ついに最終日を迎え、勝敗が決する。
・団体戦
三立目は、後の一手。全体で11中。抜いた矢で惜しいといったものは少なく、とんでもない場所へ飛ぶのが多い。どうも押手が効いていないように思う。そして、大三で勝手を引っ張りすぎているのかもしれない。
ここで、参的を交代することにした。個人的には交代は極力出したくなかったが、今回は仕方がなかった。交代してメンバーが変わるということは、それだけで立の雰囲気もがらりと変わる。それに交代は、される側もする側も苦しい。される側は力量を十分に発揮できなかったわけだし、する側は当然中たるものとして射位に立たされる。むやみに交代を出せば、その時点で采配上は負けなのだ。
四立目は、そくり。全体で12中。大三で勝手をつられることを意識してみたら、結構上手く引けたか。しかし気持ちだけで中てている部分も大きく、何とか止めもきわどいところへねじ込むことができた。無心で引く、いつも通りに引く、などといった高尚な境地などまだまだで、何だかんだ「後輩が抜いた分は俺が中てる」くらいのギラギラした意気込みがないと、試合では通用しない射型なのかもしれない。
五立目は、初矢一本。全体で14中。ようやく我々の本領を発揮してきたが、最終立では遅すぎた。この立も、つられる勝手と気持ちだけで押し切ろうかと思ったが、現実はそう甘くはなかった。そして大止めが6時にズシャったのは、胸がつぶれるような悔しさである。直前に落前が皆中しただけに、残念極まりない。
結果、120射55中、26校中16位。自分はといえば20射9中。立ごとに見れば9、9、11、12、14で、最後まで諦めずに粘る姿勢は何とか貫徹できたのではないか。しかしながら、立練習では優勝校の71中を上回る75中や77中といった数字が出ている中、20中以上も的中を落とし惨敗してしまったことは、我々の未熟さ、試合の難しさ、現実の厳しさを物語る。練習だけ中たっても意味がない。この本番、この大舞台で決められなかった我々の完全な敗北だ。「実力を発揮する」というのは難しい表現で、結局、「発揮されたものが実力」ととらえられることも多い。現実は、そして数字は、それほどまでに残酷なのだ。
自らの反省としては、根本的な問題としてやはり会がなさすぎた。これはひとえに意志の弱さによるところで、練習では練習だと思ってそれなりにもつことができても、立練ではだいぶ怪しくなり、試合ではこの有様である。「中てよう」と思っているから、早くなる。「中てよう」ではなく「正しく引こう」と思えば良いのだが、もう五年目だというのに、未だに試合でそれができない。練習だけで満足してしまった、甘えてしまった。いわば、そのツケが試合に回ってきたのかもしれない。水が低いところ、低いところを流れるように、人は楽なことに甘んじていれば身を滅ぼしてしまう。
全医体出場の夢は七光星の下に散る。そして、主将が終わった。
・打ち上げ
先生方のご馳走で、サッポロビール園にてジンギスカンの食べ放題と飲み放題。本当にありがとうございました。その後、二次会、三次会と続き、ホテルに戻って布団に潜り込んだのは未明3時半であった。
写真
1枚目:的場の垂れ幕、七光星を象った北海道旗
2枚目:サッポロビール園
1437文字
・団体戦
三立目は、後の一手。全体で11中。抜いた矢で惜しいといったものは少なく、とんでもない場所へ飛ぶのが多い。どうも押手が効いていないように思う。そして、大三で勝手を引っ張りすぎているのかもしれない。
ここで、参的を交代することにした。個人的には交代は極力出したくなかったが、今回は仕方がなかった。交代してメンバーが変わるということは、それだけで立の雰囲気もがらりと変わる。それに交代は、される側もする側も苦しい。される側は力量を十分に発揮できなかったわけだし、する側は当然中たるものとして射位に立たされる。むやみに交代を出せば、その時点で采配上は負けなのだ。
四立目は、そくり。全体で12中。大三で勝手をつられることを意識してみたら、結構上手く引けたか。しかし気持ちだけで中てている部分も大きく、何とか止めもきわどいところへねじ込むことができた。無心で引く、いつも通りに引く、などといった高尚な境地などまだまだで、何だかんだ「後輩が抜いた分は俺が中てる」くらいのギラギラした意気込みがないと、試合では通用しない射型なのかもしれない。
五立目は、初矢一本。全体で14中。ようやく我々の本領を発揮してきたが、最終立では遅すぎた。この立も、つられる勝手と気持ちだけで押し切ろうかと思ったが、現実はそう甘くはなかった。そして大止めが6時にズシャったのは、胸がつぶれるような悔しさである。直前に落前が皆中しただけに、残念極まりない。
結果、120射55中、26校中16位。自分はといえば20射9中。立ごとに見れば9、9、11、12、14で、最後まで諦めずに粘る姿勢は何とか貫徹できたのではないか。しかしながら、立練習では優勝校の71中を上回る75中や77中といった数字が出ている中、20中以上も的中を落とし惨敗してしまったことは、我々の未熟さ、試合の難しさ、現実の厳しさを物語る。練習だけ中たっても意味がない。この本番、この大舞台で決められなかった我々の完全な敗北だ。「実力を発揮する」というのは難しい表現で、結局、「発揮されたものが実力」ととらえられることも多い。現実は、そして数字は、それほどまでに残酷なのだ。
自らの反省としては、根本的な問題としてやはり会がなさすぎた。これはひとえに意志の弱さによるところで、練習では練習だと思ってそれなりにもつことができても、立練ではだいぶ怪しくなり、試合ではこの有様である。「中てよう」と思っているから、早くなる。「中てよう」ではなく「正しく引こう」と思えば良いのだが、もう五年目だというのに、未だに試合でそれができない。練習だけで満足してしまった、甘えてしまった。いわば、そのツケが試合に回ってきたのかもしれない。水が低いところ、低いところを流れるように、人は楽なことに甘んじていれば身を滅ぼしてしまう。
全医体出場の夢は七光星の下に散る。そして、主将が終わった。
・打ち上げ
先生方のご馳走で、サッポロビール園にてジンギスカンの食べ放題と飲み放題。本当にありがとうございました。その後、二次会、三次会と続き、ホテルに戻って布団に潜り込んだのは未明3時半であった。
写真
1枚目:的場の垂れ幕、七光星を象った北海道旗
2枚目:サッポロビール園
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