石巻線の貨物列車 Part 6
2008年4月3日 鉄道と旅行
帰りは国道を経由して山を越え、前谷地側へと戻ります。石巻線と並走するこの108号線はなかなか交通量が多く、重要な道路として機能しているようです。石巻線自体も、現に多くの貨物列車が行き交っているように、本線と石巻港とを結ぶ貨物路線として大きな役割を担っていると言えそうですね。
ここで、神奈川から来たという年配の方にお会いしました。その方としばらく談笑。既に定年退職され今は悠々自適に撮影を楽しんでいらっしゃるとのことで、石巻線を訪れるのは実に蒸気機関車が消えて以来だそうです。同じく貨物列車を狙って来たそうで、昨日はダイヤが乱れていてやはりひどく苦労したとのこと。そして、私は1652レの進入を撮影するべく前谷地駅へと戻りました。
11時23分、定刻に1652レはホームに滑り込んで来ました。跨線橋は両側とも窓が開きますので、そこから見下ろす形で一連の交換風景を撮影します。前谷地から涌谷方面へは3kmあまり直線の線路が続いているので、1.5kmほど先にある鳥谷坂トンネルの入り口もはっきりと見通すことが出来、なかなか奥行きのある画面となります。煙突からはゆらゆらと霞んだ煙が吐き出される中、遠くのトンネルには女川行の普通列車が現れました。やがて駅のそばにある踏切が下がり、列車が進入してきます。貨物列車と普通列車の何気ない交換風景、日常の中に絶妙に溶け込んだこの姿こそ、また何ともいえない味わいがあると思うのです。
その後駅を出て、踏切付近から停車中の1652レをしばらく撮影。国鉄色に劣るのは認めざるを得ませんが、更新色は更新色で貨物機らしい風情が出ていると思います。銘板を見ると、1120号機は1971年汽車會社製の機関車でした。もうそろそろ40年目が見えてきたといったところでしょうか。いずれにしろ、地味ながら活躍を続けるDE10の姿はなかなか良いものです。
その後再び撮影地を移動。なかなか忙しいですね。トンネル付近で先ほどの方と落ち合い、前谷地を発車してきた1652レを撮影し、午前中はひとまず終了と相成りました。やはり単機は予想外だったとのことです。それに単機というのは上手に撮るのも案外難しいので、なかなか厄介なものであります。
写真:石巻線1652レ・1635D@前谷地
貨物と普通が交換。
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・@前谷地〜涌谷昨日風に耐えに耐え抜いた前谷地の直線へと戻ってきました。上りの1630Dを鳥谷坂トンネルの踏切で適当に見送った後、のんびりと農道を戻ります。ダイヤグラムを見ればよく分かりますが、10時過ぎから11時頃までのこの時間帯はダイヤの空白となっています。それゆえに、暇となるわけですね。
ここで、神奈川から来たという年配の方にお会いしました。その方としばらく談笑。既に定年退職され今は悠々自適に撮影を楽しんでいらっしゃるとのことで、石巻線を訪れるのは実に蒸気機関車が消えて以来だそうです。同じく貨物列車を狙って来たそうで、昨日はダイヤが乱れていてやはりひどく苦労したとのこと。そして、私は1652レの進入を撮影するべく前谷地駅へと戻りました。
・@前谷地上りの1632Dを追ってやって来る1652レは、前谷地で女川行1635Dと交換した後もさらに20分ほど停まり、今度は下りの655レと交換するというダイヤになっています。つまり貨物列車同士の交換というわけです。「列車交換の撮影は贅沢」と先ほどの方もおっしゃっていましたが、確かに2本の列車をいっぺんに撮影することになるわけですから、至極当然です。石巻線を訪れるのは初めてということもあって、今回は出来るだけ多くの枚数をおさめたかったので、1652レの進入を撮影した後急いで先ほどの直線の撮影地へと引き返し、下りの655レを撮影、さらに撮影後はトンネル寄りに移動し、前谷地を発車してくる1652レを撮るという計画を立てたのでした。
11時23分、定刻に1652レはホームに滑り込んで来ました。跨線橋は両側とも窓が開きますので、そこから見下ろす形で一連の交換風景を撮影します。前谷地から涌谷方面へは3kmあまり直線の線路が続いているので、1.5kmほど先にある鳥谷坂トンネルの入り口もはっきりと見通すことが出来、なかなか奥行きのある画面となります。煙突からはゆらゆらと霞んだ煙が吐き出される中、遠くのトンネルには女川行の普通列車が現れました。やがて駅のそばにある踏切が下がり、列車が進入してきます。貨物列車と普通列車の何気ない交換風景、日常の中に絶妙に溶け込んだこの姿こそ、また何ともいえない味わいがあると思うのです。
その後駅を出て、踏切付近から停車中の1652レをしばらく撮影。国鉄色に劣るのは認めざるを得ませんが、更新色は更新色で貨物機らしい風情が出ていると思います。銘板を見ると、1120号機は1971年汽車會社製の機関車でした。もうそろそろ40年目が見えてきたといったところでしょうか。いずれにしろ、地味ながら活躍を続けるDE10の姿はなかなか良いものです。
・@前谷地〜涌谷小走りで農道に戻って来ると、今度は655レの撮影です。こちらは国鉄色なので期待を膨らませていたのですが、トンネルから現れたのは何と1642号機の単機。てっきりコキを連ねてくると思っていましたので、残念な限りです( ´・ω・`)
その後再び撮影地を移動。なかなか忙しいですね。トンネル付近で先ほどの方と落ち合い、前谷地を発車してきた1652レを撮影し、午前中はひとまず終了と相成りました。やはり単機は予想外だったとのことです。それに単機というのは上手に撮るのも案外難しいので、なかなか厄介なものであります。
写真:石巻線1652レ・1635D@前谷地
貨物と普通が交換。
1701文字
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