夕暮れ

2011年6月13日 大学
夕暮れ
薬理学
午前は消化性潰瘍治療薬、午後は腎臓作用薬について。腎臓については尿生成をもう一度見直さねば。やはり解剖と生理はキモか。

午後は道場へ。眼を考えてみることにした、眼を。そういえば、中る人で片目を閉じて弓を弯く人は見たことがない。

やはり、両眼を見開いて体を動かさないと均等に引分けられるはずがない。両眼の視界と片眼の視界に差があるとかそういう問題ではなくて、そもそも顔の一部分、それも眼瞼という極めて微小で繊細な部分を一側だけ動かすという行為自体が、左右の均等性という最重要ポイントを逸脱していると思われるのだ。

両眼を開いて弓を弯くにあたっての最大の難所は狙いで、利き眼が左のため正しい狙いの時に矢摺籐はずいぶんと前に見えることになる。落で弯けば落前のさらに前、大前で弯けば看的小屋の窓を狙っている形になる。実はこのとき、くっきりと見える実像の矢摺籐の左方には虚像の矢摺籐も見えるはずなのだが、左眼が強すぎるためか右眼があまりに怠惰なせいか、ほとんどの場合においてこの虚像を見出すことができない。虚像は右眼で見た弓の姿なので、虚像の矢摺籐で的を割ることができればそれが正しい狙いとなるわけだが、これがなかなか難しい。今までは、左眼を閉じて実像の矢摺籐を消し、無理やり右眼だけの視界にすることで、虚像だった矢摺籐を実像ならしめていたということになる。

まずは、虚像の弓が見えるまで練習を重ねるべきかもしれない。

写真:根室本線普通列車@厚岸
こういう場面ではステンレスの車体も絵になります。

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