日本海旅行 1日目 Part 1
日本海旅行 1日目 Part 1
日本海旅行 1日目 Part 1
雨の日本海へ。
12/27
村上556 → 間島604
羽越本線821D キハ47 514

撮影(跨線橋 定番):
2093レ[657] EF81 726

撮影(俯瞰):
820D[730] 普通列車(キハ40 3連)
823D[736] 普通列車(キハE120+キハ110)
2004M[758] 特急いなほ4号(T18編成)
4061レ[840] EF510-7
4060レ[858] EF510-2

撮影(跨線橋 定番):
2001M[920] 特急いなほ1号(R26編成)

撮影(上下線分離地点):
4075レ[931] EF510-22
822D[933] 普通列車(キハ40 4連)

撮影(ポータル上):
2006M[1009] 特急いなほ6号(T15編成)

陰鬱の朝
登山靴にスパッツ、そしてレインコートという奇妙な出で立ちで間島の駅舎を出発した。まだ日の出前ということで、辺りは暗黒である。しかしその闇の中、国道を挟んだすぐ近くまで日本海が迫ってきている。夜の海はブラックホールのようであり、いかにも恐ろしい。かすかに青みを帯び始めた空からは相変わらず冷たい雨が降ってくる。フードを被っていると聴覚が鈍くなるが、気が付けばずいぶんと雨に濡れていたのだ。

到着した撮影地は、3月にも訪れた国道の跨線橋。しかしあの時は貨物列車が軒並み大遅延で、結局海を背景にした下り線の定番構図は実現しなかった。そして残念ながら初っ端の2093レは暗すぎてAFが狂い、シャッターを切れずに終わってしまった。いやはや、幸先の良くないスタートである。その後、あらかじめストリートビューで目をつけておいた登り口から丘の上の俯瞰撮影地を目指す。幸い、道は非常に登りやすい。坂道の途中からは分離したばかりの上り線が、頂上からは日本海をバックに走る下り線のストレートが見える。この時間帯は列車密度が濃いので、しばらくこの俯瞰撮影地に居座ることにしよう。雨は間歇的ではあるが、容赦なく降り付けてくる。しかし、辛抱だ。撮影行は苦難の連続である。この苦難を乗り越えた先に、一枚一枚の絵が待っている。いなほ4号は予定通り、T18編成であった。この撮影で国鉄色の485系に出会えるとは望外の喜びといえる。日本の風景に実によく合う塗色。どの季節にも、どの天候にも、ぴたりとマッチする。碧い海にも、緑の山にも、枯れた野原にも、雪原にも、国鉄色の帯がすーっと一筋、流麗に流れていくさまは筆舌尽くしがたい。

その後上下の貨物を撮影してから丘を降り、跨線橋の定番撮影地で下りのいなほ1号を仕留める。いなほのR編成、485系の原型は見る影もないが、来春には秋田行の3往復がE653系に置換されるという。485系最後の牙城はついに崩れたのだ。そう思うと、TであろうがRであろうがしっかりと撮っておきたいものだ。近くの田んぼからは4両編成の上り普通列車をアウトカーブにてとらえる。もうだいぶ慣れてしまったが、電化区間を走る気動車列車には妙な違和感を感じる。この区間最後の撮影となるいなほ6号は、駅と間島集落、そして左手に日本海を配するポータル上の俯瞰構図にて出迎えた。

写真(@村上~間島)
1枚目:特急形電車、485系
2枚目:長編成がゆく
3枚目:颯爽と駆ける気動車列車

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