北海道旅行 3日目
北海道旅行 3日目
北海道旅行 3日目
3/10
宗谷岬・ノシャップ岬・稚内観光

稚内1345 → 深川1754
宗谷本線・函館本線2042D 特急サロベツ キハ183 1558

深川1808 → 増毛1935
留萌本線4931D キハ54 506

増毛1948 → 深川2108
留萌本線4936D キハ54 506

深川2121 → 札幌2236
函館本線18D 特急オホーツク8号 キハ182 3

さっぽろ2301 → 豊水すすきの2304
札幌市営地下鉄東豊線303 7204

札幌泊

宗谷岬
今日も快晴。氷雪の街は凛とした朝の空気に包まれている。駅員の話によると、この辺りは氷に塩が混ざるので路面が滑りやすいそうだ。午前中は、手配しておいたレンタカーで宗谷岬を中心に観光する。宗谷湾に沿って国道238号線を東進。前方に見える小高い丘は宗谷岬へと続く東側の半島。風力発電の風車が白銀の丘陵に林立している。声問、富磯と集落を過ぎていくと、やがて道路は大きく北へ旋回。左手を見れば、湾を挟んだ稚内市街の後ろに雄大な利尻富士が聳え立っている。最果ての地は近い。

岬は、小さな広場が整備されている程度のあっけない場所であった。ここが日本最北端の地。車を降りると、吹き荒れる冷たい海風が身を刺してくる。夕べ少し降ったのだろうか、真っ新な粉雪が辺りに吹き飛ばされてゆく。白銀の陸、紺碧の海、水色の空。その中心、北極星の方向に三角形の石碑が立っている。そして傍らには、宗谷海峡を見つめる間宮林蔵の銅像。水平線を見渡してみれば、白い陸地が彼方にうっすらと浮かび上がっている。あそこはもう異国の地、ロシアのサハリン島である。寒風に吹きさらされながら、記念撮影などを済ませる。広場の隅にあった土産物屋でしばらく休憩した後、国道を引き返して稚内市街へ戻った。

稚内
時間が余っていたので宗谷湾西側のノシャップ岬にも赴く。ここは港湾色が強い場所であった。防波堤ドームなども見て、最後は市場へ。イクラと鮭が入った鮭親子丼を食し、名産の品々を買ってから駅へ戻った。鉄道とレンタカーを組み合われば、実に効率的な観光が実現する。利尻、礼文にもいつか行ってみたいところである。

特急サロベツ
運転室直後の席は前面の展望が利くので、そこで悠然と景色を眺めていれば、長い宗谷本線の道のりも苦ではない。天気は曇ってきたが、山間部や原野を一路南下する様子はやはり見応えがある。今日は3月10日。車内では、色々と合格の報や進路に関する報を頂いた。そして先月の怒濤の代々木通いは無事報われたようで、私も感無量である。思えば1年前は、岐路に立っていたのであった。過去の選択は、後々になればなるほど、その旨味が増してくるというものだ。

留萌本線
今晩は札幌だが、その前に深川で下車。絶妙な接続で留萌本線を乗りつぶす。夜だと車窓は闇であるからどうしても「作業」感が否めなくなってしまうが、だからとて乗らないというのもそれはそれでもったいない。増毛を往復した後は、深川からオホーツク8号に乗車。電化区間といえども、今回の旅行は気動車にしか乗らないことになる。

すすきの
宿は繁華街にほど近い。日付の変わる頃、ラーメン横丁に行って味噌ラーメンを食した。ここは半世紀の歴史があるラーメン屋の密集地帯で、狭い店内にはその歴史が息づいている。大通りの両脇にはタクシーがずらりと並び、飲み会帰りの酔客を待っている。駅の北側とは全く異なった趣を体感した、騒然たる札幌の夜である。

写真
1枚目:宗谷岬
2枚目:終着駅(@増毛)
3枚目:ラーメン横丁

1892文字

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