接近

2010年12月31日 日常
接近
どのような一年だったか。

こなすべきことは、こなした。課された義務には真摯に取り組んだ。まあそんなの当たり前なんだけどさ。その中で感じたことといえば、自らの性分や特性、あとは自らの進む道。何だかんだで、自己の内面と真剣に向き合う機会の多い一年であった。

性分や特性。どうだろうか。「こうすればこうなる」「そうすればああなる」「普通にやれば普通にできる」・・・多くの人が「至極当然」と感じるところの「普通の論理」がどうも当てはまりにくい。高3の頃からうすうす感じていたことではあったが、やっぱりそういうことだったんだなと、今更ながら再確認した。

言い訳がましいかもしれないが、頭を使う・使わない以前の問題として、自分自身が回路を把握できていない。まあ、最低限の処理くらいはできるにしても、単純明快な論理を整然と組み立てるようなストレートな美しさ、そういう「キレ」がまるで感じられない。キレればキレるほど、効率は向上して効果も増大するはずだが、きっと把握が未熟すぎるんだろうね。

ただ、自らの「分」に関しては誇りを持っている。だいたい、そんなのを蔑ろにするわけないじゃん。いかに活かしていくか、いかに発揮せしめるかが問われているし、当面、ひいては生涯の課題でもある。そういう再認識の境地。

進む道。少し具体的な話。やはりこの学部に来てほんとうに良かったと思う。日吉はモラトリアムに過ぎず、それ以上でもそれ以下でもなかった。信濃町に来てようやくやりがいを感じたというか、勉強とはそういうものだったと、古びつつあった懐かしい記憶を呼び起こされた感。同時に、相応の自覚というのもやはり得られたわけで、とりわけ秋の解剖実習は有意義だった。こうでなくてはならない。

ま、そういうことでした。よいお年を。

写真:大糸線普通列車@姫川~頸城大野
雪原を駆けるタラコ色。

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