青森・道南旅行 序章
2010年8月14日 鉄道と旅行
旅立ちは13番線。
・旅立ち
非日常という名の深海に溺れる時が来た。列車はおもむろに滑り出し、13番線は消えてゆく。日常の衣を脱ぎ捨てて、対話の場へと足を踏み入れたのである。
あけぼのは北上する。個室はともかく無機質な開放寝台車は時代錯誤の感もあるが、果たしてあと何年もつのだろう。いわゆるブルートレインは、今や片手で数えられるまでに減ってしまった。
目が覚めると4時半。定時なら鶴岡が近いはずだが、まだ村上であった。2時46分頃にこの地区で集中豪雨があり、しばらく運転見合わせだったらしい。残念ながら東能代での乗り継ぎは頓挫しそうである。
新潟・山形の県境は寂しい海岸線で、小さな集落が点在する。三瀬を過ぎると羽越本線は内陸へ入り、庄内平野の緑の海を突き進む。鶴岡には5時49分、72分遅れ。空は雨模様である。あとは漫然と車窓を眺めるのみ。どの川も増水が著しい。五能線の旅程は変更せざるを得ないが、運休にならなかっただけ幸運と考えるべきかもしれない。いつの間にか秋田を出た列車は奥羽本線に入る。東能代には8時50分、10分を取り戻して62分遅れでの到着である。
参考:8月14日発2021レ あけぼのの編成
(←青森)機関車EF64 1052・機関車EF81 139・電源車カニ24 109・8号車オハネフ25 201・7号車スロネ24 551・6号車オハネ24 554・5号車オハネ24 552・4号車オハネフ24 27・3号車オハネ24 20・2号車オハネ24 157・1号車オハネフ24 25(上野→)
写真
1枚目:13番線
2枚目:夜明け
3枚目:庄内平野
890文字
8/14 → 8/15
上野2115 → 東能代850(+62)
東北本線・高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線2021レ
特急あけぼの オハネフ25 201
・旅立ち
非日常という名の深海に溺れる時が来た。列車はおもむろに滑り出し、13番線は消えてゆく。日常の衣を脱ぎ捨てて、対話の場へと足を踏み入れたのである。
あけぼのは北上する。個室はともかく無機質な開放寝台車は時代錯誤の感もあるが、果たしてあと何年もつのだろう。いわゆるブルートレインは、今や片手で数えられるまでに減ってしまった。
目が覚めると4時半。定時なら鶴岡が近いはずだが、まだ村上であった。2時46分頃にこの地区で集中豪雨があり、しばらく運転見合わせだったらしい。残念ながら東能代での乗り継ぎは頓挫しそうである。
新潟・山形の県境は寂しい海岸線で、小さな集落が点在する。三瀬を過ぎると羽越本線は内陸へ入り、庄内平野の緑の海を突き進む。鶴岡には5時49分、72分遅れ。空は雨模様である。あとは漫然と車窓を眺めるのみ。どの川も増水が著しい。五能線の旅程は変更せざるを得ないが、運休にならなかっただけ幸運と考えるべきかもしれない。いつの間にか秋田を出た列車は奥羽本線に入る。東能代には8時50分、10分を取り戻して62分遅れでの到着である。
参考:8月14日発2021レ あけぼのの編成
(←青森)機関車EF64 1052・機関車EF81 139・電源車カニ24 109・8号車オハネフ25 201・7号車スロネ24 551・6号車オハネ24 554・5号車オハネ24 552・4号車オハネフ24 27・3号車オハネ24 20・2号車オハネ24 157・1号車オハネフ24 25(上野→)
写真
1枚目:13番線
2枚目:夜明け
3枚目:庄内平野
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