晩夏の乗車行 3日目
2009年9月6日 鉄道と旅行
サンライズ出雲のノビノビ座席はそれなりに快適な一夜。毛布以外に枕もついてくるならば言うことなしです。岡山〜富士といったような区間利用には最適な設備。
・朝の撮影
早朝の富士駅は朝焼けが美しく、赤い光を透かした煙突の煙が情緒的。一方、青味を帯びた西の空にはまだ満月が浮かんでいました。富士からは始発の身延線に乗車。途中駅で下車して、朝の列車数本を撮影。富士川に沿って走る実に風光明媚な路線です。色々な意味で、良い思い出になったのではないでしょうか(ww)。
・小海線
さすがに日曜日ともなると車内は異常な混雑。小淵沢を出ると何度もヘアピンカーブを描きながらぐいぐいと山を登って行きます。キハ110のエンジン音はなかなか軽快。清里〜野辺山間でJR鉄道最高地点を通過するなど、前方にかぶりついているとなかなか面白い区間です。ここで大部分の客が降り、ようやく座れました。駅弁を食す。その後はあまり記憶なし。食後というのもありますが、夜行明けというのはどこかで寝てしまうものです。
・横軽
信越本線が廃線になったこの区間はバスで移動。急勾配の山道を落差500m以上も下っていくという道のり。横川駅のそばには賑わいを見せる鉄道文化むらがありましたが、残念ながら今回は立ち寄れず。時間のあるときにまた訪れたいところです。
・帰路
高崎までは湘南色の115系を堪能。高崎線で帰るのはあまりに味気なく、心が寒くなるので、気動車にすがる思いで八高線を選択。沿線風景は西日本とは全く異なり、整備された区画がもっとも際立っているように感じました。若干の眠りに落ちた後、高麗川からは電車に乗り換え、拝島からは青梅線で立川まで短絡。ここでにゃべす。氏と別れます。今回は本当にお疲れさまでした( ´∀`) あとは南武線+田園都市線。高崎から先は一気に日常に引き戻された感がありました。またとない非日常を満喫した後には必ずや日常が控えているものですが、明日からはEEPも始まることなので、頑張るとしましょう。
・・・ということで、旅行記はおしまいです。今回は新しい形式にしてみましたが、どうも「ただの手抜き」にしか見えなくて残念。実際、書いておくべき細かい描写や心情はもっとあるはずなのに、どうも結構な部分が欠落している感が否めなくなってしまいました。そもそも文章化する時点で一定の「加工」が行われるという事実は措いておくにしても、もっとも重要な「生の実感」だけを簡潔に凝縮させるにはどうすれば良いものか、難しいところです。ある程度のメモというのは必要不可欠になるでしょうが、別に旅行記を書くために旅行に行っているわけではないので、メモに力を入れ過ぎるのは本末転倒。結局は、記憶が頼りなのです。頭にしまわれたその記憶の再現性をいかに高めるか、難しさはそこにある。しかしながら、旅行というのは、その記憶の糸を精密に紡ぎ出す作業、それ自体が面白くもあるわけで、そういうのも含めて旅行と呼ぶのでしょう。だから旅行記があるわけですね。
今回は奔放に、気楽に、乗車行を楽しんでみました。まぁ、経験を積めばその蓄積からまた新たなものが生まれてくるかもしれません・・・そういう淡い期待も持っておくとしましょう。
写真
1枚目:製紙工場の町(@富士)。
2枚目:特急ワイドビューふじかわ(@井出〜十島)。
3枚目:夕刻の高崎行(@横川)。
2482文字
富士522 → 井出609
身延線3621M 普通 クハ312-2324
井出835 → 甲府1021
身延線3625G 普通 クハ312-3001
甲府1026 → 小淵沢1105
中央本線531M 普通 クハ115 1102
小淵沢1120 → 小諸1329
小海線227D 普通 キハ110-121
小諸1340 → 軽井沢1404
しなの鉄道768M 普通 クハ115 1002
軽井沢1411 → 横川1445
JRバス
横川1458 → 高崎1529
信越本線148M 普通 クハ115 1105
高崎1555 → 高麗川1722
高崎線・八高線240D 普通 キハ111-206
高麗川1735 → 拝島1809
八高線1776E 普通 クハ205-3003
拝島1813 → 立川1824
青梅線1702デ 普通 クハE233-523
立川1833 → 武蔵溝ノ口1908
南武線1800F 普通 モハ205 234
溝の口1922 → たまプラーザ1927
東急田園都市線 急行 6205
・朝の撮影
早朝の富士駅は朝焼けが美しく、赤い光を透かした煙突の煙が情緒的。一方、青味を帯びた西の空にはまだ満月が浮かんでいました。富士からは始発の身延線に乗車。途中駅で下車して、朝の列車数本を撮影。富士川に沿って走る実に風光明媚な路線です。色々な意味で、良い思い出になったのではないでしょうか(ww)。
・小海線
さすがに日曜日ともなると車内は異常な混雑。小淵沢を出ると何度もヘアピンカーブを描きながらぐいぐいと山を登って行きます。キハ110のエンジン音はなかなか軽快。清里〜野辺山間でJR鉄道最高地点を通過するなど、前方にかぶりついているとなかなか面白い区間です。ここで大部分の客が降り、ようやく座れました。駅弁を食す。その後はあまり記憶なし。食後というのもありますが、夜行明けというのはどこかで寝てしまうものです。
・横軽
信越本線が廃線になったこの区間はバスで移動。急勾配の山道を落差500m以上も下っていくという道のり。横川駅のそばには賑わいを見せる鉄道文化むらがありましたが、残念ながら今回は立ち寄れず。時間のあるときにまた訪れたいところです。
・帰路
高崎までは湘南色の115系を堪能。高崎線で帰るのはあまりに味気なく、心が寒くなるので、気動車にすがる思いで八高線を選択。沿線風景は西日本とは全く異なり、整備された区画がもっとも際立っているように感じました。若干の眠りに落ちた後、高麗川からは電車に乗り換え、拝島からは青梅線で立川まで短絡。ここでにゃべす。氏と別れます。今回は本当にお疲れさまでした( ´∀`) あとは南武線+田園都市線。高崎から先は一気に日常に引き戻された感がありました。またとない非日常を満喫した後には必ずや日常が控えているものですが、明日からはEEPも始まることなので、頑張るとしましょう。
・・・ということで、旅行記はおしまいです。今回は新しい形式にしてみましたが、どうも「ただの手抜き」にしか見えなくて残念。実際、書いておくべき細かい描写や心情はもっとあるはずなのに、どうも結構な部分が欠落している感が否めなくなってしまいました。そもそも文章化する時点で一定の「加工」が行われるという事実は措いておくにしても、もっとも重要な「生の実感」だけを簡潔に凝縮させるにはどうすれば良いものか、難しいところです。ある程度のメモというのは必要不可欠になるでしょうが、別に旅行記を書くために旅行に行っているわけではないので、メモに力を入れ過ぎるのは本末転倒。結局は、記憶が頼りなのです。頭にしまわれたその記憶の再現性をいかに高めるか、難しさはそこにある。しかしながら、旅行というのは、その記憶の糸を精密に紡ぎ出す作業、それ自体が面白くもあるわけで、そういうのも含めて旅行と呼ぶのでしょう。だから旅行記があるわけですね。
今回は奔放に、気楽に、乗車行を楽しんでみました。まぁ、経験を積めばその蓄積からまた新たなものが生まれてくるかもしれません・・・そういう淡い期待も持っておくとしましょう。
写真
1枚目:製紙工場の町(@富士)。
2枚目:特急ワイドビューふじかわ(@井出〜十島)。
3枚目:夕刻の高崎行(@横川)。
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