藤棚

2012年10月14日 弓道
藤棚
日大戦
残念、初矢一本の8射1中。落を明け渡すのにはためらいがあったが、さすがにこれは団体の的中ではないから、先輩に交代した。何とも情けない主将である。とくに相手方の落を見ると、年下にもかかわらず実に立派に中て続けていて、この雲泥の差はどこから生まれてくるのかと、試合中ひたすら自問し、悔しい思いに浸っていた。結果、完敗である。

部報などという傲慢なものを作り、一本一本を丁寧にひく、練習の質を上げる、などと偉そうなことをつらつら書いていたわけだが、くだらない御託を並べる前にまずはお前がやって見せろ、ということだったのだ。ただ言ったり書いたりするのは簡単だが、実行、そして実現するのは比較にならないほど難しい。もちろん、誰よりも練習し、不断の努力を重ねてきたつもりではあったが、そんなものは量的にも質的にもまったく不十分だったことが試合を経て実証されたと感じる。弓はいつも、真理を映す鏡である。

夜は遅くまで飲んだ。秋風が身にしみる。

写真:五稜郭公園
暗い涼しさが漂う。

509文字

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