秩父鉄道鉱石列車 Part 3
2009年4月23日 鉄道と旅行
そういえば言及するのを忘れてましたが、鉄道博物館開館記念と称して秩父鉄道1000系は一部の編成がカナリア、ウグイス、オレンジバーミリオン、スカイブルーの各一色に2年前に塗装変更がなされていたわけですが、今日は移動の際に全色を拝むことが出来たのでした。編成表記も従来とは異なり、運転室右側に札を下げるというJR式のものが採用されていて、かつての国電101系を彷彿させようという意図が感じられます。しかしまぁ国鉄や大手私鉄の中古車両がここまで永く活躍しているというのはなかなか凄い話です。ただし1000系は置換も進むようで、先日は東急から譲り受けた8500系が7000系として稼働を開始した模様。
・@浦山口~影森
影森で降り、3年前に訪れたことのある三ノ輪鉱業所の引込線付近へ。本線は大きくカーブするのでここで上りのSLを狙うとします。逆光は仕方無い・・・晴れの日というのは順光側では大変に満足がいくわけですが、全列車のおよそ半分に当たる逆光側の列車は犠牲になっているといえるでしょう。逆に曇りの日は、どちら側も無難に撮れるということですね。さて、SLはノロノロと通過していきました。これくらい遅いと随分撮り易いです。
・@上長瀞
SL撮影後は、石灰石の採掘で植生の剥がれ落ちた武甲山を横目に影森に戻り、上長瀞へ移動。今日はかなりあちこち動いてる感じですね。上長瀞では駅近くの踏切で下り7205レの通過を撮影しました。
・@親鼻~上長瀞
今日のクライマックスは鉄橋の俯瞰撮影。登り口を探すのに若干手間取りましたが、以前と同じ要領で木につかまりつつ、這いつくばりながら急斜面を登っていきます。誤って朽木につかまるとそこが折れるわけですが、内部に大量の虫が巣食っていたのには閉口。クモの巣も厄介ですが、何とか登り切りました。苦労なくしては俯瞰は得られないものです。細い尾根伝いに歩いていくとやがて景色が開けるのですが、以前訪れたときとは展望の良さが段違いで、というのは、崖崩れの対策工事として岩肌の全面に金網が張られる際にだいぶ崖上の樹木が伐採されたらしく、まるで展望台のような様相を呈していたのでした。しかし崖は崖なわけで、数歩踏み出せば確実に死んでしまいます。景色が開けたからこそ、恐怖も倍増。それがまた面白いですね。
ここで撮影するのは7305レと7206レ。シルエット狙いでいきます。こんもりと積まれた石灰石が写る分、上りの7206レの方が本命といえるでしょう。鉄橋付近だけを横構図で切り取るのも有りだったのですが、ここは無難に縦構図で遠くの山並みも入れて撮ってみました。もっと日が西に傾いて夕焼けっぽくなると良いかもしれません。あとは慎重に斜面を降り、親鼻駅へ戻ります。
・@親鼻
ダイヤ上では7405レと7306レが交換するようなのですが、前者は来ませんでした。後者の方は丁度良い位置に停車してくれたので、まったり撮影。下りの電車と交換していきました。これにて長かった撮影も終了ですね。夕日を受けた石灰石の山が綺麗でした。
そして帰宅です。充実した一日でありました。
写真
1枚目:鉄橋を渡る鉱石列車のシルエット(@親鼻~上長瀞)。
2枚目:親鼻に停車した鉱石列車(@親鼻)。
3枚目:夕刻の風景(@親鼻)。
1521文字
・@浦山口~影森
影森で降り、3年前に訪れたことのある三ノ輪鉱業所の引込線付近へ。本線は大きくカーブするのでここで上りのSLを狙うとします。逆光は仕方無い・・・晴れの日というのは順光側では大変に満足がいくわけですが、全列車のおよそ半分に当たる逆光側の列車は犠牲になっているといえるでしょう。逆に曇りの日は、どちら側も無難に撮れるということですね。さて、SLはノロノロと通過していきました。これくらい遅いと随分撮り易いです。
・@上長瀞
SL撮影後は、石灰石の採掘で植生の剥がれ落ちた武甲山を横目に影森に戻り、上長瀞へ移動。今日はかなりあちこち動いてる感じですね。上長瀞では駅近くの踏切で下り7205レの通過を撮影しました。
・@親鼻~上長瀞
今日のクライマックスは鉄橋の俯瞰撮影。登り口を探すのに若干手間取りましたが、以前と同じ要領で木につかまりつつ、這いつくばりながら急斜面を登っていきます。誤って朽木につかまるとそこが折れるわけですが、内部に大量の虫が巣食っていたのには閉口。クモの巣も厄介ですが、何とか登り切りました。苦労なくしては俯瞰は得られないものです。細い尾根伝いに歩いていくとやがて景色が開けるのですが、以前訪れたときとは展望の良さが段違いで、というのは、崖崩れの対策工事として岩肌の全面に金網が張られる際にだいぶ崖上の樹木が伐採されたらしく、まるで展望台のような様相を呈していたのでした。しかし崖は崖なわけで、数歩踏み出せば確実に死んでしまいます。景色が開けたからこそ、恐怖も倍増。それがまた面白いですね。
ここで撮影するのは7305レと7206レ。シルエット狙いでいきます。こんもりと積まれた石灰石が写る分、上りの7206レの方が本命といえるでしょう。鉄橋付近だけを横構図で切り取るのも有りだったのですが、ここは無難に縦構図で遠くの山並みも入れて撮ってみました。もっと日が西に傾いて夕焼けっぽくなると良いかもしれません。あとは慎重に斜面を降り、親鼻駅へ戻ります。
・@親鼻
ダイヤ上では7405レと7306レが交換するようなのですが、前者は来ませんでした。後者の方は丁度良い位置に停車してくれたので、まったり撮影。下りの電車と交換していきました。これにて長かった撮影も終了ですね。夕日を受けた石灰石の山が綺麗でした。
そして帰宅です。充実した一日でありました。
写真
1枚目:鉄橋を渡る鉱石列車のシルエット(@親鼻~上長瀞)。
2枚目:親鼻に停車した鉱石列車(@親鼻)。
3枚目:夕刻の風景(@親鼻)。
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