今日は任意参加の外科の実習へ。
・動物実習
イヌを用いた手術の練習。開腹、脾摘、腸管切除と吻合、虫垂切除、閉腹、気管切開と挿管などなど。デモではいとも簡単に手術が行われていたが、実際に自分たちでやってみると相当に難しい。動脈の処理ひとつを取っても、結紮をしくじると噴水のように血が噴き出すし、鉗子や攝子の使い方も難しい。当然ながら3年前の解剖実習とは全然状況が違うわけで、これは生きた動物である。手にした臓器の温かさとか、生々しい質感とか、呼吸性変動でゆったりと変形する腹腔とか、すべてが異なっている。当たり前だが、血管を切れば出血し、筋肉を切れば攣縮が起こる。
自動縫合器も使うことができ、面白い実習であった。これだけでもかなり充実していたとは思うのだが、今日の内容は実際の外科手術の何千分の一くらいのレベルで、本当はさらに魅力的だという。
90分くらいのデモを見学しているときは退屈な時間もあり疲れたのだが、実際に自分が術野に入って術者なり助手なりをやってみると、時間の経つのは本当にあっという間で、90分などすぐに過ぎてしまう。時間の経ち方は本当に不思議で、当然ながら集中力に依存する部分が非常に大きい。最後に、命を差し出した4頭のビーグルに黙祷を捧げて、実習を終わる。
・自由練習
どっと疲れが出たが、志木へ向かう。巻藁なしの的前では、まず押手肩を入れる。そしてゆったりと素弯をするように、鋭く矢の線方向に収めてくる。あと、矢所が散り始めたら手の内が崩れてきたと考え、1、3指の締めを意識する。末梢の要所がしっかり締められていると、体幹と上手く連携して会も持ちやすい。
写真:特急いなほ@酒田
新潟方面の一番列車です。
819文字
・動物実習
イヌを用いた手術の練習。開腹、脾摘、腸管切除と吻合、虫垂切除、閉腹、気管切開と挿管などなど。デモではいとも簡単に手術が行われていたが、実際に自分たちでやってみると相当に難しい。動脈の処理ひとつを取っても、結紮をしくじると噴水のように血が噴き出すし、鉗子や攝子の使い方も難しい。当然ながら3年前の解剖実習とは全然状況が違うわけで、これは生きた動物である。手にした臓器の温かさとか、生々しい質感とか、呼吸性変動でゆったりと変形する腹腔とか、すべてが異なっている。当たり前だが、血管を切れば出血し、筋肉を切れば攣縮が起こる。
自動縫合器も使うことができ、面白い実習であった。これだけでもかなり充実していたとは思うのだが、今日の内容は実際の外科手術の何千分の一くらいのレベルで、本当はさらに魅力的だという。
90分くらいのデモを見学しているときは退屈な時間もあり疲れたのだが、実際に自分が術野に入って術者なり助手なりをやってみると、時間の経つのは本当にあっという間で、90分などすぐに過ぎてしまう。時間の経ち方は本当に不思議で、当然ながら集中力に依存する部分が非常に大きい。最後に、命を差し出した4頭のビーグルに黙祷を捧げて、実習を終わる。
・自由練習
どっと疲れが出たが、志木へ向かう。巻藁なしの的前では、まず押手肩を入れる。そしてゆったりと素弯をするように、鋭く矢の線方向に収めてくる。あと、矢所が散り始めたら手の内が崩れてきたと考え、1、3指の締めを意識する。末梢の要所がしっかり締められていると、体幹と上手く連携して会も持ちやすい。
写真:特急いなほ@酒田
新潟方面の一番列車です。
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