接続

2010年4月6日 日常
接続
今日は書こうか。

かねてから思ってきたことではあるが、どうも「場の空気を読む」という言い回しが好きになれないというか、そういう日本語の表現自体に疑問を感じる。「話を裏付けている文脈の把握」「他人に対する人としての配慮」といったものをこの言葉で安直に片付ける人があまりに多い。

そもそも「場」とは、「読む」べき「空気」など存在しない、空っぽの入れ物であるべきだ。その入れ物の中に、生きた言葉が次々と分け隔てなく投入され、混合され、何らかの産物ができあがる。それが本当の意味での対話ではないのか。入れ物の輪郭を勝手に作り上げ、その輪郭を丁寧に撫で回すだけでは何も生まれない。何気ない日常の中の、然るべき局面で対話が実現するかどうか、これは大きな問題である。

とにかく、死んだ言葉が多い。生きていないから、みるみるうちに入れ物の中からさらさら流れ出ていってしまう。いや、入れ物の外側をただ洗い流しているだけにさえ思える。たしかに死んだ言葉を投入することはたやすいし、気楽なのかもしれない。だがそれは「文脈の把握」や「他人への配慮」からはおよそかけ離れたものである。だから、対話したところで産物に乏しい、というか、対話ではない。本当にこれで満足なのか、と思う。

あるいは、そうするしかなかったのか。

・・・で、夕方からは道場勧誘でした。今日はそこそこの人数で楽しい感じ。しかしながら、模擬立練に出場するも全部抜いてガチ萎え( ´・ω・`) 昨晩世界が変わったはずなのですが、ただの思い違いでしたww 曰く、離れの詰めが甘いそうです。結局、そこかorz

写真:因美線普通列車@智頭
鳥取行に乗り換えます。

753文字

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