錦秋の秩父鉄道 Part 3
錦秋の秩父鉄道 Part 3
錦秋の秩父鉄道 Part 3
秋の日はつるべ落とし。
11/19
撮影(波久礼~樋口間 F地点):
1535レ[1516] 7002F

撮影(波久礼~樋口間 E´地点):
1542レ[1532] 1001F(スカイブルー)

撮影(波久礼~樋口間 C地点):
1537レ[1554] 7502F
1544レ[1602] 7501F

波久礼1633 → 永田1651
秩父鉄道1546レ 1010F(標準塗装)

撮影(永田駅):
1545レ[1726] 1001F(スカイブルー)
1548レ[1726] 1003F(オレンジ)

永田1747 → 寄居1759
秩父鉄道1547レ 5001F

夕闇
G地点から先の国道は線路をオーバークロスする。ここまで来れば、もう見慣れた風景ばかりが続く。前回と前々回は波久礼側からアプローチしたので、A地点からE地点までの主要な撮影地は既に押さえてある。

F地点: 国道が線路をまたぐところから小俯瞰する構図。午後順光。手前の果樹園や後ろの雄大な山々をどう生かすかが難しい。短い普通列車よりは、長い貨物列車の方が似合いそうな撮影地。残念ながらしばらく下り貨物はやって来ないので、7000系を適当に撮影してここは引き上げる。

E´地点: E地点は線路沿いの犬走りを通って果樹園のそばからストレートを狙う構図だったが、犬走りに入るところの第四種踏切がこのE´地点。午後順光。先ほどまでかかっていた雲が急に晴れてきて、いかにも夕刻らしい橙色の斜光線が艶やかに景色を染め上げる。スカイブルーの後追いはここで決める。この区間はかなり飛ばすので、みるみるうちに列車は遠くへ行き、小さくなってしまった。後追いの撮影は本当に難しいと思う。

C地点: 前回も訪れた場所。あの時は国道脇のチップ工場からの粉塵に苛まれたが、今日は穏やかである。三峰口での折返しは複雑なので、もしやと思ってカメラを構えてみたものの、残念ながら7500系しかやって来なかった。しかし当初の運用の読みは外れていないようだ。太陽が本当によく頑張ってくれて光線としては申し分なかったのだが、肝心な場面で1000系が来ない。何でも思い通りになるわけではない。それが撮影の厳しさだと考える。最後に上り貨物を逆光でとらえる。ギラリを狙ったのだが、20分ほど遅かった。

ついに日は山の向こう側に沈んでしまった。交通量の多い国道をヒヤヒヤしながら波久礼駅まで戻る。樋口で降りてから何だかんだで二駅分くらいは歩いたことになろうか。ロケハンの面白さを再認識する撮影行であった。

夜の交換
最後は、スカイブルーとオレンジの交換を狙って永田駅へ足を運ぶ。朝から地道に運用を分析した成果である。既に辺りは真っ暗で、駅近くの踏切や空き地なども検討してみたものの、残念ながら正面の並びは撮れそうにない。結局、下りホームからスカイブルーをメインで写すことにする。両列車とも停車時間はごくわずか。シャッターチャンスは本当に短く、辛うじて一枚がまともに撮れた。この色の並びは、京葉線と武蔵野線の南船橋を彷彿させる光景。新性能電車の先駆けとしてデビューした101系は秩父の山奥で細々と余生を送っていたが、間もなくその役目を終えることになる。デザインは至ってシンプルだが、表情はどこか愛らしい。個人的には南武支線101系のラストランに立ち会えなかったことを今でも深く後悔しているのだが、少し装いを変えているとはいえ、こうしてかつての101系に会えることは実に大きな楽しみであった。しかし、それももう叶わなくなるのかと思うと、時代の移ろいを感じる。

寄居で夕食をとり、東武で帰る。充実した一日となった。

写真
1枚目:猛然と走り去るスカイブルー(@波久礼~樋口 E´地点)
2枚目:黄昏の中、黙々と駆ける(@波久礼~樋口 C地点)
3枚目:1000系の交換風景(@永田)

1810文字

コメント

Nosuri
2012年11月22日14:05

乙でした!!
ラストのスカイブルー、後追いならではのアングルがイイね!

H地点・F地点で1000仕留めたかったなー、とか欲張りな思いも浮かんできたりw
影森以西。葉のあるうちに、行けるかねぇ…うむ、、行きたいね。

くはね
2012年11月23日2:15

こちらこそ乙でした!
まだ課題は残るね。4編成がフル稼働してくれれば文句なしだったけど、やはり他編成も含め影森以西でばっちり決めたいものだ。

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