坂の町

2012年8月8日 弓道
坂の町
東医体最終日。ほぼ朝一番の立順。三立目は二本目一本、四立目は前の一手、最終立は止め抜けで、結局20射8中。とにかく練習通りだけを意識して臨んだ団体戦二日目であったが、初っ端からまた一中。「東医体も最終日だし、自分が試合でどうなるか、そしてその変化にどう対応すれば良いのか、そろそろ分かっても良い頃だと思う」・・・大体そんな主旨の主将の言葉。「変化と対応」に関する認識が甘かった。

信濃町だと思ってのびのびと大きく弯く。四立目の前の一手は概ねそれで成功したが、後の一手は慢心して三立目までと似たような射になってしまった。最終立は三本目まで詰めたものの、止めで会に入ろうとするときに「これを中てたら観客席から拍手がもらえる」という変態根性が脳裏をよぎり、前下にズシャって終了。大変情けない止めになったが、これも経験だと思って試合を終える。

先日の関東に続き、本塾全体としても大敗を喫した。後日先生から頂戴した諫言に「試合で最高のパフォーマンスをして的を狙うという気概がなさすぎる」というものがあったが、まさしくその通りだと痛感する。別に練習内容そのものとか個々人の技術とかが著しく劣っているためにこういう結果になっているのだとは思わない。問題は、試合に対する練習の姿勢というのか、練習における心の持ちよう、あるいは部員全体の結束とか共通認識、そういう部分にあるように思える。自分自身はといえば、他にも立に入りたい部員が大勢いる中、期待を背負った代表の一人として落前に入ったにもかかわらず、一中を連発して羽分けにも届かないという悲惨な成績で合わせる顔がない。結局、技術も覚悟もまだまだ不足していたということになる。

夜は久々に酒で吐いた。家路も、青葉台、二子玉川、長津田と行ったり来たりを繰り返し、結局長津田から大金をはたいてタクシーで帰宅。これで東医体が終わった。しばらく休もう。

写真:室蘭
海食崖へ向かって登ってくる急坂。

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