パターン形成 その5
さて、実験最終日です。とはいえ、もしかしたら発色してるかもという儚い希望を持ちながら15時半頃に胚の様子を確認しに訪れたといえばそれまでの話。で、結果、チューブの外側から見たところによるとうっすら色がついているような気がしないでもないのですが、顕微鏡で見てもやはり発色は確認できませんでした。

( ´・ω・`)

何て言うか、まことに残念。イ中里氏の凹み具合もなかなかでしたが、毎年この実験を行ってきて全班とも結果が出ないというのはどうやら初めてらしいです。彼が指摘するは、我々の操作技量ではなく、3日目から4日目にかけて保温を行っていたインキュベータ。4日目の朝に見てみたら、60℃に設定しておいたはずが、夏場のためか数度上がった65℃くらいになっていたのでもしやそれが原因ではとのことですが、やはり定かではないというのが現状。チューブのフタの裏側に不用意に触れたことからヌクレアーゼの反応が進んでしまったとも考えられるし、あるいは別なる原因があるかもしれません。

まぁ4日間通ったにもかかわらず結果が出てこないというのは確かに虚しいのですが、今回のin situ ハイブリダイゼーションは卒業研究の時に行う全く同様な実験のいわば練習という位置づけでもあるわけで、そう捉えるなら全く実りの無いものだったというわけでもないでしょう。向後に生かしたいところです。無論、我々の班はまともなプローブの作成も課題ですね。

ということで5日間(実質4.3日間くらいかw)に及ぶ実験は終了。下手に家でゴロゴロしてるよりははるかに充実してたように思うので、実に良かったというのが純粋な感想です。

写真:EF65 1038@八丁畷
単1791レで戻って来た1038号機。原型を良く留める人気の機関車です。

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