鹿児島旅行 3日目
鹿児島旅行 3日目
鹿児島旅行 3日目
島を去り、指宿へ。
3/26
船行945 → 宮之浦港1025
種子島屋久島交通バス

宮之浦1045 → 鹿児島1235
種子屋久高速船111便

朝日通 → 鹿児島中央駅前
鹿児島市交通局 市電2系統

昼食

鹿児島中央1537 → 指宿1638
指宿枕崎線3345D 快速なのはな キハ200-1010

砂風呂

旅館 吟松 泊

本土へ戻る
今日の屋久島も快晴である。この島はあと2、3泊くらいしても十分楽しめそうだが、残念ながらもう去らねばならない。船行のバス停から路線バスに乗って宮之浦港へ向かう。車窓右手にはブライトブルーの海が広がり、午前の陽光を受けて燦然と輝いている。左手を見ればすぐ近くまで山が迫る。23区程度の面積にもかかわらず九州最高峰の宮之浦岳を擁するこの島は、海抜の高低差が著しいことでも知られている。

高速船は混雑していた。鹿児島までの所要は2時間弱。錦江湾に入ると、右に大隅半島、左に薩摩半島の影が横たわる。我々の乗っている船が、地図上の一動点として軌跡を描いている様子を思い浮かべると、なかなか面白い。今まさに、狭く深い地形をしたこの湾の中へ進入しているわけだ。鹿児島中央の駅前に戻ってきたのは13時15分頃。駅ビルの中にある「素敵庵」という店でステーキを食する。その後、地下で土産物を買う。焼酎だけを集めた店があったので入ってみると、莫大な品揃えである。よく分からなかったので店員に訊いてみたところ、木樽蒸留の芋焼酎「喜左衛門」を薦められたので、これを買うことにした。

指宿へ
そういえば九州上陸は中1夏の鉄研夏の旅行以来、実に10年ぶりである。あの時は、肥薩線や吉都線、日南線などを乗りつぶしたのだった。キハ28・キハ58が当たり前のように走っていて、クリームと青の九州塗装が沿線風景によくマッチしていた。時代は変わり、新幹線が通り、なは、あかつき、富士、はやぶさといった名門の九州ブルトレも過去のものとなった。西鹿児島という駅名はなくなり、川内から八代までの鹿児島本線は第三セクター化された。くすんだ車窓に広がった、コバルトブルーの水俣の海の景色は今でもよく覚えている。指宿まではキハ200の快速なのはなで1時間。屋久島は快晴だったが、本土は曇天。車窓には鉛色の錦江湾。喜入という地名に聞き覚えがあると思ったら、ここには石油備蓄基地があるのだった。中学受験知識だったか、いや違うかw

タクシーで5分ほどのところの吟松という温泉宿に泊まる。部屋からは錦江湾が一望のもとで、なかなか良い宿である。まずは夕食前に近くの砂風呂へと足を運ぶ。全裸の上に専用の浴衣一枚を羽織って、寒風吹きつける砂浜へw 砂場に横になると、頭だけを出す形で上から砂をかけてくれる。傍から眺めたら、色々な人の顔が砂場に点在しているという、きっと相当に面白い光景なのだろう。サウナに入っているのと同じような感覚で、じわじわと汗が浸み出してくる。20分ほどしてから砂場を出ると、浴衣はびっしょりになっていた。そこまで汗をかいた自覚はなかったが、結構脱水したようだ。

六年生へのサプライズを用意した夕食後は、宿の屋上の露天風呂に入る。闇に沈んだ錦江湾が眼前に広がる。残念ながら曇っているようで、星は見えない。快晴ならば満点の星空だったところだろう。その後は酒を飲む。近くのコンビニへ買い出しに行ったら屋久島産の「三岳」が何本か普通に置いてあったので、折角の機会ということで手に入れる。この焼酎は生産量が少なく地元でも入手が難しいと聞くが、こんなところで買えるとは思わなかったw 明け方まで深酒して、泥のように眠る。楽しい夜であった。

写真
1枚目:屋久島の朝
2枚目:本土への高速船
3枚目:酒宴

1782文字

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