早春の大糸線 Part 3
2009年3月15日 鉄道と旅行@小滝~根知山を下りる。姫川の河原をぶらぶらしたり、「黒部川電力 姫川第六発電所」を背景に入れることのできる撮影地を下見したり、次の429Dまでかなり暇である。西側の山間には明星山がのぞく。今日は天気が良くて何より。午前中ならば、河原に降りこの明星山を背景に据えて、橋梁を渡る列車を撮ることもできたのだが、今は完全な逆光となってしまう。日差しが強く鼻水もひどいので、とりあえず日陰に入って休憩する。国道の大正橋で姫川に合流する小滝川は、上流にヒスイの原石を産するという。景色は良いのだが、花粉は私の鼻腔を蝕んでゆく。鼻のかみすぎで鼻血が出て色々と大変である。がしかし、せっかくここまで来たのだから、そろそろ河原に下りて429Dを狙うことにしよう。
水際に近づき、大きい石に腰かけ縦構図で橋梁を捉える。手前に姫川の流れも入れてみる。先ほどに比べれば日は西に傾いたようで、列車の正面には光は当たらなさそうである。やがて、糸魚川行の429Dが小滝を発車し、夕方の姫川を渡ってゆく。国鉄色が美しい。すぐに撮影地を移動し、下見した発電所を望む場所へ。今の429Dと根知で交換してくる432Dをやはり後追いで撮影する。列車側面にしか光が当たらないが、日陰とはいえ一応発電所は入ったし、無理矢理かもしれないが左奥には雪山も入れることができた。大糸線らしい写真が手軽に撮れる場所といえる。ただ、曇りの日に訪れるべきかもしれない。
小滝付近での撮影はこれにて一通り終了である。列車は行ったばかりなので、隣の根知まで国道を歩くことにする。
写真(@小滝~根知)
1枚目:夕方の姫川を渡る糸魚川行。国鉄色が夕日に映える。
2枚目:小滝にさしかかる南小谷行。大糸線沿線には水力発電所が点在する。
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