晩夏の乗車行 2日目
2009年9月5日 鉄道と旅行
鳥取の東横インで一泊し、乗車行は2日目を迎えたわけです。
・朝の撮影
朝は5時に起床し、浜坂行の始発列車に乗車、鳥取県最東端の東浜へ。折角の機会なので早朝のはまかぜ2号大阪行を撮影。いかにも山陰らしい日本海沿岸の集落と一緒に俯瞰する構図です。雲が晴れず日の差さなかったのが若干残念ではありますが、やや鬱々たるこの雰囲気、嫌いではないです。
・山陰本線
日が差す局面もありましたが、曇天の空の下、ひたすら西進。時に通学列車、時に地域輸送、時に都市間輸送、かくも色々の表情を見せるグランドローカル線、これぞ山陰本線。
・木次線
今日のハイライト。備後落合までは一日三本しかない路線だけに、期待も高まるところです。木次までは普通のローカル線といった感じ。しかしながら、沿線の表情は沿岸の山陰本線のそれとはやはり異なる。線路規格がかなり低いのか、毎時20km程度の低速で進むところも数多くあり、まるでバスのよう。出雲横田から先はいよいよ国境越え。ここは出雲坂根~三井野原間の三段スイッチバックと、車窓に映る国道314号線の奥出雲おろちループが最大の見どころ。ちなみにこの壮大な道路橋とループ線は島根県出身の故・竹下登大臣が造ったものだそうですww スイッチバックはやはり良いですね。その後も低速走行を続け、ようやく列車は終点の備後落合に到着。職員のいない山間の小駅。既に2番線には三次から来た普通列車が停車しており、やがて新見方面からも列車が到着。3両の単行キハ120が白昼の落合で一堂に会することとなりました。土曜日ということもあってか、ホームには我々同様に乗り潰しをしていると思われる観光客があふれるひと時。
・芸備線
三次まではほとんど寝ていたので記憶なしww 三次から広島までは快速。キハ58急行みよしが今でも生きていたら、あるいはもう少し早くに訪れる機会があれば、と悔やまれる路線。キハ47は夕陽を浴びながら快調に飛ばしていきます。沿線の表情はやはり微妙に変わり、地域に寄り添った形で広島までの道のりをひた走るといった感。まぁ津山線にしろ因美線にしろ山陰本線にしろ木次線にしろ、西日本には古い木造の日本家屋といったものが数多く残っているのが魅力的です。
・落陽
予定を変更して呉線に飛び乗り、呉に着くまでのどこかで広島湾に沈む夕陽を撮ろうということに。車窓を見ながら色々思案するも、なかなか定まらず。そうしているうちに、太陽が対岸の江田島に隠れてしまいました。地図を検索して調べてはいたものの、島影は想定外。途中の天応で降りるのがベストでした。しかしながら、呉到着後も諦めずに百貨店を抜けて港の方に歩き続けると、途中の渡り廊下から赤く染まった落陽をかすかに望むことができたのでした。報われた喜びに浸りながら、刻一刻と身を沈める太陽を撮影。かつての大軍港ということで手前に置かれた潜水艦が印象的でした。
・月光
今宵は満月。呉線から見る、月明かりに照らし出された海面。サンライズ出雲から見る、月光に煌く民家の屋根屋根。そういえば1年ほど前にはやぶさに惜別乗車したときも満月の夜でした。当時が思い出されると共に、あれからもう12回目の満月が巡って来たのかと、凛冽な光の中で感慨に耽っていたのでした。
写真
1枚目:早朝のはまかぜ(@東浜~居組)。
2枚目:昼下がりの駅にキハ120三兄弟が集合(@備後落合)。
3枚目:月下の瀬戸内海(@安芸幸崎~須波)。
2546文字
鳥取528 → 東浜556
山陰本線520D 普通 キハ33 1002
東浜650 → 鳥取721
山陰本線521D 普通 キハ47 41
鳥取725 → 米子1022
山陰本線229D 普通 キハ47 1019(1037)
米子1025 → 宍道1125(+8)
山陰本線133D 普通 キハ47 1053
宍道1127(+6) → 備後落合1402
木次線1447D 普通 キハ120-5
備後落合1436 → 三次1558
芸備線361D 普通 キハ120-324
三次1602 → 広島1728
芸備線5875D 快速みよしライナー キハ47 103
広島1731 → 呉1813
山陽本線・呉線1956M 普通 モハ115 2021
呉1839 → 三原2009
呉線5958M 快速通勤ライナー クハ103 828
三原2039 → 岡山2216
山陽本線482M 普通 クハ115 3110
岡山2233 → 富士509
山陽本線・東海道本線5032M 特急サンライズ出雲 モハネ285-202
・朝の撮影
朝は5時に起床し、浜坂行の始発列車に乗車、鳥取県最東端の東浜へ。折角の機会なので早朝のはまかぜ2号大阪行を撮影。いかにも山陰らしい日本海沿岸の集落と一緒に俯瞰する構図です。雲が晴れず日の差さなかったのが若干残念ではありますが、やや鬱々たるこの雰囲気、嫌いではないです。
・山陰本線
日が差す局面もありましたが、曇天の空の下、ひたすら西進。時に通学列車、時に地域輸送、時に都市間輸送、かくも色々の表情を見せるグランドローカル線、これぞ山陰本線。
・木次線
今日のハイライト。備後落合までは一日三本しかない路線だけに、期待も高まるところです。木次までは普通のローカル線といった感じ。しかしながら、沿線の表情は沿岸の山陰本線のそれとはやはり異なる。線路規格がかなり低いのか、毎時20km程度の低速で進むところも数多くあり、まるでバスのよう。出雲横田から先はいよいよ国境越え。ここは出雲坂根~三井野原間の三段スイッチバックと、車窓に映る国道314号線の奥出雲おろちループが最大の見どころ。ちなみにこの壮大な道路橋とループ線は島根県出身の故・竹下登大臣が造ったものだそうですww スイッチバックはやはり良いですね。その後も低速走行を続け、ようやく列車は終点の備後落合に到着。職員のいない山間の小駅。既に2番線には三次から来た普通列車が停車しており、やがて新見方面からも列車が到着。3両の単行キハ120が白昼の落合で一堂に会することとなりました。土曜日ということもあってか、ホームには我々同様に乗り潰しをしていると思われる観光客があふれるひと時。
・芸備線
三次まではほとんど寝ていたので記憶なしww 三次から広島までは快速。キハ58急行みよしが今でも生きていたら、あるいはもう少し早くに訪れる機会があれば、と悔やまれる路線。キハ47は夕陽を浴びながら快調に飛ばしていきます。沿線の表情はやはり微妙に変わり、地域に寄り添った形で広島までの道のりをひた走るといった感。まぁ津山線にしろ因美線にしろ山陰本線にしろ木次線にしろ、西日本には古い木造の日本家屋といったものが数多く残っているのが魅力的です。
・落陽
予定を変更して呉線に飛び乗り、呉に着くまでのどこかで広島湾に沈む夕陽を撮ろうということに。車窓を見ながら色々思案するも、なかなか定まらず。そうしているうちに、太陽が対岸の江田島に隠れてしまいました。地図を検索して調べてはいたものの、島影は想定外。途中の天応で降りるのがベストでした。しかしながら、呉到着後も諦めずに百貨店を抜けて港の方に歩き続けると、途中の渡り廊下から赤く染まった落陽をかすかに望むことができたのでした。報われた喜びに浸りながら、刻一刻と身を沈める太陽を撮影。かつての大軍港ということで手前に置かれた潜水艦が印象的でした。
・月光
今宵は満月。呉線から見る、月明かりに照らし出された海面。サンライズ出雲から見る、月光に煌く民家の屋根屋根。そういえば1年ほど前にはやぶさに惜別乗車したときも満月の夜でした。当時が思い出されると共に、あれからもう12回目の満月が巡って来たのかと、凛冽な光の中で感慨に耽っていたのでした。
写真
1枚目:早朝のはまかぜ(@東浜~居組)。
2枚目:昼下がりの駅にキハ120三兄弟が集合(@備後落合)。
3枚目:月下の瀬戸内海(@安芸幸崎~須波)。
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