宗谷岬

2011年8月5日 弓道
宗谷岬
合宿第四日。午前は練習。「手首を入れる」とはつまるところ「押手を伸ばす」ことに等しい。押手が体幹より限りなく伸びていけば、自然と両肩が弓にはまり、体が弓に割り込んでくる。一方の勝手は、その押手に呼応するかの如く肘で弦を大きく抱き込み、しっかりと収まってくる。ここまで来れば、丹田にずしりと置かれた重心から力が左右両上肢に湧出し、のびのびとした会、切れのある鋭い離れ、そして凛とした残身が実現するということになる。

午後は田村杯。三本目一本、後の一手、三本目一本。今日の射で納得の行ったものは、附矢二手のうち中った3本と、田村杯の7本目だろうか。これら4本は概ね三つの目標を達成できたように思う。個人的には弓は心の鏡だと思っていて、立に入ると体がこわばって弯けなくなるのは、精神が萎縮しているからに他ならない。「中るかな、中らないかな」と思うまま離してしまうのは論外で、そんな矢は中るわけがない。中ると確信できるまで弯き、伸びて、離さないことである。少なくともそこだけは注意して東医体に臨むとしたい。

夜は打ち上げで、例年になく荒れたww

写真:宗谷岬
日本最北端の地。

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