所かと思いきや、編成写真であればそこそこ撮れる。光線は順光。きれいに積もった白雪が眩しい。隣の新城から回送されてくる新青森始発のスーパー白鳥、五能線からやってきた快速深浦、そして本命のあけぼのを撮影する。EF81は豪快に雪を蹴散らしながら厳かに登場した。スノープラウの両脇から噴水のようにきれいな放物線を描いて雪が飛び散っていく。最後尾の客車は厚い雪に覆われて真っ白になっている。しばしの停車の後、列車は目前に迫った終着駅に向けてゆっくりと去って行った。
・帰路
豊盃の純米吟醸をみやげに買い、10時30分発のはやてに乗って帰京する。往路は「上野→青森」の特急券だったので、帰りは東京までではなく敢えて「新青森→上野」の区間で新幹線特急券を用意してみた。夜行列車の12時間半の旅に比べれば、新幹線の3時間半など本当にあっという間である。はやぶさであれば、東京~新青森が3時間を切る列車も存在する。車内ではほぼずっと寝ていた。
太平洋側のからっとした冬を感じながら、家路につく。
写真
1枚目:大雪の鶴ヶ坂
2枚目:特急列車の風格
3枚目:終着駅へ
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