晩夏の乗車行 1日目
晩夏の乗車行 1日目
晩夏の乗車行 1日目
にゃべす。氏と共に西へ行ってきました。今回は青春18きっぷを使った、乗り潰しがメインの乗車行。数々の未踏区間を走破する喜び、国鉄型気動車に揺られて車窓を眺める愉しみ、地域ごとに細やかに表情を変えてゆく沿線の風景、旅行の情景を美しく彩ってくれる天体の輝き、そういったものの魅力を再認識する、実に意義深い乗車行になったのではないかと思っています。

日記の形式は、色々考えたのですが、逐次的な叙述抒情からはいったん離れて、とりあえず最初に1日の行程をまとめることにします。そのうえで、今回の道中は車番以外は別段メモも取っていなかったので、記憶の糸を紡ぎ出しながら思ったことをぱらぱらと書き散らしていくという方針で進めようかと思います。

新百合ヶ丘2245 → 小田原2350
小田急小田原線1125デ 急行 3501

小田原031 → 大垣555
東海道本線9301M 快速ムーンライトながら クハ183 1023

大垣600 → 米原633
東海道本線203F 普通 クハ222-2076

米原650 → 敦賀737
北陸本線131M 普通 クモハ521-3

敦賀744 → 東舞鶴934
小浜線926M 普通 クモハ125-18

東舞鶴947 → 福知山1033
舞鶴線・山陰本線332M 普通 クモハ113 5305

福知山1121 → 和田山1201
山陰本線429M 普通 クモハ223-5503

和田山1203 → 寺前1255
播但線1232D 普通 キハ41 2005

寺前1259 → 姫路1342
播但線5638M 普通 クモハ102 3507

姫路1406 → 播州赤穂1438
山陽本線・赤穂線3453M 新快速 クモハ223-2042

播州赤穂1439 → 岡山1603
赤穂線・山陽本線1921M 普通 クハ115 305

岡山1628 → 津山1759
津山線956D 普通 キハ47 142

津山1807 → 智頭1935(+18)
姫新線・因美線688D 普通 キハ120-330

智頭1954 → 鳥取2038
因美線660D 普通 キハ47 14

播但線
陽だまりの谷をゆくキハ40がなかなか乙でした。回転数が上がりながらも速度の出ない様子や、鉄路をズシズシと傷めつけながら進むようなジョイント音もまた一興といったところ。

赤穂線
既乗区間とはいえ、当時の記憶はなし。単なる山陽本線の迂回路という認識しかなかったものの、瀬戸内海沿岸の町々をなぞっていく様が味を醸し出していた感があります。とくに、工業地帯の様子や、日生での港の風景が印象的でありました。昼下がりのわずかな睡眠がまた何とも心地よい。

津山線
一度乗ったことはあるものの、赤穂線と同じくやはり当時の記憶はなし。今回改めて丁寧に車窓を眺めてみると、旭川に沿いつつ岡山県の内陸へ北上するこの線の特色が見て取れた感があります。崖に寄り添いながら渓谷を遡ったかと思えば、原風景的な水田と木造住宅が車窓に現れたりして、変化に富むと共に、実に味わい深くもある路線でした。

因美線
夕陽を背にして小都市津山を去るのはどこか侘しい感じ。多くの学生を乗せて、夜の帳が下りてゆく中、だんだんと山間部へと分け入って鳥取に至る因美線。そして線路を走るシカww 対向列車が遅れているということで、途中の美作加茂で予想外の長停に出くわしたのも良い思い出。寒々しい空の下にエンジン音を響かせてぽつんと佇む小さなキハ120も、この路線にちょうど良い姿です。智頭から鳥取までは未更新のキハ47に揺られ、ついに日本海側へ。

鳥取
金曜の夜だというのに駅前は異様に静かで、少し離れたささやかな繁華街にようやく居酒屋が出てくるといったふうな鳥取の夜。山陰本線のコンクリートの高架もどこか冷たい雰囲気です。夕食後、鳥取ではまかぜ5号の到着を出迎えて今日は終幕。

写真
1枚目:183系特急の並び(@福知山)。
2枚目:黄昏の小駅で長停する因美線普通列車(@美作加茂)。
3枚目:夜遅くに到着する最終はまかぜ(@鳥取)。

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