福島関所跡

2013年7月12日 大学
福島関所跡
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福島関所跡
今週は全て7時半集合であった。習慣は恐ろしく、5日間も続くと自然と体が慣れてくる。習慣が人間を作るとは、よく言ったものである。

心臓血管外科
月曜は、極寒の中ひたすら画面を眺めて4時間半立ったまま、1時間に1回程度「これが右心房だね」「人工腱索をつけたよ」などというスーパー簡単な解説が入るだけという、まさに苦行に等しい手術見学だった。しかし水曜は術野に入ることができ、全貌を間近から見て、あんなことやこんなこともあり、非常に勉強になった。術野は本当にド派手で、胸骨正中切開でガバッと開くさまや、動脈から噴き出した血液で血まみれになるさまなどは、さすがである。人工心肺も目新しく、心停止してモニターの表示が「0」になる瞬間や、息を吹き返したように拍動が再開する瞬間などは、感嘆するものがあった。

心外は脳外とも呼外とも全く異なる雰囲気で、とくにチームプレーが重要な科であるように思われた。まあ、あの部屋では何ということもないように手術が行われているわけだが、ふと冷静に考えてみれば、やはり「すごいこと」をやっているのだ。当然ながら、そういう手術は一人でできるわけがない。

循内と心外の2週間は、内科の方の勉強があまりはかどらなかったことを除けば、実に充実したポリクリであった。内代と脳外に並ぶ面白さ。呼吸器のQBは火曜に終了したので、ようやく循環器に移れるかと思いきや、色々な雑務やら思い立って申し込んだTOEFLやらが降ってきたので、未だ着手していない。効率的に時間を使うためには、自らある程度の予定を最初から組んでしまえば良いのだ。自らで自らを律し、自ら締切を設定すれば、自ずとやることは決まってくる。

自由練習
月、火、水、金の夕方は三田に通った。各日とも色々な収穫があった。手首が回外位に巻きつかないよう押手の手の内を締め、とくに意識を角見の一点に集中させること、勝手の環指と小指を最大屈曲し、とくに意識を弦道の一筋と肘の一点に集中させること、三重十文字の構成に気をつけること、そして何より、会に入って伸びること。

早気をなんとか克服するために色々な方法を考えたものの結局は「気持ちの問題」で、相当に強い意志がないと克服はできない。粘るしかない。粘ろうと思うしかない。ただし、押手の手の内と、勝手の第4、5指の屈曲はかなり重要な因子であるように思われる。末梢の関節が緩んでいるということは、その場所からいともたやすく力が散逸することに他ならない。いわば、有窓性の毛細血管から水がジャージャー漏れ出るような感じである。角見の一点に、そして弦道の一筋に力を集めるような意識がないと、そもそも会は持ちようがないのだ。これは、今週の重要な発見であった。

「中ること確認するために練習をする」のは本当に最悪な練習姿勢で、少し調子が良いとすぐ図に乗ってしまうのは自らの悪癖、醜態である。「こうやればまた中るだろう」と思うのではなくて、緻密な思考と分析の産物を「ただ淡々と繰り返すだけ、ひたすらに繰り返すだけ、そして試行錯誤するだけ」が練習の本質だと考えている。そうはいっても的中は練習成果の一定の目安になることは当たり前なので、このペースを維持できるよう努めたいものである。

体調管理
今週は、冷房も電気も点け放しでベッドに突っ伏したまま朝を迎える、という状況が実に4回もあった。さすがに体が耐えかねたのか、金曜は昼前から何となく傾眠となり、自由練では意識が朦朧としてきて、帰宅して検温したら38.5℃の発熱であった。家路の薬局で手に入れたロキソプロフェンを服用し、布団をかぶって就寝。深夜に目が覚めると、例によって異常なまでの大量発汗と高張尿。アクエリアスで経口補液して再度就眠。翌朝には全快となった。薬は偉大だw

写真:福島関所跡
だいぶ奥の方まで歩いてきました。黄昏です。

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