小湊鐵道探訪 Part 5
小湊鐵道探訪 Part 5
夕刻の大久保集落を駆け巡る。
12/1
撮影(月崎~上総大久保 築堤):
17A[1441] 4連

撮影(月崎~上総大久保 駅前):
24A[1510] 4連

月崎~上総大久保 築堤
秋の夕暮れは早い。山を下りてきた頃には、辺りは黄色い斜光線に包まれ始めていた。

いわゆる「エロ光線」という状態で、まあなぜそういう俗称がついているのかは不明だが、とにかくあらゆる景色が艶やかに染め上げられる。カーブの築堤の側面には光が当たっているが、陽の長い季節ではないので残念ながら列車の正面にまでは光が回らない。両数も読めないことなので、下り17Aは側面がちに写す順当な撮り方とした。やってきたのは4両編成。かなりの迫力である。写真でしか見たことはないが、往年の国鉄の気動車急行のようだ。

月崎~上総大久保 駅前
次の列車はおそらく陽の当たる最後の列車である。どこで撮るべきか思案したが、やはり4両編成を生かしたいと考え、大久保の駅を発車した直後のストレートおよびアウトカーブにて仰角気味にとらえることとした。問題は光がどこまで当たってくれるかということで、こうして待っている間にも見る見るうちに太陽は山の稜線へと接近していく。秋の日はつるべ落とし、とは本当によく言ったものだ。景色は奥の方からどんどん陰になっていき、通過直前には辛うじて手前にエロ光線の領域を残すのみとなった。想定通りのド迫力、とまではいかなかったが、車両メインで4両編成を大きく切り取った甲斐はあっただろうか。

撮影後、大久保の集落を自転車で後にする。来た道を引き返し、また里見駅まで戻らねばならない。房総半島に雪が降るのはかなり珍しいのだろうか。この撮影地は雪景色もすばらしそうだから、タイミングが合えばまた訪れてみたい。

写真(@月崎~上総大久保)
1枚目:4両編成の迫力
2枚目:斜光線を浴びて邁進

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